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放送禁止用語に脚本流出、警察ボイコットまで!タランティーノ最新作『ヘイトフル・エイト』にまつわる5つの「ムカつく騒動」とは?
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放送禁止用語に脚本流出、警察ボイコットまで!タランティーノ最新作『ヘイトフル・エイト』にまつわる5つの「ムカつく騒動」とは?

2016-02-13 18:30

    全世界待望のクエンティン・タランティーノ長編第8作『ヘイトフル・エイト』が、2月27日(土)より全国公開される。タランティーノ初の本格密室ミステリーである本作の舞台は山の上のロッジ、登場人物は吹雪でロッジに足止めを食らい一夜をともにすることとなったワケありの7人の男と1人の女だ。そこで起こる殺人事件。ぶつかり合う「嘘」と「嘘」、やがて浮かび上がる予想外の「真相」―。生き残るのは誰だ!?オープニングから気を緩めることのできない、すべての会話と視線、何気ない身振りに仕掛けられた巧妙かつ緻密な伏線。タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクション満載の、かつてない謎解きを見破ることはできるのか!?と製作前も製作後も公開後も騒動ばかりが起こっている本作だが、この度、本作にまつわる "ヘイトフルな騒動"を総まとめした。



    ■ヘイトフルな騒動その① 脚本流出

    出来上がったばかりの脚本を、本作にも出演するマイケル・マドセン、ティム・ロス、ブルース・ダーンとそれぞれのエージェントに見せたというタランティーノ。しかしその後、関係のないエージェントから売り込みが入り始め、脚本が流出したことに気付いたという。これに激怒したタランティーノは、本作の製作中止を発表。しかし、その後実施した同作の朗読会が大好評を博し、無事映画化が決定した。本件に関して事実はまだ明らかになっていないが、インタビューでタランティーノが、"ティムの可能性はなく、流出させたのは、マドセンかダーンか、どちらかのエージェントだ"と発言。マドセンもダーンも映画に出演していることからこの二人はシロ?!


    ■ヘイトフルな騒動その② 全米警察ボイコット

    警察が誤って一般市民を射殺する事件が続いていることを受けて、本作公開前の10月24日にニューヨークで行われたデモ「Rise Up October」に参加し、警察を批判したタランティーノ。その批判を受けて全米警察官協会のトップが激怒し、タランティーノの作品をボイコットする声明を発表!しかし、そんな脅しにはのらないタランティーノは、"声明を発表しているのは代弁者であって実際の警察ではない。警察の中には僕のファンがたくさんいる"と余裕の一言で一蹴している。


    ■ヘイトフルな騒動その③ ハリウッドの殿堂で放送禁止用語

    2015年12月21日にハリウッドの殿堂入りを果たしたタランティーノ。同式典には、タランティーノ作品の常連で、本作にも出演するサミュエル・L・ジャクソンほか本作のキャスト陣らが駆けつけ祝福を受けた。しかし、同劇場に飾られる手形と足型に「f**k you」と刻まれた靴で足型をコンクリートに取ったことで祝福にきた出演者たちやその場に居合わせたファンたちは騒然......。同劇場がこの言葉を記したまま劇場外に展示するのかは今のところまだ分かっていないという。


    ■ヘイトフルな騒動その④ 『スター・ウォーズ』に上映劇場奪われる

    ハリウッドにある有名な映画館シネラマドームで、昨年12月25日から2週間独占で70mmフィルムの公開を予定していた本作。しかし、昨年12月18日より世界一斉で公開した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がホリデーシーズンにわたって同所で上映することが決定したことでタランティーノが激怒。ラジオ番組で"ディズニーが劇場を脅して奪った!"とまくし立てた。70mmフィルムのプロジェクターを持つ同劇場で上映することはロサンゼルスで育ったタランティーノにとっては特別な意味をもっており、それはシネラマドームのロゴを本作のオープニングクレジットに付けるほど。結局100の劇場での限定公開が決定したが、タランティーノとしてはトホホな結果に......。


    ■ヘイトフルな騒動その⑤ 名作曲家の受賞歴間違えて炎上

    本年第73回ゴールデン・グローブ賞で見事<作曲賞(エンニオ・モリコーネ)>を受賞した本作。モリコーネの代理で授賞式に参加したタランティーノは、受賞スピーチで"モリコーネのような巨匠がアメリカ映画では一度も受賞していないから今回受賞して嬉しい!"とその功績を称えたのはいいものの、モリコーネは過去二度の受賞を果たしていることが発覚!それを受けてネットでは非難のコメントがツイッター上で殺到するなどして炎上した。

    ヘイトフルな騒動がつきまとってはいるが、世界の映画祭で様々な賞を獲得するなど、作品としての評価も高く、タランティーノ自身も「最高傑作!」と自負する本作。そんな騒動を吹き飛ばすほどの勢いと力強さをもっていることは映画をみればわかるはず!


    『ヘイトフル・エイト』は2月27日(土)より全国公開

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    ■参照リンク
    『ヘイトフル・エイト』公式サイト
    gaga.ne.jp/hateful8/

    ■2月のAOL特集
    ハリウッド授賞式シーズン突入!レッドカーペット美の競演【フォト集】
    RSSブログ情報:http://news.aol.jp/2016/02/13/hateful8/
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