いつも番組、ブロマガをご覧いただきありがとうございます。
カルモア調査団 隊長の大西です。
今回は視聴者の方から、どうやら千葉の内陸で海のザリガニ(今回はオマール海老)が釣れるらしいと話をいただいた。
調べたところ、確かに海上保安庁にお世話にならない釣り場があった。
勿論、印旛沼や高滝湖は汽水湖じゃないしそもそもそんなザリガニがいたらバスやワカサギを釣っている場合じゃない。
肝心のその場所とは、海水釣り堀「コリュッシュ」
千葉県富里市根木名222 TEL:090-4524-9539
サイト内をみてみるとオマール海老専門ではなく、普段平日の日中はマダイ、シマアジ、カンパチ、アジ、ヒラメ、イサキなど海上釣堀で釣れる大型魚をメインに営業していて、オマール海老は予約制で土曜日の18時30分~21時30分のみ開催しているらしい。
オマール海老釣りのお値段/1人6500円(釣れた海老・魚は持ち帰り放題 ※別料金なし!!)
http://ko-lish.com/howto#iseebi
注意するところとしてはオマール海老釣り中は室内の電気もオフにして完全真っ暗な状態でやるのでヘッドライトが必要。
取材の相談をさせていただきたく電話したとき、店主の対応がとても丁寧で釣り初心者の方が電話で問い合わせをしても細かく教えてくれるような方だった。
余談だが、店主の声はどことなくさかなクンに似ていて驚いた。
【現場に到着、居合わせた猛者たち】
お店に到着してその外観を初めて見たとき、正直倉庫や小さな工場の外観に見えた。
確かに室内釣り堀なのだがこの中にシマアジやカンパチが居るようには見えなかった。
それもそのはず、お店は酪農家が所有していた牛舎の内装を再利用して営業しているからだ。
店主が大型の水槽で海水魚を飼育する技術をもっていて、海水魚の釣り堀に興味があったので開業したそうだ。
駐車場に車を停めると、続々と釣り人がやってきて支度を始めていた。
僕らは今回初めてだったので、施設でレンタルできるタックルを一式借りることにしたが、他のお客さんは殆ど自前の竿っぽい…
あれ?家族で来ました的なライトな感じの人がいない。
中にはエウストバッグを身に着けている方もいて完全自作仕掛けスタイル。
それだけなかなか釣れない釣りになるのかと思いながら機材の準備を済ませ、放送開始を待った。
すると悲劇は起きた。
【無限に居るわけではないオマール海老】
勿論そうだ。原則、参加人数×2匹が放流される。
最大参加人数は16人で放送当日は満員の16人参加だったので32匹放流される。
先週、釣られず生き残っている頭脳派オマールも居る可能性があるので釣り堀の中に何匹いるかはわからない。
18時30分に釣りスタートということで18時30分に放送を予約したのだが、実際は27分くらいに釣りが始まった。
そして、僕らの放送が始まるまでの3分間で既に隣や向いで3匹くらい釣られていた。
他の釣り人が釣る=自身が釣れるオマール海老が減る
この何もしていなくてもライフゲージが減り続ける釣りは堤防で気ままに釣りをする~とは違ってかなり刺激的だった。
釣れたら良いねじゃない。今日こそ我々の横にいる釣り師に勝たなければいけないと闘争心が沸いてきた。尻に火が付いたのだ。
【放送開始、始めの30分が勝負】
ここまでくると勘違いする人はいないと思うが、ここは管理された釣り場です。
見た目、密漁感満載だが、室内です。合法です。
今回は仕掛けごとレンタルした。仕掛けは単純で、道糸に中通しのオモリ(3号くらい)が通されており、サルカンを結び30cmのハリスの先にコイ針9号(チヌ針4号並)が付いていた。
そこに「アオイソメ」「オキアミ」の2種類のエサが用意されている。
僕はオキアミ、永野氏と顧問はアオイソメをつけ、投入した。
猛者とは言ったが、皆常連ではなく、釣り開始前の店主による説明では初めて来店する方が半分くらいいた。
周りが釣れるたび気が散ってしまうのだが、冷静に海老のアタリを待った。
水槽から釣り堀に放流されたばかりのオマール海老は環境に慣れず初めは食い渋ると思っていたのだが、30分もしない内に半分は釣られていたと思う(ほぼ確信)
そうとう腹を空かせてたんだな。
永野氏も手腕を発揮させ、開始早々に釣った。
初めてこんなにデカイ生きた海老を見た。
ハサミはゴムで固定していたため、挟まれる心配はなのだが、その威厳ある格好には少しビビった。
少し時間を置いて顧問も人生初、オマール海老をゲット。
【管釣り苦手のジンクスを払拭】
やはり管釣りに縁がないのか僕は前半戦(90分)は釣れなかった。
お店のルールとして180分の釣り時間中、90分経つと席替えがある。
僕らは配信中だったので定点で行わせてもらったが、皆さんはクジで座席を割り当てられていた。
また、後半戦に向けてオマール海老の再放流が行われた!
ここが一番重要。前半戦で乗り遅れた人(主に僕)なんかはここで巻き返すチャンスが与えられるわけだ。
事前に聞いていなかったのでこれには相当モチベーションが上がった。
30分、いや10分、今までにない集中を持って望む必要がある。
開始早々にエサを投入し、アタリを待った。
モゾモゾっとかグングンとかアタリはあるものの乗らないことがある。
エサを飲み込移動したときにアタリがでるのか、小さなハサミで掴んで引っ張っているだけなのか、判断するのは難しい。
その合わせるべきか待つべきかの駆け引きがこの釣りの醍醐味でもあると思う。
しかし、僕の仕掛けには明らかにそれとは違うアタリがでた(アオイソメで)。
竿先がどんどん左に持っていかれてる。
既に飲み込んで違うエサを探す活動に入っている感じ。
待ったなしで上げてみたらズシッと伝わる重量感。
??!!!?!?!?オマール海老♡?!
上げてくる途中、海老キックがズシズシと入りバレそうで心臓が破れそうになったが無事、網で掬った。
管釣りで久々に勝った。
ここ最近、僕1人だけ場所提供してくださった施設のネガティブキャンペーンをしてきましたが、漸く良いところをおみせすることができた。
その後、僕は見事に2匹バラシ永野氏が1匹追加(オマール海老の合計5匹)顧問が仕掛けを上下に誘いながらマダイ1匹釣り終了となった。
【オマール海老を食べ尽くす】
ここからが本番かもしれない…
このデカイ海老をどう食そうか考え、立てた献立は3品。
オマルー海老のテルミドール(永野氏案)
オマール海老の特大エビフライ
オマール海老とマダイのカルパッチョ
海老は死ぬと直ぐ味が落ち、臭いもでてくるということで、1匹1匹湿らした新聞紙にくるみ、ビニールに入れ冷蔵庫へ。身動きが取れずストレスでどうにかなりそうと心配したが、翌日取り出してみると問題なかった。
店主曰く、きちんと保管して置くと2,3日は生きるらしい。
基本、火を通していただくため、やや大きめの鍋を沸騰させ、塩を入れて湯がく。
カニなんかと同じで火を通すと赤く染まり美味しそう
途中、ペロッとミソをなめてみたのだが、驚くほど濃厚で香りよく、パスタや何かのソースに混ぜてたべるとその料理がとても上品になると思った。
実際、ミソをませて作ったカルパッチョ(風サラダ)はあっさりと濃厚さが織り交ざって自身最高のサラダとなった。マダイの甘さとベビーリーフの相性も良かった。
そしてエビフライも勿論、過去最高の大きさ。
見栄えは、え?しょぼっと思うかもしれないが上半身がデカイだけで僕でもかぶり付くのがやっとだった。そして噛んだ瞬間から溢れ出す海老汁はもうたまらなかった。
テルミドールは海老の比率が多すぎてもはやグラタン風オマール海老のような感じで贅沢過ぎた。
オマール海老は良い意味で味が濃厚すぎるので、エビフライみたいな海老をダイレクトインするような食べ方だと究極に美味しいのだが勿体無い気がした。
パスタや味噌汁のように濃厚な海老の風味を拡散させ、品数を増やす食べ方だとオマール海老を長く食べられると思った。
2匹分の殻で出しをとり大盛り4杯分作成
顧問用にパスタのソース2人前
加工することで風味は落ちてしまうかも知れないが、折角なら3日間はオマール海老を楽しみたい!と言う方は是非。
なかなか出来ないオマール海老釣り→調理。
これも関東だと海水魚釣り堀コリュッシュでしかできません!
気になった方は是非、遊びに行ってみて下さい。
【放送協力】
海水魚の釣堀 コリュッシュ
http://ko-lish.com/
オマール海老釣りの詳細
http://ko-lish.com/howto#iseebi
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コメント
コメントを書く放送楽しく見させて貰いました。
最初タイトルを見見たときはどうせアメリカザリガニのちょっと大きいくらいのものだろうと思ってましたが、本当にオマールエビなんですね!大きくてびっくりです。
それも千葉の内陸で楽しめるとは驚きですね‼️
私も一度体験したいです‼️
>>1
ご視聴ありがとうございました。
実際に手にした時の迫力が凄かったですオマール海老。
また、何とも言えない引っ張られる様なアタリ、そして”いつ行くか”の駆け引き、のってから重量感だけでなく海老特有の特殊な引き味からの、水際でタモに入るまでの攻防。
釣り物として見ても、釣りに慣れてる熟練者でも楽しめる独特なものでお近くなら是非一度行ってみて下さい。
エウストバッグってなんか新鮮だな
>>3
ええ、これは大西語ですね