アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上、最も偉大で最も不可能な救出ミッションとして語り継がれている「ペンドルトン号の救出劇」。その驚くべき真実の物語を描いた感動のドラマチック・アクション『ザ・ブリザード』が2月27日(土)より公開される。


最大規模のブリザードによって、二つに裂けた巨大タンカー。本作は、そこに残された生存者32人の救出に、"沿岸警備隊が定員12人の木製の小型救助艇"で挑んだ奇跡の実話だ。この救出劇を果たせたのには、男たちの見せた勇気、冷静、謙虚があった。その "不可能を可能にする極意"をグレイグ・ギレスピー監督とクリス・パインが明かした。

まず1つ目は、他者の命を優先し、"不可能"にためらわない勇気である。監督グレイグ・ギレスピーは、「男たちが本当に素晴らしいのは、彼らはこういう責任という重荷を背負っても、ためらわないことだよ。自分たちの命より、他の人たちの命を先に考える。それは本当に勇気のあることだ」と、語っている。危険を顧みず、荒れ狂う海へ向かうバーニーも、助けが来る見込みもない状況で船員の命をつなごうと尽力するシーバートも、"ためらわない勇気"を持っている。その勇気こそが、奇跡を起こす第一歩になるのだ。


2つ目は、職人気質で"自分たちの仕事をやるだけ"という冷静さである。グレイグ・ギレスピー監督は、この実話のシンプルさに価値を見い出し、オファーを引き受けたほどだ。「これは、仕事を持つ男たちの話であり、彼らのこの日の仕事が、たまたま窮地に乗り込んで行くものだったというだけのことなんだ。栄誉のためにやったわけでもなければ、そこには自己顕示欲や出世欲のようなものもまるでなかった。単にこの男たちは、自分たちの仕事をやっただけなんだよ」と説明している。栄誉や欲にとらわれない冷静さが、困難に立ち向かう力を高めていくのである。

そして3つ目に、成し遂げた偉業にも謙虚であること。1952年の救出劇に深くかかわった2名が撮影現場を訪れた際、彼らと言葉を交わしたクリス・パインは、「2人はとても謙虚で、『あの夜、それが僕らの仕事だったからね』と、とても淡々としている。彼らは栄誉を称えられた時にも、ただ肩をすくめただけだったんだ。僕はそういう事もなげな淡々としたところが大好きだ。演技を行う上で強い手助けになったよ」と明かした。その言葉どおり、劇中ではどんなピンチでも冷静にまじめに向き合っているバーニーの姿が描かれている。そんな彼に周囲の人々は次第に引き寄せられていくのだ。


本作で描かれる不可能に立ち向かった男たちの姿。彼らの"勇気"、"意識"、"謙虚"を知りながら、時代を超えたその"男気"をスクリーンの大迫力で感じて欲しい。

『ザ・ブリザード』は2月27日(土)全国ロードショー

https://youtu.be/hsisyHyWjaE


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■参照リンク
『ザ・ブリザード』公式サイト
disney.co.jp/movie/bzd

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