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6月8日、15回目を迎えるリアルタイムフィッシングが行われ、デイ60分+延長30分へ挑んだ釣り人 村岡はフルタイムの末、ノーフィッシュでの終了となった。
これで村岡の挑戦は4回で達成は無し、全てデイでの記録。
※ニコ生専用釣り競技 リアルタイムフィッシングとは?
初夏を迎え、西日本では梅雨入りを迎えた6月上旬、村岡はイベント出演と遠征の合間にプラクティスを重ね、比較的好調の報が聞こえた河口域が選択肢として候補に上がる中で、その少し上に位置する下流域を選びゲームに挑んだ。
開始前にシーバスと思われる魚の捕食行為(ライズリング)が見られるも、釣り場にて先行して釣りをする釣り人の感触は思わしくなかった。
そんな状況に対する期待と不安が交じる中、ニコ生専用釣り競技・リアルタイムフィッシングが始まった。
この日の狙いは近距離の障害物に定位したシーバスに狙いを絞っての接近戦。
大きな岩で組まれた護岸が水中に伸びていく先、その切れ目や、特に大きな岩、岩が崩れた場所など、変化がある所を探っていく。
比較的浅い事もあり、開始から軽めのバイブレーションプラグで丁寧に底のラインをトレースしていくも良い反応は得られない。
下げ潮が発生し、石積み護岸まで流れがしっかりと届いているも、魚からのコンタクトは無い。
次により重いルアー、鉄製のバイブレーションへと変更して、同じポイント、コース、を先程よりも速いスピードで通すなど変化を出して攻めるが手応えはなく、河川を下流側へと移動しながら次々とキャストを繰り出して行くも、30分が経過しノーフィッシュ。
「ここはいつも(魚が)着いているのに、釣りが狂うんだろうなぁ」
リアルタイムのプレッシャーにより、繊細さが要求される魚に対するプレゼンテーションの乱れを感じつつも修正できない事に対して声が漏れる。
ルアー釣りにおいては、魚が居ない事よりも、居るのに反応しない事の方が多い、それを知るからこそ生じる焦り。
開始から約40分、村岡は自身のリセットも模索したか、180度の方針転換を試みる。
開発中のポッパー、トップウォータールアーを使い始めた。
トップと表されるこの釣りは極めて魅力的な釣り味であり、時にとてつもない爆発力を発揮する。
だが、多くの場合は他の方法に釣り負ける事が多い、たまに場外ホームランというジャンルとも言える。
その後も、次々と手持ちのルアーから交換を繰り返し、同じく開発中で製品発売前のチャターベイトまで使い出すなど、起死回生の一手を模索する時間が続いた。
60分が経過し延長の30分に突入、敗戦が色濃く漂い始めた残り時間15分、村岡は動いた。
徒歩で数分間ながらも1キロ近い大きな場所移動を決断する。
時間の使い方は釣り人に委ねられるのがRTF。
釣りをする時間を大きく減らしたとしても、この場所での続行ではなく、変化を求めた。
これまで75分、いかに手応えというものが無かったのか想像に難しくない。
とは言え、あくまでも徒歩での移動の為、移動先も似たようなロケーションでのゲームとなる。
だとしても僅かな流れの変化、更に地形的理由へ、現状の打破、そして魚を求めた。
手持ちのルアーとテクニックを総動員した結果として当初ポイントへの見切りという決断であったが、ゲーム開始から90分。
村岡が想いを託したラストキャストはノーコンタクトでの帰還となり、4度目の挑戦は未達成にて終了となった。
文=コウノス
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ぬこまた釣査団
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