アメリカの陸軍士官学校の枕投げ大会がカオスすぎると話題になっている。
https://youtu.be/UOMb2FOwIgM
米ニューヨーク州ウェストポイントにある陸軍士官学校で、毎年「枕投げ大会」が開催されている。新入生たちが企画・実施する同大会は、厳しい夏季訓練の締めくくりであり、ストレスを解消しつつ学級の団結力を高めることを目的としているという。
しかし、今年の8月20日に行われた枕投げ大会は例年と様子が違っていた。なんと数人の学生がヘルメットと思われる固い物体を入れた枕を使用したため、流血沙汰に発展してしまったのだ。
大会の動画には、広場のような場所で大勢の学生たちが枕をブンブンと振り回しながら殴り合っている様子が映っている。野太い歓声とけたたましい笛の音が響く、すさまじい熱狂ぶりだ。
例年、ヘルメットの着用などを推奨して負傷者を出さないための措置を取ってきたそうだが、今年の新入生はヘルメットを着用しないどころか、枕の中に詰めて武器として使用。唇を切って出血、骨折、肩の脱臼、意識不明など、笑って済まされないレベルのケガ人が続出し、最終的に脳しんとうを起こした24人を含め、30人の負傷者を出したようだ。
ある学生によると、意識不明になった1人は救急車で運ばれ、まだ復帰していないとか。しかし、同校スポークスマンのクリストファー・カスカル大佐は「全員が任務復帰している」とコメント。後日、新入生たちの流血した顔や血で染まった枕の写真がTwitterにアップされていた...。
West Point cadets end up in hospital as annual pillow fight turns nasty http://t.co/6mVtUH92jS pic.twitter.com/CmDZ8apeMH
- Daily Mail US (@DailyMail) 2015, 9月 5
学校側は学生たちの負傷原因については適切な調査を続けていくそうだが、今後もこの恒例行事を中止する予定はないという。
この(一応)由緒正しき士官学校の伝統的なイベントに対し、ネット上では
「これが未来の陸軍リーダーたちだよ!」「アメリカに幸あれ!」「なんて馬鹿らしい伝統なの!」
「刑務所の暴動みたいに見える」と、やはり将来への不安を感じずにはいられない人も多いようだ。
【参照リンク】
・Broken bones, dislocated shoulders and cadets taken away in an ambulance: 30 West Point students injured as annual PILLOW FIGHT turns nasty
http://www.dailymail.co.uk/
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