映画情報サイト<SCREEN RANT>が「お気に入りの映画に隠されていたメッセージ10」なる動画を公開。あの人気作や名作に、意外なメッセージや小ネタが隠されていたようだ。
https://youtu.be/_3rxdqBXKx4
『アイアンマン』(2008年)
トニー・スタークの秘書ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)が、悪役オバディア・ステイン(ジェフ・ブリッジス)とテロ組織との武器取引の証拠を探そうと、パソコンに残されているデータを密かに調べるシーン。そこで"リボウスキ"という名の船に武器を積載した証拠を記した書類が見つかる。
...そう、この船名はブリッジスが『ビッグ・リボウスキ』(1998年)で演じた"デュード"ことジェフリー・リボウスキに由来している。さらに、積荷目録書類のバーコードにも"DUDE"と記載されており、あの名キャラクターへのリスペクトと遊び心が伝わってくる。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
(マーベル世界での)第二次世界大戦が描かれる同作では、秘密結社ヒドラ(HYDRA)と親玉レッド・スカルが脅威的な存在として登場する。彼らはアドルフ・ヒットラーさえも軽視しており、「総統が超常的な物体を探している間に真の研究を進める」と主張。このくだりは、同作の監督ジョー・ジョンストン監督がかつて特殊効果/美術を担当した『レイダース/失われたアーク』(1981年)へのオマージュだ。
『ジュラシック・パーク』(1993年)
科学者たちはユニークな方法で恐竜を繁殖させるが、のちに自分たちで恐竜を育てることの危険性を知る。イアン・マルコム博士は「メスの恐竜だけを繁殖させるのは永久には続かない」と警告するが、すでにアラン・グラント博士がその理論を証明していた。
物語の舞台となるイスラ・ヌブラル島に向かう飛行機で、グラント博士はシートベルトがうまく着用できずに苦戦する。それは同じ型(いわゆるメス側)のシートベルト同士を組み合わせようとしていたからだ。結局、グラント博士はシートベルトを縛って結ぶという独自の解決法を生み出す。のちに母なる自然も、同様に独自の解決法を生み出すのだという。
『ターミネーター2』(1991年)
同作の主題歌は、ガンズ・アンド・ローゼズの「You Could Be Mine」。ジェームズ・キャメロン監督はガンズを考慮して映画を製作したとは認めていないが、劇中でジョン・コナー(エドワード・ファーロング)の親友が「L.A.ガンズ」(元ガンズ・アンド・ローゼズのトレイシー・ガンズが結成したバンド)のTシャツを着て登場する。さらに、ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)の登場シーンでも、箱から"銃"を取り出すと"薔薇"が床に落ちるなど、ガンズを意識したとしか思えないモチーフが散りばめられている。
他にも多くの映画が取り上げられているが、日本人にはいささか難解なものが多いようだ。これが全て分かれば、ハリウッド映画が何倍も楽しめるかも?