1年前の辱めを忘れない!−−フランスのカップ戦でアマチュアチームが受けた、ある屈辱。それをバネに、カップ戦を勝ち上がり、借りを返すために行った、対戦相手に失礼すぎるシュートが話題となっている。
https://youtu.be/WXeiB1d0STc
それは、カップ戦第8ラウンド、USコンカルノー対シャトーブリアン戦で、コンカルノーのハーマン・コレが決めたシュート。場面は終了間際0-1のスコアで、シャトーブリアンのキーパーが前線まで攻撃参加するチーム全員でのパワープレイの場面だ。あっさりとコーナーキックが跳ね返され、ワントップで張っていたUSコンカルノーのハーマン・コレが飛び出し無人のゴール目掛けて駆け抜けて行く。
必死で戻るキーパーとコレ、一瞬並ぶものの最後は振り切られ後はゴールにボールを叩き込むだけ...だったのだがここで、コレはゴールラインすれすれにボールを置き、はいつくばってヘッドでコロリ。相手チームの選手もこの失礼極まりないナメたシュートパフォーマンスに対し、「あれは無いだろ」とあわや乱闘になりそうに......。
ただ、このシーン1年前の伏線があったのだ。2014年5月に行われた同じカップ戦でのスタッド・レンヌとでのUSコンカルノー戦。同じようにコンカルノー側が、相手のレンヌのFWポール=ジョルジュ・エンテプに這いつくばってゴロリとゴールされる側になっていたのだ。
今回の試合で勝利したコンカルノーは、なんと来年の次のラウンドで、その因縁のスタッド・レンヌと奇しくも再戦が決定!今回の「這いつくばってのヘッド」は次の相手への殺伐とした「リベンジの誓い」ともとれるメッセージだったのだ。そんなリベンジのストーリーがフランスで話題沸騰となっている。
再び蒸し返されたこの2つのチームの因縁。このプロレス的な展開嫌いじゃないが、USコンカルノーは4部のアマチュアチーム、対するスタッド・レンヌはリーグアンの1部プロチーム。どう考えても分が悪い。
前述のエンテプのゴールの件は、当時試合後にも大論争になり、味方サポーターからも「勝利は嬉しいが恥ずべき行為」と批判されただけに、今回の別の対戦相手への「事前報復」パフォーマンス、「大人げない」との意見もあり、威勢よくやっちまったコンカルノーにとって、この行為が吉と出るか凶と出るか見ものである。
しかし第三者的な目線では、因縁はさておき関係ない試合で好き放題やられたシャトーブリアンがちょっと可愛そうではある。やられたらやり返すではなく、出来れば対戦相手には最大のリスペクトを払い、直接対決でギャフンと言わせて欲しかった。いずれにしてもプロとアマの「絶対に負けられない試合」は大注目である。
https://vine.co/v/MX3Ar6zMdZP
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