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あ・に・ぱ・る AMV/MAD FESTIVAL in JAPAN 2018
通称 AniPAFE2018に投稿した自作MADですが、ガンゲイル・オンラインの主人公レンの色違いアバターを登場させた作品になっていまして、ちょっとばかりノウハウを書き出します。
さらに前置きですが、わたしはMacユーザーで使用ソフトは Final Cut Pro Xです。しかも今回 X を導入したばかりのソフト初心者です。ノウハウだと思った内容が初歩レベルの説明になっているかもしれない事をご了承ください。
また、他ソフトにおいては画面・操作は違えど考え方は一緒だと思います。できるだけ一般的に書いたつもりですので、他ソフトをお使いの方にも参考になればと思います。
※Final Cut Pro X固有の操作は文字色をこの色に変えています。
(1)元動画です。
(2)変えたい色を選んでカラーマスク(色指定マスク)を作成します。
※サンプルでは彩度を落として分かり易くしています。
(3)色相を変更します。
(4)色を変えたくない部分にシェイプマスク(図形マスク)を重ね、範囲を調整します。
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ここまで読んで分かった方は、この先も大したことは書いていませんので閉じてもらって結構です(汗
Final Cut Pro Xでは「カラーマスク」と呼ばれますが、これがエフェクトでは無いので探しました。まず、元動画を選択しカラーインスペクタ(サンプル画像のピンク四角部分)を表示します。色の「補正なし」状態となっているところに「カラーボード」の補正を追加します。
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追加したカラーボードからカラーマスク(色指定マスク)、およびシェイプマスク(図形マスク)が追加できるようになります。
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カラーマスクを追加しますが、まだ変更後の色を選択していないので、効果が見えません。この時点でどの色範囲がマスクになっているか識別するため、彩度を下げるようにします。
※この操作は必須ではありません。
Final Cut Pro Xではカラーボードの「サチュレーション」のマスター①のつまみが0%になっているところを一番下(-100%)までスライドします。
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続いて②のスポイトで元動画から色範囲を吸い取ります。ソフトによっては魔法の杖・マジックワンドになっているかもしれません。
幸いにもレンのピンク服は、作画の他箇所ではあまり使われませんので選択が楽です(背景の砂漠・夕焼けくらい)。が、口の中やほっぺも選択されてしまいます。これはあとで対処します。
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サチュレーション(彩度)が落ちているため、選んだ範囲が識別できます。
確認できたら彩度を元に戻します。
Final Cut Pro Xでつまみを操作してぴったり元の0%の位置に戻すよりも、③の設定のリセットを押すと一瞬で初期状態に戻るので便利です。
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変えたい色に色相を変更します。
Final Cut Pro Xではカラーボードの「カラー」のマスターの色相(度数)を変えつつ、適用(%)を高めます。
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続いてシェイプマスク(図形マスク)を追加し、顔の部分を図形で覆い、カラーマスクの効果を消します。
この時、カラーマスクとの重ね合わせ方が重要になります。
1. カラーマスクが主
2. シェイプマスクが副となって、減算
Final Cut Pro Xでは追加したマスクの黄色枠をドラッグして上下を入れ替える事ができます。上が主、下が副ですので、シェイプマスクを下に持ってきます。
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参考までにマスクの追加・交差の効果を示します。
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また、袖の影の部分などを色変えしようとカラーマスクの範囲を広くすると、髪色全体が変わったりガミラス人肌になったり、簡単に補正できないレベルになります。諦めが肝心です。
細かく見ると粗い仕上げですが、これで完成とします!
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・・・そうは言ってもキャラクターは動きます。ので、それに合わせて図形マスクの位置を変える必要があります。
ほぼ1コマずつ、地道にキーフレームを打っては図形マスクの位置合わせを行う作業の繰り返しになります。これが一番大変な作業ですね。
めげずに頑張っていきましょう。ヾ(๑╹◡╹)ノ"
※サンプル画像がちょっと見えにくいですね、ごめんなさい。
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精度を上げようと思えば、労力を厭わなければパスでマスクを作成したりできますが、今回の自作MADはジョーク的な作品であり、色指定マスクと図形マスクを使ってできる範囲と割り切りました。
説明は以上です。
皆さんのMAD製作にインスピレーションをもたらす事があれば良いのですが。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
通称 AniPAFE2018に投稿した自作MADですが、ガンゲイル・オンラインの主人公レンの色違いアバターを登場させた作品になっていまして、ちょっとばかりノウハウを書き出します。
大会概要と、わたしの参加作品はこちらです。
大会ブロマガ:ar1514170
参加作品:mylist/61897777
AniPAFEまとめサイト:https://sites.google.com/view/anipal/
さらに前置きですが、わたしはMacユーザーで使用ソフトは Final Cut Pro Xです。しかも今回 X を導入したばかりのソフト初心者です。ノウハウだと思った内容が初歩レベルの説明になっているかもしれない事をご了承ください。
また、他ソフトにおいては画面・操作は違えど考え方は一緒だと思います。できるだけ一般的に書いたつもりですので、他ソフトをお使いの方にも参考になればと思います。
※Final Cut Pro X固有の操作は文字色をこの色に変えています。
■ 一連作業の概要 ■
下記のサンプルの通りです。(1)元動画です。
(2)変えたい色を選んでカラーマスク(色指定マスク)を作成します。
※サンプルでは彩度を落として分かり易くしています。
(3)色相を変更します。
(4)色を変えたくない部分にシェイプマスク(図形マスク)を重ね、範囲を調整します。
ここまで読んで分かった方は、この先も大したことは書いていませんので閉じてもらって結構です(汗
■ 説明 ■
(1)元動画と、(2)色指定マスクの作成の準備です。Final Cut Pro Xでは「カラーマスク」と呼ばれますが、これがエフェクトでは無いので探しました。まず、元動画を選択しカラーインスペクタ(サンプル画像のピンク四角部分)を表示します。色の「補正なし」状態となっているところに「カラーボード」の補正を追加します。
追加したカラーボードからカラーマスク(色指定マスク)、およびシェイプマスク(図形マスク)が追加できるようになります。
カラーマスクを追加しますが、まだ変更後の色を選択していないので、効果が見えません。この時点でどの色範囲がマスクになっているか識別するため、彩度を下げるようにします。
※この操作は必須ではありません。
Final Cut Pro Xではカラーボードの「サチュレーション」のマスター①のつまみが0%になっているところを一番下(-100%)までスライドします。
続いて②のスポイトで元動画から色範囲を吸い取ります。ソフトによっては魔法の杖・マジックワンドになっているかもしれません。
幸いにもレンのピンク服は、作画の他箇所ではあまり使われませんので選択が楽です(背景の砂漠・夕焼けくらい)。が、口の中やほっぺも選択されてしまいます。これはあとで対処します。
サチュレーション(彩度)が落ちているため、選んだ範囲が識別できます。
確認できたら彩度を元に戻します。
Final Cut Pro Xでつまみを操作してぴったり元の0%の位置に戻すよりも、③の設定のリセットを押すと一瞬で初期状態に戻るので便利です。
変えたい色に色相を変更します。
Final Cut Pro Xではカラーボードの「カラー」のマスターの色相(度数)を変えつつ、適用(%)を高めます。
続いてシェイプマスク(図形マスク)を追加し、顔の部分を図形で覆い、カラーマスクの効果を消します。
この時、カラーマスクとの重ね合わせ方が重要になります。
1. カラーマスクが主
2. シェイプマスクが副となって、減算
Final Cut Pro Xでは追加したマスクの黄色枠をドラッグして上下を入れ替える事ができます。上が主、下が副ですので、シェイプマスクを下に持ってきます。
参考までにマスクの追加・交差の効果を示します。
また、袖の影の部分などを色変えしようとカラーマスクの範囲を広くすると、髪色全体が変わったりガミラス人肌になったり、簡単に補正できないレベルになります。諦めが肝心です。
細かく見ると粗い仕上げですが、これで完成とします!
・・・そうは言ってもキャラクターは動きます。ので、それに合わせて図形マスクの位置を変える必要があります。
ほぼ1コマずつ、地道にキーフレームを打っては図形マスクの位置合わせを行う作業の繰り返しになります。これが一番大変な作業ですね。
めげずに頑張っていきましょう。ヾ(๑╹◡╹)ノ"
■ マスクの精度を上げる ■
もうちょっと複雑なマスク範囲の調整には、楕円形の図形マスクをいくつか重ねます。※サンプル画像がちょっと見えにくいですね、ごめんなさい。
精度を上げようと思えば、労力を厭わなければパスでマスクを作成したりできますが、今回の自作MADはジョーク的な作品であり、色指定マスクと図形マスクを使ってできる範囲と割り切りました。
説明は以上です。
皆さんのMAD製作にインスピレーションをもたらす事があれば良いのですが。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
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