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  • 346ワールドカップ(終) 決勝戦 試合結果詳細

    2018-10-01 00:003


    【試合結果】
    ■東京 vs 九州・沖縄
    ・先発メンバー



    ・試合結果詳細


    ・選手評価



    ・得点&アシスト



    ・カード


    ・交代



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    【大会結果】
    ・グループリーグ

     1)グループリーグA
     

     2)グループリーグB
     

    ・決勝トーナメント


    ・得点ランキング


    ・アシストランキング


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    【コラム】アイドルフットボールの歴史を振り返る

     3か月に及ぶ大会も今日終了した。振り返れば、今大会は実力の拮抗した魅力的な大会だったと言えるだろう。もちろん、結果だけ見れば拮抗はしていない。しかし、地域別の8つのチームが初めて相まみえた時から考えれば、その差はわずかでしかない。グループリーグで勝ち点を0で終えたチームは一つもなく、無得点で終えたチームも0だ。2013年の大会ではグループリーグで最強だった関東は11得点2失点、中部の前身である東海・北陸・甲信越は0得点11失点だったことを顧みれば、各チームの差はこの5年で驚くほど縮まった。

     グループリーグの結果で言えば、失点1という関西の守備の強さは際立っており、得失点差では唯一、4つの貯金があった。逆に関東は4つの借金があったが、それ以外の6チームは得失点差±2以内に収まっている。実際、もう一度やれば、どのチームにも優勝の可能性があった。間違いなくそう言える大会だろう。優勝した東京も今大会で最強のチームではなかった。もし、どのチームが優勝するかと問われれば、今大会の結果を知ろうが、知るまいが私は優勝は関西だと答えるだろう。最も強かったのは関西だったが、フットボールでは常に一番強いチームが勝つわけではない。その事実を今大会は改めて教えてくれた。

     かつての大会との大きな差は、そもそもチームの完成度が大きく異なっていることだ。当時、実力的に最強と目されていた関東はいわゆる典型的な4-2-3-1であり、サイドアタックに強みを持っていた。だが、戦術的には決して優れていたとは言い難かったのも事実で、基本的にはサイドアタッカーの個人能力に依存した攻撃面と守備的ミッドフィールダーの守備力に依存した守備面が特徴のチームだった。2013年の大会で最も完成されていた、最近の言葉を用いるならば、唯一のプレー原則を持ったチームは関西だった。当時の関西はチームとして、緒方智絵里の突破によるシュートを攻撃の終着点としており、その試行回数をできるだけ多くするためにハイプレスからのショートカウンター、ひいてはハイラインによる守備が行われていた。こういった、どう守り、どう攻めるかといった部分が当時のアイドルフットボールでは十分ではなかった。牧歌的な時代であり、かなりいい加減な部分もあったが、それゆえにドラマ性のある試合が多かったのも事実だ。所謂、ジャイアントキリングもよく起こったのもこの時代である。


     初代トーナメント王者 北海道・東北

     2014年に入りリーグ戦が始まった。前年の大会はグループリーグ方式のトーナメントであり、全試合で15試合だったが、リーグ戦は全てのチームが4回対戦す合計112試合の長丁場だった。アイドルフットボールの指導者達が今までよりもはるかに多くのデータを蓄積したことで、戦術面で急速の進歩を遂げることになる。

     リーグ戦最初の1クール(以降、7試合ごとにクールと呼称する)は、関西のハイプレスが圧倒的な強さを見せ、東京の3トップが対戦相手の守備を破壊していた。また前年の大会の覇者、北海道・東北は優勝チームの自負ゆえだろう、前年からの戦術を踏襲していたが、すでに戦術は時代遅れとなっており、勝ち点1、最強と目されていた関東、前年の結果からチーム自体を抜本的に改造した中部、この2チーム勝ち点8で並ぶことになった。

     1クール目終了時に北海道・東北が生み出した戦術が「可変フォーメーション」と「組織的なカウンター」だった。北海道・東北の当時の監督、小関麗奈が生み出した戦術は端的に言えば、中盤の底でボールを奪い、それと同時に左サイドバックが前線にオーバーラップ、ミッドフィールダーは全体に一列高い位置取りに移動することで、空いたスペースに対してロングボールでの展開をするというものだ。戦術的には極めて完成された戦術で、2クール目は北海道・東北によりリーグは席捲されることとなった。同時に中央に寄った3人のフォワードによる攻撃力を持ち味とした東京は当時の渋谷凛監督が解任、7~9節の3連敗を機に戦術を一新することになった。

     1クールでの28試合の各チームの膨大なデータの蓄積により、明確な弱点を持つチームの凋落が起こったのが2クールだったと言える。つまり、2クールで攻撃面では魅力的だが、守備面での問題を抱えたチームは失速し、戦術変更を余儀なくされたのだ。また、2クールでは関西のハイプレスや、東京の3トップに対する多くの考察が行われたが、北海道・東北のカウンターに対しては知識がなく、2クールでは北海道・東北が全勝を達成した。逆説的に言えば、アイドルフットボールはこの時点でカウンターに対する耐性を得たと言うことだ。3クールでは北海道・東北の戦術は未知の戦術ではなく、すでに既知のものとなっていた。

     続く3クールにおいて、リーグを席捲したのは九州・沖縄と中部の2チームだった。中部は2クール終了後の特訓により、アイドルフットボールに第三の選択肢、ポゼッションの概念を持ち込んだチームだろう。中部の新戦術はハイプレス、カウンターといったそれまでの戦術に対する回答だった。ボールを奪われずにプレーを続ければ、ハイプレスは別の場所にスペースを生み出し、カウンターは押し込まれた状態では守備から攻撃への移行がスムーズに行かず、効率的な攻撃が展開できない。関西、北海道・東北、中部はそれぞれが特定の戦術に振り切ったチームであり、アイドルフットボールの戦術の最先端だった。


     名将安斎は選手達の血を入れ替え「中部の魂」の実現を目指した

     翻って、九州・沖縄はドラスティックな改革は今日にいたるまで一度も行っていない。チーム戦術も「トータルフットボール」を合言葉に攻撃的フットボールを志向していたことは事実だが、ハイプレス、カウンター、ポゼッションをバランスよく組み立ててきたチームと言う意味で、さきほどまでの3チームとは異なっていた。九州・沖縄は攻撃面ではフォワードの適正を元にシステムを決め、攻め方、守り方は相手に応じて変更するチームだった。そういった、対戦相手への適正化と言う点で九州・沖縄は非常に優れており、システムを少し最適化して、後はいつも通りに戦うだけで、高いラインでも低いラインでも守ることができ、速攻から遅攻までを幅広く使い分けていた。

     3クール終了時点でアイドルフットボールは戦術的には開始時点とは様変わりしたと言ってもいいだろう。確かに新しい戦術を用いた監督はその後もいるし、765プレミアリーグはチーム数が増えたこともあり、採用された戦術も多彩だった。だが、全体を通してみれば、あくまでも既存の言語化された戦術の組み合わせであり、全くの新規戦術が生み出されたわけではない。


     リーグ戦も制した北海道・東北。「初代シンデレラガール」は水本ゆかり

     話を今大会に戻そう。そのような前提があるからこそ、今大会はチームとしての戦術、基本的にシステムが決まっていながら、多くのチームが状況に応じて、普段とは異なった戦術、戦い方をしていたことが特徴でもあった。特に守備的な面では大きく進歩したアイドルフットボールでは守備を崩して過度な攻撃を加えることは、リーグ戦での引き分けとカップ戦での引き分けの重要性の違いから避けられていた。

     得点王を獲得した諸星きらりを要する東京が優勝したのも結果としては大会の方向性だろう。東京は基本的なシステムを4-2-3-1の3トップ下としていたが、ハイプレス、カウンター、ポゼッションの要素を兼ね備えており、チーム状況や相手に応じて、複数の戦い方を併用したチームだった。また、攻撃の人数はモデルとした川崎フロンタウルスよりも控えめで、3トップ下自体も下がり目でプレーをすることが多く、フォワードに得点が集中していたことが印象的だった。

     2018年9月、アイドルフットボールは終わりを迎えた。アイドル達の新たな活躍を願う。

    (完)
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    [通常版]


    [高画質版]
    ・前半


    ・後半

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  • 346ワールドカップ 3位決定戦 試合結果詳細

    2018-09-24 00:00


    【試合結果】
    ■関西 vs 中国・四国
    ・先発メンバー



    ・試合結果詳細


    ・選手評価



    ・得点&アシスト



    ・カード


    ・交代



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    【コラム】自由を与えられしシンデレラ

     3位決定戦。この響きをプラスに考えるか、マイナスに考えるかは当の本人次第だろうが、アイドル達にとっては本意ではあるまい。もちろん、3位決定戦にも出れないチームがあるのは事実だ。しかし、すべてのアイドルが頂点を目指して戦ってきた、頂点を目指すことができるのアイドルサッカー、いや、それ以前にアイドルマスターである。ナンバーワンになるのがアイドルの使命だ。その意味で3位決定戦に満足をしてはいないだろう。

     しかし、中国・四国と関西は3位決定戦によって、アイドルサッカーで初めて勝利という呪縛から解かれたフットボールを披露した。中国・四国は、8チームで唯一ロングカウンターという選択をしたチームであり、いつの間にか、それが個性となったチームである。単に守備的な戦術でいえば、準々決勝の九州・沖縄も守備的な戦術を披露したが、九州・沖縄の戦術はロングカウンターではなかった。

     中国・四国対関西はモデルチームが南米勢であり、他のチームと戦った時よりも攻撃的なフットボールでの勝利を目指していた点で本来の両チームとは異なっていた。中国・四国がロングカウンターを基幹としていたのと同様に、関西はハイラインハイプレスを戦術の基幹としていたため、普段とは大きく異なる戦術と言って良いだろう。その意味では、3位決定戦は現実路線ではなく、視聴者にファンタジーを見せたいという両チームの思いが伝わってくる内容だった。

     中国・四国は攻撃陣の人数を増やすことでコンビネーションではなく、1対1の局面を増やした。攻撃的なアイドルがピッチ上に多く存在し、ピッチを広く使うことで優れたアタッカーが1対1で相手を突破する攻撃的なフットボールを見せた。

     関西は、ただ高垣楓に自由を与えた。そして、高垣楓がやりやすいように、アイドルをピッチに送り出した。センターフォワードとしての役割は西川保奈美に、ピッチのサイドの広がりは福山舞に任せ、ゲームメイクを川島瑞樹と小早川紗枝が担当した。意図的に高垣楓をピッチ上で浮いた位置に置くことでスペースを与えたのだ。

     今大会は調子に左右されたこともあり、各チームがそれぞれの考えを軸とした中で試合ごとに異なる戦術を用いて戦った。全てのアイドルの輝きが見れた、とは言えない部分が残念ではあるが、制約の中でこそ、アイドルはより輝いたとも考えられる。

     残り1試合、もはや言葉は不要、そう言っても過言ではない。これから彼女たちの伝説が始まるのだ。

    (了)
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  • 346ワールドカップ 準決勝第2試合 試合結果詳細

    2018-09-17 00:001


    【試合結果】
    ■九州・沖縄 vs 中国・四国
    ・先発メンバー



    ・試合結果詳細


    ・選手評価



    ・得点&アシスト


    ・カード


    ・交代



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    【コラム】ピッツァとカレー

     先週、試合のことをこの記事で取り上げたが、編集部にはご不満だったらしく、カレーの時みたいにピザの話はしないんですか? と愚にもつかない話をされた。賢明なる視聴者の皆さんには、当然のように理解していただいていると思うが、この記事は、フットボールのコラムである。グルメ講座ではない。

     ともあれ、中国・四国と九州・沖縄の戦いを食べ物で例えることはできる。中国・四国はアサード、南米風のバーベキューであり、伝統的ではあるが、この大会でより強いチームとなったイメージはなかった。それに引き換え、九州・沖縄は5バック(実質3バック+ウイングバック)の導入など、基本のシステムが時間をかけて熟成をしてきたため、3トップを軸とした横展開が可能だった。普段と違うことをしているように見えるが、実際の攻撃の形はほとんど変更されていない。まさしく、素材を生かした焼き物と素材を熟成させる煮込み料理の違いが両チームのフットボールから感じられた。

     もちろん、編集部の希望のようにイタリアを食べ物に例えることはできる。だが、イタリアをピッツァに例えたところでさほど意味があるとは私には思えない。しいて言えば、東京のフットボールはミラノ風のピッツァであると言うことは出来るだろう。所謂、日本人が創造する米国風のピザやナポリ風のピッツァ、ローマ風のピッツァとも異なるものだ。東京は実際のところ、イタリアのフットボールと言うよりも、ミラノのフットボールを志向している。そういう意味では、イタリアにはカテナチオの伝統があるが、東京にはカテナチオの伝統はない、とも言える。元々、強豪志向が強く、所謂、弱者の戦術を好んでいないチームなのだ。

     だが、この傾向は、近年のイタリアではむしろ当然のものでもある。今時のイタリアでカテナチオをしているチームなどない。より攻撃に比重を置かれるようになった。もはや、アイドルサッカーの話題ではなくなるので、詳細は省くがトータル・ゾーンなどの新戦術が生み出されている。東京のフットボールはミラノのフットボールを中心に近年のイタリアサッカーのエッセンスを抽出したものだ。

     さて、決勝戦は東京対九州・沖縄、つまりピッツァとカレーの戦いである。人気の食べ物同士の戦いともいえるが、ここではあえて試合について述べたい。つまり、ピザの生地をカレーにつけて食べる「つけカレーパン」、それが試合の内容だろう。明らかにイタリアにもオランダにもないし、米国にあるとも思えないが、日本にはある。ワールドカップの、アイドルサッカー大会の最終戦は世界各国の味と味の戦いであったが、最後の舞台で日本の味を試合でもって示すこととなった。

     決勝についての予想に関して言えば、東京は今までと変わらず、3トップ下で挑むと予想している。九州・沖縄は準決勝のように3バックで挑む方が対東京では理に適っているように思われるが、アイドル達の特性としては4-3-3の方が向いているのも事実だ。

     3位決定戦も行われるが、これは余りシリアスな試合とはならないだろう。両チームにとってリスクが少ない試合なので、見る分には面白い試合になるだろう。いよいよ残り2試合となったアイドルサッカーシリーズのラストスパートに期待したい。

    (了)
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