■OB分析・試合ポイント③

佐野
「次の1点が非常に大きな意味を持つ試合展開ということで、真中監督は秋吉に交代して目先を変えたかったんだと思う。また、李の前の打席のホームランが頭に強く残っていたのでしょう。秋吉は結果が大事な場面で、最後はよく粘って松田を打ち取った」
本間
「アウトを一つ取ればいいので、李に対してはかなり慎重に攻めていた印象です。仮に四球でもまだ満塁。そこまで想定して秋吉、中村のバッテリーは配球していましたね」
副島
「松田の最終5球目はストレートがシュート回転して真ん中に入ってきた。中村は冷っとしたと思いますが、4球目の外角真っ直ぐが素晴らしかった。なので、残像がバッターにはあったのでしょう。いずれにしてもピンチを切り抜けたという意味でも、流れを引き寄せるには十分な継投でした」

「秋吉 亮」の他の動画を見る

「東京ヤクルト」の他の動画を見る


<OBプロフィール>

佐野 慈紀(さの・しげき)
球歴:松山商業高 近鉄 中日 米独立リーグ他
現役時代、大阪近鉄バファローズのセットアッパーとして活躍。中継ぎ投手としては、日本プロ野球史上初の1億円プレーヤーとなった。NPB通算353試合登板。"ピッカリ投法"のパフォーマンスでもお馴染み。現在はBCリーグ・石川の取締役。愛媛県出身。右投げ右打ち。投手。

本間 満(ほんま・みつる)
球歴:駒大岩見沢高 駒沢大 ダイエー・ソフトバンク
1994年ドラフト1位で福岡ダイエーホークスに入団。フットワークの軽さを活かした華麗な守備が魅力。内野ならどこでも守れる万能性に加え、代走でも、代打でも結果を残すスーパーサブとして活躍。2006年には、オールスターにも出場。北海道出身。右投げ左打ち。内野手。

副島 孔太(そえじま・こうた)
球歴:桐蔭学園高 法政大 ヤクルト オリックス
高校時代は1年先輩の高木大成、1年後輩の高橋由伸らとともに甲子園で活躍。大学でも名を鳴らし、96年のドラフト5位でヤクルトに入団。野村克也監督の下、バイプレイヤーとして活躍し、01年の日本シリーズでは第4戦で決勝弾を放って日本一に貢献。02年途中にオリックスに移籍。05年からは茨城ゴールデンゴールズの兼任コーチとして2年間プレー。確かな"野球頭脳"で選手にアドバイスを送る。東京都出身。右投げ左打ち。外野手。

この記事の動画を見る


■おすすめ記事
【日本S②選手採点】投打で盤石の横綱相撲でホークスが2連勝!「点は入らなかったが初回の攻撃が勢いをもたらせた(本間)」
【OB分析・日本S編】試合ポイント④鷹打線がダメ押し2得点!燕投手陣は好継投から一転、6回裏の続投が裏目に出た理由を考える
【OB分析・日本S編】試合ポイント③功を奏したヤクルトの石橋を叩く継投。5回裏の"短期決戦独特"の投手リレーを考える

RSS情報:http://news.aol.jp/2015/10/27/obtv_japanseries/