飼い主の虐待から逃れ、不屈の闘志で新たな一歩を踏み出すワンコのCMが話題だ。
https://youtu.be/tTHONb_SO7E
短かすぎる鎖につながれ、歩くのもままならないワンコ。毛並みもボサボサで、飼い主から愛情を全く与えられていないのがわかる。さらに家の中から聞こえてくるのは口論ばかり。やがて我慢が限界に達したワンコは「もうこんなのは嫌だ!」とばかりに鎖を引きちぎり、新天地を求めて歩きはじめるのだった。
自由を手にし、「At first I was afraid, I was petrified(最初はおびえていた 茫然としていたんだ)」とつぶやきはじめるワンコ。メロディでピンときた人もいるかもしれないが、実はグロリア・ゲイナーの1978年の大ヒット曲「I Will Survive(邦題:恋のサバイバル、直訳:生き抜いてやる)」の歌詞である。
ひどい飼い主のもとを去り、「自分を愛してくれる他の誰かのために この愛をとっておく」と続けるワンコ。周りには同じ境遇から逃げ出してきた犬たちが。そうして新たに出会ったのが、自分を愛してくれる新たな飼い主だった...。そして「何としてでも 生き延びてやる」という声と共に、<Blue Cross>というイギリスの動物保護団体のロゴが現れ、CMは終わる。この団体は昨年だけで、ホームレス状態だった3万5,000匹以上のペットを救ったそうだ。
<Blue Cross>のHPには、CMに出てくるバクスター君の"コメント"も掲載されている。CM同様、以前の飼い主からは愛情をもらえなかったが、今の飼い主はとても献身的だというバクスター君。だが悲惨な境遇の犬は他にもたくさんいるので、(人間からの)支援が必要だと訴えている。このCMを見た人からは
「胸が痛い」
「(ペットショップで)買うのではなく(保護施設などから)引き取るべきだ!」
「かなり強烈なメッセージだ」
など、高い評価と共感の声が多く寄せられている。
【参照リンク】
・"I Will Survive" - A Brave Dog's Story Of Escaping From Abusive Owner That Will Touch Your Heart - 9GAG.tv
http://9gag.com/tv/p/adYG3j/i-will-survive-a-brave-dog-s-story?ref=tcl