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ikonaさん のコメント

ソウギョ記念
50カ月前は草
No.5
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
いつもご視聴いただきまして誠にありがとうございます。 カルモア釣査団の大西です。 中国四大家魚チャレンジ 其ノ壱 ハクレン http://live.nicovideo.jp/watch/lv261116625 随分前に視聴者の方からいただいた今回の中国四大家魚企画。 最初は未知すぎてどう手を着けたらいいのか?と思っていたが、 調べたところ意外にも近所で釣れることが解り企画を決行することに。 【中国四大家魚とは?】 ハクレン、コクレン、ソウギョ、アオウオを総じて呼ばれている。 元を辿れば明治時代に中国から日本にやって来た。 2度目は太平洋戦争中に数百万のソウギョの稚魚が日本に移植された。 中国から観光客が大勢日本に来るノリではなく、完全に移住なので環境に適応できず 直ぐに死んだ個体も多かったらしい。 主に田んぼの水草の除去や人間の食料として移植されたのだが、 その中にアオウオやコクレンの卵も混じっていた。その比率数%。 コクレンやアオウオは70~80年生きるとされているので、 コクレンにおいては固体の少なさから繁殖はできていないものの、 当時移植された生き残りが今でも極少数で生存している可能性があるとされている。 ※情報提供:小岩FFC初代会長 吞口氏 主に利根川水系(利根川、江戸川、霞ヶ浦など)に生息している。 その四大家魚の情報を元に難易度を決めて順に狙っていくという企画。 最初は難易度がその中でも一番低いであろう、ハクレンを狙うことに。 4尾を狙う上でいつでも見直せるようバイブル的な本を用意した。 参考に読んでいるとただ釣り方だけでなく、四大魚に対するロマンも溢れていて まさにワクワクする本。またハクレンが「外道」として忌み嫌われている現実や、 リリースについての哲学など、僕が足を踏み入れてたことのない淡水大魚釣りの奥深さまで 書かれていた。 インターネットで調べれば釣り方からポイントまでいくらでも調べられる時代だからこそ 敢えて本と言う選択肢を選んでみた。14年も前に出版された本とはいえ、現代の釣りもこういった 先人の釣りを基盤にできていることを忘れないためにも今回はそういう選択をした。 考えもしないで釣りをしてきた僕が少しでも変わろうと背伸びをしている感じと思っていただければ…。 本の内容のWEB記事版。 http://www.aouo.com/ ご参考に! アドバイザーとして本の著者が会長を務める小岩FFCの初代会長 吞口氏にも電話や直接お会いしてお話を受けた。 小岩FFCの初代会長 吞口氏 【仕掛け】 初代会長のライトスタイル 磯竿1.5号 リール3000番 道糸2号 ハリス1.5号 チヌバリ2~3号(マルセイゴ針も推奨) 棒ウキ1号(自立) パワースタイル(実は普通スタイル) 投げ竿or磯竿3号 リール3000番 道糸ナイロン5号以上or PE2号 ハリスフロロカーボン 5号 カラシウキ 針は大きめを使用 ハクレンは基本60cm~130cmはあるデカイ魚なので両方の竿を用意できると良いかもしれない。 【エサ】 マッシュポテト ハクレンでは定番。 付けエサ、寄せエサこれ一択でもOK。 スイミー これは放送では寄せエサに使用 ポテトと混ぜると集魚力アップ! グルテン ポテトのエサ持ちが悪くてストレスに感じる人は グルテンをお勧め。 どっちが食う?といわれるとポテトの印象。 【釣りスタート】 大西は初代会長スタイル。ハクレンのアタリの出方など、 色々お話を受けたので、実際自分が現場で感じたこととを織り交ぜながら書いてみる。 なぜライトなタックル、仕掛けで狙うのか? ハクレンは身体が大きい割にアタリが小さい。 もともと植物性のプランクトンを食べるため、シーバスや青物のように エサを追いかけて食べることはしない。 なのでエサを食べて反転してウキが消し込むような反応は出ず、アタリを見極めるのが非常に 難しい。仮にウキにアタリが出たとしてもハクレンの身体が当たっただけで合わせてみると スレ掛かりだったということが多い。 そんな繊細なアタリをとるために糸も極力細くしてウキにアタリが出やすいようにする。 とはいえハリス1.5号は正直、恐怖。 歯がないので噛み切られることはないとはいえ、相手は1mを超えるものもいる。 それを相手に1.5号は心もとない。それでも吞口氏の「それのほうが面白い」という言葉を信じて 仕掛けを投入し続ける。 エサが効き始めているのかアタリが出だす。 すると、風で揺れながらもウキが数cmだけ「クイッ」と反応をみせた。 今では懐かしい、手がシーバスでいい感じに合わせが決まり、 それから7分、左手の限界との戦いでファイトの楽しさをほぼ味わえなかった。 むしろ重量、パワーに押されて怯んでいたのかもしれない。 普段考えることもなかったハリス1.5号の強度の限界は? 急に走られたときにラインを支えるドラグの調整は? 手探りに、焦らず、無理をせず。 ようやくランディング。 ハクレン 78cm 嬉しくて魚体に鼻をつけて臭いまでかいでしまった。 ぬめり意外、苦になることはなかった。 「私は四天王で最弱の存在…」 という。他が雲の上過ぎるので確かにそうだろうw しかし単体でみると淡水魚では明らかにボスレベル。 関東圏で、さらに足元から数mでこんなのが狙える。 新しい釣りの世界が開眼。 珍しくこの日は順調で30分後にもう1匹追加。 やはりやりとりには5分以上かかった。 同じサイズであって同じ魚ではない。 ※根拠はないw この後、場が荒れたのか、ハクレンが賢くなったのかアタリは数回あれどヒットに持ち込むことができず。 顧問もアタリはあれどスレ掛かりが多く、パワータックル(顧問使用)とライトなタックルとではライトに分があるように感じた。 僕は2匹を釣って以降、ヒットに持ち込めることができなかった。 【リアル立見席】 何かおかしい構図。 大西が2人いる。 カルモアの脱臭チームに新しく入社した 期待の新人(伴君)。実は研修で色んな部署の仕事を見て回っている。 コメントでもあったが大西より入社暦長そうな感じ…。 ご心配なく、隊長は引き続き大西です。 放送中、釣りを体験してもらい、釣りの楽しさと厳しさ(大西の磯竿が破断) を知りいい研修結果となったのではないか。 またいつかもう1人の新人にも研修に来てもらう予定。 1日の全業務を終え、ハクレンの釣果報告をしに吞口さんのお店、金華亭へ。 今回は念願の肉入り野菜炒めを食べることに成功w ハクレンが釣れたことを喜んでいただき、残りの3尾についてもありがたいお話が聞けた。 話を聞いているうちに、ソウギョやアオウオの現代の釣りを確立したのは吞口さんということが発覚。 ソウギョはもやしやニラ、小松菜をエサにしながら試行錯誤し、釣るまでに3年を要したらしい…。 そんなことも知らずに若僧がすみません…という気持ちになったがこれも何かの縁なので 今後いいお話をお伝えできればと思った。 残りの3尾、道のりは遥かに遠い。 コメントできていた外来魚のリリースについて、この四大魚は確かに外来魚ではあるが外来生物法で特定の指定を受けていない。ブラックバスやギルによくある「リリース禁止」は自治体(漁協など)によって定められているため駄目なところもあればいいところもある。四大魚に縛りはない。 また今回の河川は多摩川のような遊魚規則がないため、遊魚券もなく釣りをすることができる。 しかし、自由になんでもやっていいわけではなく放送中にもお話したハクレンの「外道扱い」について、よく丘に上げられて死んでいるのを目にするがそれではあんまりです。 釣り上げた以上は生きたままリリースしていただければと思います! ハクレンはコイ科とはいえ、日本にいるコイとはちょっと違って「中国の魚」的な雰囲気があるが、 よーくみると可愛い。強引なファイトだとショック死するものもいるくらい繊細な一面もあるそうなので僕も気を使って狙っていきたい。 今回も放送、ブロマガを観ていただきありがとうございました! 次回はクロダイの渚釣り。 磯竿を新調し挑みます! http://live.nicovideo.jp/watch/lv262752163 僕たちは生放送を通じて釣りをPRする活動を行ってます。 この活動への協力に、関心のある方はこちらからお願い致します。 http://ch.nicovideo.jp/fimofishing/blomaga/ar841550 文=大西
ぬこまた釣査団
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