ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、最新アルバム「クロスアイド・ハート」制作舞台裏で、これまでのキャリアや影響を受けた音楽などについて語り尽くすドキュメンタリー『キース・リチャーズ: アンダー・ザ・インフルエンス 』。その中から、キースのルーツに深く根づいているブルースとの出会いなどについてコメントしているシーン"俺の音楽"を一部紹介したいと思う。
https://youtu.be/fCS3AuVTCUs
幼いころからアメリカの音楽を聴いて育ったキース・リチャーズ。後に世界一のロックンロール・バンドのギタリストになる訳だが、そんな彼のロックの源流ともいえるブルースミュージックをこう語る「ブルースの多くの楽曲はケルト音楽のメロディに似ている」。
アフリカに起源を持つ黒人音楽であるブルースと、アイルランド、ウェールズ、スコットランドの伝統音楽であるケルト音楽。これら遠く離れた2つのルーツ音楽だが、共に迫害から逃れた人たちの魂に乗り、人から人へと受け継がれた数奇な音楽という共通点がある。
後にケルト音楽はアメリカに渡りカントリー・ミュージックのルーツとなる。そしてブルースと融合することでロックンロールに形を変えていくのだ。
キースが「骨にまで響いてきた」と回想する伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンの音楽に受けた強いインスピレーションと、彼の音楽に流れる血統のようなものを強く感じさせるシーンである。
■参照リンク
Netflix.com
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