2017年3月17日に行ったマダイ釣りの記事

いつもブロマガ、番組をご視聴いただきましてまことにありがとうございます。
カルモア釣査団の隊長 大西です。





今年もマダイの季節がやってきた。
過去にナチュラルフィールドで釣ったことがないのだが、この時期がマダイの時期だと信じて毎年企画している。

マダイは海の大様と言われるようにとにかく見た目が格好いい。

海の魚は種によってビビット色だったり保護色による地味な色だったり多種多様だが、マダイはあの容姿にピンク、ホワイウト、アイシャドーのブルー!とシンプルな配色が重なるだけで大様と言いたい貫禄が生まれる。



以前、魚の人気度を示すグラフを記事内に書いたことがあるが、そのステータスグラフで言うと釣り易い以外はほぼ上限に達しているのではないかと思う。

グラフ記載記事
http://ch.nicovideo.jp/fimofishing/blomaga/ar1182006


圧倒的に釣り難いが故に初心者やファミリー向けのターゲットではないが、僕らを含めた釣りチキにとっては一度は釣り上げたい魚であることは間違いない。


だから今年も「本当に釣れるの?」と言われてもやるのだ!





【のっ込みマダイとは?】


のっ込みとは、産卵のため浅場までマダイが回遊してくること。

時期は3月から5月だと言われているが地域によって早かったり遅かったり違いはある。

比較的マダイの魚影が薄い関東ではマダイ釣り=のっ込みシーズンとなっているため、この時期になるとマダイ釣師達が早朝から堤防に集まりだす。





【釣りの計画】


ここ2年は神奈川県の三浦でマダイを狙っていた。
理由としては幾つかある。


①神奈川でマダイと言えばココ!というポイントが分かり易い

釣りにおいてポイント選びは楽しさの一つでもあるのだが、経験がない者からすると正直どこでやっていいか検討もつかないもの。しかし三浦ならある程度ここがポイントというところが幾つかあるので、当日の釣り人の状況によって選択することができる。



②養殖生簀からの脱走兵がいるらしい

これはほぼ自分の中では都市伝説であるので真相はわからないのだが、事実として養殖生簀はいくつかある。逃げていてもおかしくはない。

そう考える回遊に強く依存するマダイ釣りにおいて居着きの固体がいるのであれば条件としては有利である。



③釣り場と駐車場が近い

近いというか車から釣り&配信ができる場所が結構ある。

より流れの速い場所を求めるなら駐車場から降りて堤防や磯に行く必要があるのだが、そこまでしなくてもマダイが射程圏内のポイントがあるので釣りが楽に行える。



しかし、今回は一度三浦を離れて千葉の房総半島(外房)に行くことにした。外房も関東では珍しいマダイが釣れるポイントだ。

さらに外房のマダイは凄いデカイのが釣れるらしい。


調べているとあることに気が付いたのだが、そもそも三浦(神奈川)と外房(千葉)ではマダイを狙う釣り方が違う。

三浦がカゴ釣りに対して外房は泳がせ釣りだ。


釣り方は伝統でもあるのでなぜそうなったか正確な理由は分からないが、三浦は脱走兵がオキアミ餌に慣れているから?!なんてこともありうる。


一方、外房で泳がせ釣りマダイが主流なのはこの時期、沖合いからカタクチイワシが接岸しそれに連れてマダイも捕食を目的に接岸してくる。

つまり泳がせ釣りが主流なのは「マッチザベイト」の釣りだからだ。


先ほど言った、外房のマダイが凄くデカイのは小魚を捕食している固体故にデカイのだ。



実際、僕の体験談だが、南房総の小規模サーフで半端ないカタクチイワシが接岸したとき、クロダイの52cm、マゴチ59cmを筆頭に11匹、アオリイカ1.8キロ、マダコ1kg強を釣った。
※直ぐに友達を呼んだが終始その場にいた釣り人は僕一人という奇跡


他にもイワシの回遊に伴い接岸してくる大型のフィッシュイーターはデカイ経験がある。


事前の情報だとマダイも回遊し始めてきた言うことで今年こそは…と期待して釣り当日を迎えようとしたのだが、なんと当日(3月15日)外房は雨だった。






【放送当日(変更後3月17日)】


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雨につき、放送日と時間を大幅に変更し、結局神奈川で都市伝説的な脱走兵を狙う例年の展開を迎えた。


神奈川のマダイ釣りをバカにしているわけではない。勿論、普通に天然もいるが、僕らみたいなマダイ釣りの経験がないものは脱走兵だろうが釣りやすい環境であればありがたい。


因みに、現地に到着すると付近で海上生簀釣堀を営むS店長がいらっしゃったので、実際マダイが脱走とかするんですかと聞いたら、脱走というより環境に適さなかったなどの理由で生簀から外に放していると言われた。さらにカンパチとかも外海に出ていかずその辺りに泳いでいるとのこと。


あ、脱走兵の産みの親がここにいた。


都市伝説ではなかった。この話だけでもある意味調査は成立したといえる。



しかし今回は釣査ではなく純粋にマダイが釣りたいのでとりあえず居着きに焦点を絞った釣りを行った。





【釣り開始】


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僕は外房で果たせなかった泳がせ釣りを三浦に引き継いだ。

カゴ釣りが主流とはいえ、三浦のマダイだってオキアミよりは小魚の方が食べたいのではないかと強引な発想をしてみた。


また顧問はフカセ釣り、NGN氏はライトタックルのルアー釣り。
いつもの堤防五目的な釣りだが狙いはマダイだ。



タックルは4本用意。

泳がせ釣り3本に、もう1本はウキ釣り。オキアミを使った釣りもできるように用意はしておいた。


今回も用意した活エサはウグイ。



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神奈川で泳がせ釣りをする際は「勇竿」という釣具店であらゆるエサを購入することができるのでおススメ。3本の竿で3時間やるなら10匹は必要。

結果、6匹しか使わなかったとなることもあるが、釣れるときは大型魚1匹に対してエサが1匹必要になるため、予備も入れて10匹は購入すべきだ。


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房総半島で泳がせ釣りをする際も勇竿やポイントで購入できるが、イワシなどのが接岸しているときは漁港を転々としながらサビキ釣りでエサを確保することもできる。



一昨年から泳がせ釣りを集中的に行ってきたが、この釣りはエサの管理と購入についてネックな部分はあるものの、かなりの確立で釣れている。


今回もマダイでなくともヒラメやクロダイなど何が釣れるか分からない楽しみがあった。

しかし、時間が経つにつれ比例していく何かに不安を感じていた。






【何も釣れない恐怖】



まだ、の時報が流れたが今回も「まだです」と打てば響く鐘のように答えるしかなかった…



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正直、泳がせ釣りで1回もアタリがなかったのは過去に初めてではないかと思う。

顧問のフカセやNGN氏も何も釣れない当たらないことから不毛地帯と断定してやりたかった。


なんというかブロマガで重要な中身がない!


釣り中はいつ魚が食ってくるか分からないので釣れなくても期待感があるのだが、結果的には釣りにおいては何もなかった放送になってしまった。


脱走マダイ兵を狙うなら次回からは泳がせ釣りは辞めてカゴ釣りやフカセオンリーにしてコマセを9キロほどまくのもありかと思った。


外房から環境が変わったことを柔軟に対応してオキアミメインの釣りをやるべきだったことは今回の反省点だ。




いつもマダイ釣りを楽しみにしてくださっている方、非常に申し訳ありませんでした…


マダイはまたタイミングを見て外房でやってみたいと思う!




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