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ミスター・チルドレンの「抱きしめたい」にほとんど歌詞がそっくりという平浩二の歌う「ぬくもり」という曲が話題を呼んでいる。
2015年5月13日に発売されたというこの曲は、平浩二の「愛・佐世保」のカップリング曲で、作詞、沢久美、作曲、西つよりとクレジットがあるが、歌い出しの「出会った日と 同じように」と全く同じ、2節目も「霧雨けむる」(ミスチル)が「霧雨の降る」(平浩二)、「静かな夜」(ミスチル)が「かがやく夜」(平浩二)と微妙に違うが、続く「目を閉じれば 浮かんでくる あの日のままの二人」は全く同じ。
「人並みであふれた 街のショーウィンドウ」とその後もほぼそっくりで、さすがに「偶然に似てしまった」や「確かに似ているが、歌詞に対する考え方が全く似ている、全く似ていない」と言うにはかなり無理があるレベル。パクリというより「替え歌」ならぬ「替え曲」、もしくは別アレンジ、もしくはオルタネイティブ・ヴァージョンとでも呼ぼうか、とにかく「やってしまった」感が半端ない。
ネット上でも「マジで似てるなw」「全然違うメロディで『抱きしめたい』の歌詞を歌ってる」「ここまで堂々としてたら逆に聴いてみたい」「いくらなんでもまんますぎるww」、また中には「平浩二って無名の歌手がミスチルをパクった!?」との声もあるが、平浩二は72年の「バスストップ」の大ヒットなどでも知られる大御所。アニメファンには「復活のイデオン」「最強ロボ ダイオージャ」の「たいらいさお」のお兄さんと聞けば少しは親近感が湧くだろうか。
いずれにしても、5月に発売され7ヶ月もの間「抱きしめたい」に似ていることに誰も気づかなかったのは、カップリング曲だったことや、同じ歌手といってもファン層もジャンルも違ったことが原因だと思うが、ネットでこれだけ話題になったからには発売元も何らかの対応をせざるを得ないだろう。
さらにこのシングル「愛・佐世保」が平浩二キャリア初の作詞作曲で、故郷を歌うという記念作品だったこともあり、「平さんもデビュー45周年で初めて自ら作詞作曲した歌のカップング曲でこんなミソがつくとは思ってもみなかっただろうな」と同情の声も寄せられている。
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