一時期のブームも落ち着いた感のある"熟成肉"だが、なんと400日間も熟成させた究極の肉が話題になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=3s4tvVS9VO0
ニューヨーク・ロングアイランドシティのラーメン店、Mu Ramenを経営するジョシュア・スムークラーさんは、ミシュランの3つ星を獲得するニューヨークの超高級フレンチ、Per Seなどで経験を積んだ実力派シェフだ。
彼が実験的に作っているのは、最高ランクであるA-5等級の和牛を、なんと400日間も寝かせた熟成肉。非売メニューにつき価格は不明だが、とりあえず超高級な肉であることは間違いない。
この貴重な熟成肉を世界に紹介すべく、食品情報サイト<EATER>の"世界一の肉"を探求する企画「ザ・ミート・ショー」から、肉のエキスパートであるニック・ソラレス氏が実食レポートを実施。シェフが実験的に作る料理を特別に実食できたようだ。
まず熟成庫をチェックすると、400日間寝かせた霜降りの和牛には、赤い色味は一切消え、まるで加熱した状態のような風貌に変化している。肉を熟成しているうちに、水分が蒸発して重量は30%ほど軽くなり、そのぶん肉の旨味が凝縮されるそうだ。
好奇心旺盛なニック氏は、まず生のままで実食。その霜降り肉の濃厚な味わいに、シェフは「チーズみたいでしょ?」と笑うが、ニック氏は「アメリカンビーフと全然違う!」とビックリ。そのお肉を、塩やガーリックと香草でシンプルに味付けし、フライパンで焼き上げる。脂が乗ってジューシーで旨味が凝縮したステーキに、ニックさんは「ファンキーな味わいだ!」と感動しまくり。シメに、ステーキにワサビを添えて寿司で食す。寿司飯のお酢が効いていて、霜降り肉がさっぱりと味わえるようだ。
この超高級な熟成肉に対し、ネット上では
「なぜ高級肉を熟成させちゃうの?」
「腐った肉だよね?」
「もったいない」
「食べてみたい!」
「ファンキーな味って...」
と、どうやら熟成肉に抵抗があるようで、食レポの独特な表現にもツッコミが寄せられている。
【参照リンク】
・What The Most Expensive Steak On Earth Tastes Like