いつもご視聴いただきましてまことにありがとうございます。
カルモア釣査団隊長の大西です。




今回は釣査団としては初の海外配信。
釣り場はインドネシアのバリ島!


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予め説明すると、釣査団の経費で渡航したわけではなく、カルモアの研修で行った際に折角なので配信しようと思い立ち決行したのだ。



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研修はマングローブの植林や珊瑚の移植、ビーチのゴミ拾いなど、自然保護を目的とした活動を行った。


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丘から釣りをする文化が日本ほどないバリ島では釣具のゴミがほとんどなかった。






バリ島で何を釣る?



海外だからこそ適当な場所でルアーを投げて何が釣れるか試してみたかったが、一応日本で何を釣るか考えてみた。


①ビーチでバラクーダ(オニカマス)

②バラマンディ(釣堀)

③GT

④適当な釣堀でそこにいる魚



①はホテル横がビーチなので釣りをしてみて良ければやってみようと保留にした。

②はホテル近くになかったのでNG

③は社長がブルーブルーチームを乗せて出船するとのことだったから便乗しようと思ったが、さすがに海外の海上の電波が予想できなかったためNG。

④は釣堀がホテルから8キロ離れたところにあった。さらに釣った魚を併設されている食堂的なところで料理してくれるとのこと。

お、現地の魚釣りに現地料理、これは一石二鳥と思いここで生放送をしようと決めた。ただ一点、検索に出た記事は古いもので現在は食堂ではなくレストランにリニューアルしていた。






放送までの道のり~ビーチ編~



研修工程は4日間のうち2日半あったので3日目の午後に釣り場の確認と電波調査を行った。

放送を見た方はお分かりだろうが、今回海外で使用できる回線は400MBまで。この容量マックスを放送時に使ったとしても90分が限界なので電波は点で速度を測るだけにした。


まずはビーチにでも行こうかと機材と竿をもち、ロビーでほぼ単語のみの英語で「そこのビーチで魚は釣れますか?」と聞いたら


「釣りはできません」と言われた。


確かにそうか。パーリーピーポーがごまんといる中で釣りができるわけがない。浅はかだった。
どこから釣りができますか?ときいたらかなり南の方ならと言われたので、ビーチは後回しにし釣堀レストランに行くことにした。


念には念をとホテルの人にこれから行く釣堀レストランで釣りはできるかと聞いたら笑顔でできますと教えてくれた。



ロービーを出るとホテル専属タクシーがあったので片道の料金を聞くと2400円だった。
明日そこで釣りをするとなるとタクシー代だけで1万円かかる。



一瞬、放送を諦めかけたが日本人は高めの料金設定にしていると思い、交渉してみたら1000円まで落ちた。その代わり15分の時間とプライドを失ったのだが、はいそうですかと言われる金額を払い続けていると本当にお金がなくなる。


しかし6割値引いても損をしない料金設定ってどれだけ盛っているんだ…






放送までの道のり~釣堀レストラン編~



タクシーのドライバーが何度か道に迷ったがレストランに着いた。

途中、グーグルの地図で道を教えてくれと言われたがここでは1kbたりとも電波は使えないので断っていると自分のスマホで確認しだした。

自分のスマホを使いたくない理由があったのだろうが英単語でのコミュニケーションだとその意志も伝わらないのでただ謎のドライバーとしか思えなかった…


肝心のレストランはやはり記事で見たものと外観から全て様変わりしいたが釣堀はそこにあった。

しかし、何故かジェットスキーが走っている。かなりにぎやかな感じで大丈夫かと不安になりお店に入りここで釣りはできますか?と聞いた。




店員「レストランオンリー」



自分でもわかる簡単な単語で説明してくれた。
釣竿をもって入ってきた僕は店員からすると滑稽だったに違いない。


これが海外か。配信の道のりは遠い。

待機してもらったタクシーのおじさんに移動したいからちょっと先(5キロ)まで連れて行って欲しいと聞いたら、さらに1000円を要求された(当然)


これから何かあるたびにタクシーに乗っていると換金したお金がなくなってしまうので、歩いていくと伝えた。





放送までの道のり~水道編~


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レストランから中央右にある橋の下が見るからに急流ポイントになっている。

これは釣れそうと思い徒歩で向かった。

直線距離(赤のライン)だと1.5キロくらいだが、レストラン横にある森みたいなところはマングローブで通行不可能。


上の国道を通ると3倍以上の距離になるため、近道を探した。


レストランから北上する途中で右折して横断できるルートを探したが結果どこも繋がっていなかった。


紫の枠は謎の湿地帯で足を踏み入れるとどこまで沈むかわからない恐怖があった。

5mだけ湿地帯を抜けるとその先に陸があるコースもあったが、陸(オレンジ枠)は近くの集落が生活ででたゴミを捨てているのか広大なゴミの山となっていたので退いた。


結局、国道を走った。


水道までもう一歩まで来たところ、釣り竿を持った現地人がいた。

話しかけ、急流ポイントについて聞いてみるとルアーでは釣れないよと教えてくれた。

物凄く無念だったが引き返すわけにも行かないので御礼にニンジャリをあげて水道へ向かった。


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現場調査終了



水道の電波は非常に弱かった。

それにまるで流れもなかった。

レストランから水道まで90分はかかった。これが日本なら車で15分。
これも経験…


ホテルまではタクシーで帰ろうとしていたらちょうど声を掛けられた。その運転手も釣りが好きらしく釣った魚の写真を見せてくれた。一匹も何て名前の魚か分からなかったがバリ島ではエサ釣りが主流と教えてくれた。


またしても値切ってホテルまで1000円で送ってもらった。

翌日、釣りができるビーチまで送ってもらうよう12時に約束をしてメガバスのX80をあげた。






放送当日



12時30分になってもタクシーは現れなかった。
勿論現地時間で伝えてある。スマホは自動的にその国の時間に調整されるのでそこは問題ない。

普通にまくられた…


日本時間だと13時30分で放送開始まで時間がないので適当にタクシーを捕まえて現場まで向かった。

釣り場は前日の夜に飲み屋で知り合った日本の大学を出たバリ人に教えてもらった場所。



ひたすらビーチが広がっているのだが、ここだけ敷石が入り岸から深い場所が狙えるので、バラクーダや運がよければGTが釣れるらしい。


インドネシアの地ビール、ビンタンタンクトップを着て放送開始。



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バリ島の海岸を見渡しながら大海原へキャスト。

やっとバリで釣りができた…





バリ島では岸からルアーを投げている人がほとんどいない。
皆ふかせ釣り、投げ釣りなどエサを使って釣りをしている。


ルアーを見慣れていない回遊魚が高反応を見せてくれることに期待した。






海外でも簡単にはいかない




正直、ダツとか小さなフエフキくらいならいっぱいいるんでしょ?と思っていたがそうでもなかった。



そんな中、永野氏がカワハギみたいな魚を釣った。


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キヘリモンガラというらしい。

日本にもいる魚で体は鱗で覆われている。

こういったカラフルな魚がどんな味をしているのか気になるところだが、南方系の魚はシガテラ中毒をもっている固体がいるので知識がないまま口にしてしまうと大変なことになる。



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さらにメッキを追加。

日本では死滅回遊魚と言われ、この前狙ったような関東圏に入ってきた固体は冬を越せず死んでしまう。

しかしこいつは迷子にならなかった固体なのでリリースさえすれば20、30kgまで大きくなる。


僕はこれまでノーバイト。一度バラクーダが追ってきていたのだが足元で見切られた。。


そして引き潮のせいかバラクーダがルアーを追ってこなくなった。







ルーターの使用制限との戦い




今回は400MBの使用制限で放送を行う必要があったので、モニタリングはできない。タンクトップで登場したときのコメントなど直ぐに見れなかったのが残念だった。


予め、400MBを超えたときどうなるか聞いていたのだが、当日は制限をかけませんとのことだった。

しかし、放送時間90分を超えたところから帯域制限がかかり画像を映すことができなくなった。

バリ島まで来ていつかのラジオ放送…

申し訳ないと思い放送を続けていたが今度はライン電話まで繋がらなくなった。


徐々に制限をかけているのか?凄くジワジワ悪くなっているのが分かる。


まだバリ島で何も釣っていない…このまま終われるか!!と思ったがさすがに放送クオリティの限界を迎え終了した。






まとめ




現地のガイドなしに海外から配信ができただけでもありがたかった。

もっと余裕があれば走って釣り場を探さずに済んだかもしれないが徒歩だからこそ現地の人間と触れ合えるチャンスもあった。


現地の釣り人を見ていても、日本にいる釣り人と何もかわらなかった。
言葉は通じないが釣りという趣味を通して分かり合えているような気持ちになる。



バリボウズという勲章をいただく結果となったが、ザ・外国で釣りができてよかった。



カルモアの海外研修は2年に1回。またどこかの国で竿を振りたい。



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