【ほんとうにあった怖い話】おきもちや〇ざ
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【ほんとうにあった怖い話】おきもちや〇ざ

2020-01-20 07:04

    〇〇〇先生は子どもたちによく、「怖い話」をせがまれる。
    その日も遅番の時間、「〇〇〇先生!!こわいはなし!!こわいはなし!!!」と飛び込んできた。
    その日も、用意してきたとっておきの名作「怖い話」を子どもたちに聞かせた。
    子どもたちは「こえぇ~ こえぇ~w」と言いながら大喜びだった…


    …これが昨日(29日)の話。
    本当の恐怖は、30日の午前中に始まっていた…

    その恐怖に気づきもしないまま、私は、今日も遅番を迎えた。
    早番・遅番くらいしか、最近はまともに子どもたちと関われないため、子どもたちは私の顔を見るなり「こわいはなし!こわいはなし!!」だ…w

    さて今日はどんな話をしてやろうかとネタ帖(メモ)を見ているところで、園長先生が

    「〇〇〇先生、ちょっと…」

    と呼びに来た。
    「?」と思いそばにいくと、何やら紙切れにメモが書いてある。
    言葉にするのが憚られることなんだろうか?
    メモには、こうあった。

    『市から 「子どもが保育園で怖い話を聞いて、怖がっている」 と保護者からの苦情があった』

    サッ!と、私の顔から血の気が引くのがわかった。
    怖い話をしているのは園長も公認で、好意的に受け止めてもらっていたが、園長は言いづらそうな感じで

    「これこれこういう内容だったって…(詳細は割愛) じゃあ…そういうことだから、今日はね…」

    と言った。
    ぐるんぐるんと、いろんな思いが頭をめぐって、ふらふらと子どもたちのもとに戻った。

    「〇〇〇せんせい…? こわい話は…?」

    子どもたちも、私の様子がおかしいことを察したようだった…

    明らかに昨日話した怖い話の内容を言っている。
    あの話はめったにしない話だから、昨日話を聞いていた子?
    となると、どの子のお母さん…??

    いろいろ思うことがあったが、とりあえず

    「怖い話はね…もう、できなくなっちゃった」

    「えーっ!?」
    「なんで??」

    「怖い話を聞いた子が、おうちで、夜トイレ行くときとかに 『保育園で聞いた話を思い出して、怖くて行けないよ』 ってなっちゃったみたいで。その子のお母さんが怒っちゃってね」

    「うんうん…」「ぼくはひとりでいけるよ!」

    「それで、『市役所』ってところに、『保育園で怖い話を聞いて、うちの子が怖がってるんですけど!!』って、怒ったらしいのね。それで、〇〇〇先生が今、怒られちゃった…」

    「(市役所って)けいさつ?」

    「警察に似てるね、そこにね、〇〇〇先生が怒られちゃったの。だから、怖い話はもうできないんだ」

    「そんなー!!」「ききたい~!!」

    ・・・『怖がってトイレにいけない』ってストーリーにしたけど
    ちょっとした違和感も感じていた。
    あまりにも、描写が細かすぎるのだ。
    さっき園長先生が言ったのはまさに昨日話した怖い話の内容なのだが…たった一度聞いただけで子どもが、ここまで細かく他人(母親)に伝えられるものだろうか…?

    まさか…
    ひとつの可能性が、私の中に浮かんだ…

    遅番の部屋には、私の他にも職員(大人)がいる。
    他の職員が、保護者を装って市にチクった…?〇〇〇先生の人気を妬んで…??
    それなら、市に伝えた描写が異様に細かいのも納得がいく。
    他の保育士が…『』なのか…?

    まさに暗鬼。周りの職員がみんな、笑顔の裏に鬼を飼っているように見えた。
    この時が一番、怖かった…

    遅番が終わった後、園長先生が先ほどの去り際に残した言葉を思い出していた。

    『市からの電話の内容、録音してあるから、気になるようなら聞いてみて』

    本当に怖かった。
    市の人の話によっては、本当に他の保育士が市に(保護者を装って)苦情を入れたことが確定してしまう…

    私は固唾を飲んで受話器を取り、市からの電話の録音内容を再生した…

    ・・・本当は、録音の内容を一語一句書きたいところですが。
    ガチで、身バレする恐れがあるため、概要のみを書きます。

    まず分かったのが、『子どもが怖がっている』わけではないということ。
    むしろ、怖がっているのはお母さんの方だと分かりました。

    そして結果として、本当に保護者からの苦情だったということが分かりました。
    ただし…言葉を濁しますが、いわゆる『そういう人』です。
    タイトルにしていますが…

    の気に入らないものには、文句をつけよう
    これは正しいことなのよ、だって私が気分悪いんだから


    おぉ…こわいこわい…(´・ω・`)

    これが、妖怪「おきもちや〇ざ」です。
    冷静に考えると、私は確かに怖い話をしていますが、怖い話が苦手な子を捕まえて無理に聞かせてるわけではありません
    むしろ子どもたちにせがまれて、イヤイヤ(ノリノリで)やっているだけです。
    「おきもちや〇ざ」は、そういったことは全く考慮に入れません。

    ・・・というかね、振り返ってみたら2017年の12月くらいから、怖い話してるわけですよ
    今回話した怖い話の内容も、今回が初めてじゃないんですよ

    (といってもエグめな内容のため、2度くらいかな?今まで話したのは)

    ただ、タイミングは悪かったと思います。あの事件の直後ですからね…
    内容と時期には気を付けますけど、今まで続けてきたことですし、今後も続ける気でいます。

    ただし、次回からは話の前に

    「みんなは『怖い話』が好きだから大丈夫だけど、みんなのお母さんは、怖い話が苦手かもしれない、だから、お母さんには内緒だよ…

    と、付け加えることにします。

    最後に、いつものアレを言っておきます。

    ※この記事の内容はフィクションです※
    ※実際の人物・団体名・出来事とは全く関係ない創作です※


    だから、信じないでネ♡

    PS.読んだ読者の方から「内容が怖すぎる!やめて!」と苦情がきたため、その苦情に屈してよりマイルドにしました。フィクションって言ってるのにオカシな話だね!

    PS.あと、ひとつ嬉しいこと。めったにしない話を一度聞いただけで、お母さんに細かく伝えられたあの子は偉い!と褒めてあげたい。市役所に行ったお母さんは匿名だと思ってるから、表だって褒められないんだけどね…w いいストーリーテラーになると思う、その子。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。