移籍マーケットのクローズ間際にドイツ・ブンデスリーガ、フランクフルトから、スペイン、エイバルへ電撃移籍した乾貴士が、ついに第5節のレバンテ戦でリーガデビューし、いきなりセンーセーショナルなアシストで存在感を見せつけた。
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乾は開始直後の9分、ゴール前左サイドに猛スピードで駆け上がり2点目をアシスト。相手のマークを完全に振り切り持ち味を見せた。
2-2のドローで終わった試合だが、スペインのメディアも、マルカは「乾はラ・リーガでのセンセーショナルなプレーを見せた。日本の魔法がスペインにやってきた」、アスは「レバンテのフェダルを完全に置き去りに」など好意的に伝えている。その他にも「高いスキル溢れるドリブル」「至るところに顔を出すしつこさ」など、ドイツで好調な時の乾の論評で見られる言葉が並び、万全のコンディションでリーガ・デビューを飾れたことが伺える。
ネット上でも「素晴らしい実力の選手だというのは聞いている」「練習でもいいパフォーマンスを見せてきている。専属通訳がついてからは好調だ」「適応にどれだけ時間がかかるかだね、プレシーズンに参加できなかったのは残念だ」と乾のお手並み拝見という雰囲気だったのが、前述のアシストで評価は大きく変わり「素晴らしい」「ティキタカからの見事なプレー」など大絶賛。
フランクフルト時代から指摘されていたのは「ハマると独創的でチャレンジングだが、調子が悪いと軽率なボールロストという紙一重の選手」という評価。今回の試合では乾貴士の良い部分がでたが、今後の厳しいリーグ戦で安定してスペインサッカーの水に馴染めるかが成功の鍵となる。これまで、 城彰二に始まり西澤明訓、大久保嘉人、中村俊輔、 家長昭博、ハーフナーマイクと代表級の選手が挑戦しつつも成功をつかむことができなかったスペインリーグ。リーガ・エスパニョーラ1部プリメーラの8人目の選手となった乾の活躍に期待したいところだ。