サッカーのリフティングなど、ボールの扱いのみに特化したフリースタイル(試合中には通常行わない、ゲームとは独立した演技)が独自の進化を遂げたように、格闘技テコンドーにもフリースタイルが存在する。そんな世界中のテコンドー・フリースタイルの猛者が集まった大会が韓国のソウルで開催された。
https://youtu.be/0nATY6kJvI8
板を破る高さや角度、回転などの凄さを競うフリースタイルのテコンドーはまさに映画『少林サッカー』のような世界。16人の参加メンバーは、テコンドーだけでなく空手、カポエラ、カンフー、体操やダンスといった他分野からも参加したエリートアスリートばかり。
生身の人間の跳躍力だけで、凄まじい高さの板を次々と叩き割る。回転を加えながらの演舞はさすがの見応え。大概、「実戦向きではない」と言われるフリースタイルの技術だが、その勢いのある動きから、「実戦で顔面に入れられたら、『瞬殺』ということも有り得るのでは?」と思うような華麗な技の数々だ。