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【ライヴレポート】 DuelJewel/2013.07.06@日本青年館
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【ライヴレポート】 DuelJewel/2013.07.06@日本青年館

2013-07-16 01:00
    DuelJewel

    ~隼人復活LIVE~ 『anastasis』
    2013.07.06 日本青年館

    【SET LIST】
     1. 62
     2. against
     3. Polaris
     4. 華唄~桜華繚乱~
     5. Vamp Ash
     6. eternal
    ~Key-1145~
     7. Room-1145
    ~Drum solo~
     8. knot
     9. DICE
    10.「Life on...」
    11. おつかれサマー
    12. outsider
    13. ONE SHOT ONE KILL
    14. ASHTAROTH
    15. Trust
    (ENCORE-1)
    16. 昏睡×ケ×ケDoll
    17. ネバーブルー
    18. Will~andante~
    (ENCORE-2)
    19. Tales


    隼人(Vo)              Shun(G)
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    祐弥(G)              Natsuki(B)
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    ばる(Dr)
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     2011年末に隼人が機能性発声障害を患い、翌年2月17日に渋谷O-Eastで行なわれたライヴ以降、療養生活を余儀なくされるというアクシデントに見舞われたDuelJewel。先が見えない状況に屈することなく、彼らは4人編成でのライヴや韓国のキム・セホン氏とのコラボレートによる音源制作とツアーなどを積極的に行ない、DuelJewelの活動を止めることはなかった。そして、2013年3月。渋谷O-Eastから約1年半を経た7月6日に、隼人の復活ライヴを日本青年館で行なうことがアナウンスされた。DuelJewelのファンはもちろん、多くのロックフリークが嬉しいニュースに胸をなで下ろしたと思う。
     だが、復活ライヴ当日を迎え、開演を間近に控えた日本青年館の場内は、期待と不安がない交ぜになった空気に包まれていた。なぜなら今回のライヴは隼人が完治したことを見届けた上での開催ではなく、見切り発車的な部分があったからだ。“いいライヴになってほしい”というオーディエンスの想いをひしひと感じつつ開演を待った。
     暗転した場内にサイバーなオープニングSEが流れ、ばる、祐弥、Natsuki、Shunの順番でステージに登場。少し間を空けてポップアップを使って隼人が姿を表した瞬間、客席から大歓声と温かみに溢れた拍手が湧きあがった。復活ライヴにふさわしいドラマチックな幕開けの後、ライヴは「62」や「against」「Polaris」といったパワフルなナンバーを立て続けに聴かせる流れで始まった。
     オープニングからステージ上を行き来して瞬発力と伸びやかさに満ちた歌声を聴かせる隼人。アグレッシヴなオーラを発しつつ、鮮やかにギター・ソロを決めるShun。ダイナミックなステージングとタイトなギター・プレイの取り合わせが光る祐弥。客席に煽りを入れながら、ファットにドライヴする重低音を轟かせるNatsuki。ドラムセットの後ろから強力な存在感を発し、パワフル&テクニカルなドラミングを展開するばる。プレイの合間にメンバー達が浮かべる明るい笑顔からは、5人でステージに立てる喜びを全員が感じていることが伝わってきた。
    「華唄~桜華繚乱~」を聴かせた後、隼人のMCが入った。「長く、険しい道のりを超えて、DuelJewel・隼人、ただ今帰りました。これだけたくさんの人が集まってくれて感無量です。よくぞ1年半という長い間、DuelJewelを守ってくれました。本当にありがとう。1曲1曲、少しずつ1年半という時間を、俺達とお前たちで埋めていこう。最後の最後まで思いきり楽しんでいってくれよ!」
     隼人の言葉に場内の一体感がさらに高まる中、パワフル&ラグジュアリィな「Vamp Ash」や翳りを帯びた「eternal」、ゴシックな味わいを活かした「Room-1145」などが演奏された。1曲ごとに表情を変えてどんどん世界観を深めていく構成は見事だし、タイトなサウンドやメンバーが生み出すケミストリーも実に魅力的。また、1年半というブレークを感じさせないことからは、4人での活動継続を決意したメンバー達の選択が正しかったことも改めて感じることができた。
     
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