仮面ライダーの新シリーズ『仮面ライダーゴースト』が10月4日よりスタートした。仮面ライダーが宮本武蔵など死んだ偉人たちの力を借りて戦うというストーリーの斬新さも目を引くが、それ以上にとんでもないインパクトを与えたのが仙人役の竹中直人だ。
1話からいきなり主人公が死亡し、仮面ライダーゴーストになるという超展開や、目玉のおやじのような使い魔・ユルセンの声に人気声優の悠木碧(『魔法少女まどかマギカ』まどか役、『妖怪ウォッチ』未空イナホ役)の起用など、声優ファンまでもカバーする様々な要素を詰め込んだ新ライダー。しかし、始まってしまうとそれらがどうでもよくなってしまうほど、竹中直人のギットギトに濃いキャラクターが爆発。竹中は、ライダーベルトを持ってきた謎のおっさんこと仙人役を務める。
ネット上でも「竹中直人自由すぎるだろ」「竹中直人目当てに毎週見よう」「1話のハイライトは至近距離からのライダーキックと、大体何でもできる竹中直人だな」「ゴーストと竹中直人さんがトレンド入りしてる」「1話から竹中直人の竹中直人っぽさに持って行かれた」など、ゴーストや主人公そっちのけで「竹中直人」の名前が爆発。これが視聴者の正直な答えだろう。
確かに、前半からゴースト役の天空時タケルにベルトを授け、時に空中に顔アップ全体で浮かび上がり語りかける、さらに作業員のような姿で地上に現れるなど竹中直人節が全開。『のだめカンタービレ』でも外国人の大指揮者フランツ・フォン・シュトレーゼマンを演じ、見事にネジの外れた怪演を見せ、原作ファンからも「改悪だ!」といったクレームがほとんど起きなかったツワモノ。今後この調子で仮面ライダーゴーストを荒らしまくることが期待される。
前作『仮面ライダードライブ』も「ライダーなのにバイクじゃなくて車に乗ってる」「喋るライダーベルトの声を務めるクリス・ペプラーがいい声過ぎる」など容赦ないツッコミで1話から盛り上がったが、本作でも、主人公よりもかなり深い爪痕を残し過ぎてしまった竹中直人。1年経っても「竹中直人しか覚えていない」とならないかが唯一心配なところである。
https://youtu.be/i14L9CWBMG8
https://youtu.be/Dv_f5vOLawY
https://youtu.be/VOJucFVzrS4
■参照リンク
『仮面ライダーゴースト』公式サイト(毎週日曜あさ8時から放送中)
http://www.tv-asahi.co.jp/ghost/