MINT NeKOデザイナーのMINTが立ち上げた新ブランド『西麻布サーカス団』。事前に入手した情報は“動物をモチーフとし、ポップで優しい、でもどこかおかしなアイテムを展開していく”ということ、そして“イメージモデルを務めるのは団長(NoGoD)である”ということのみだったが、すでにワクワクするではないか! 4月26日(土)、h.NAOTO新宿マルイアネックス店にて行われたフロアショー。ショップ前で思わず足をとめて眺める人も続出したこのイベントの様子を、写真とともに追ってみよう。
ショップ内に作られたランウェイを歩くモデルの団長。お客様とのあまりに近い距離に少々照れながらも、ウキウキとターンなどキメている!(笑) 着用アイテムはクマをモチーフとした「イアンのTシャツ」「イアンのパーカー」。手にした「イアンの立体トートバッグ」も実に個性的!
アイテムの解説をするMINT。ちなみに団長着用のデニムはMINT NeKO商品で、「姉妹ブランドだから、もちろん合せてもOK!」とのこと。今後ボトムスのアイテム数も増えていくはず。楽しみである。
雑誌などでも活躍中のモデル・阿知波妃皇(あちなみひこ)嬢が登場すると、客席から思わず「かわいい!」の声。ペンギンをモチーフにした「カートのTシャツ」「カートのパーカー」をキュートに着こなし、「カートのショルダーバッグ」を斜めがけ。パンツのポケットはウサギの形なのだそうだ。
続いて団長が着用したのは、ウサギをモチーフにした「ゴッホのTシャツ」。今回着たMサイズで少々ピチピチのようで、「(皆の)視線が痛い……」と客席を笑わせる。肩にかけた「フードマフラー」もおしゃれ。
「Tシャツは“旗”をイメージしたもので、パッチワーク。手作り感が溢れています」とはMINT談。同様にパンツも旗のデザイン。ネックレスはハリネズミ。今後アクセサリーも充実させていくという嬉しい一言も。
フクロウをモチーフとした「ウェインのTシャツ」にグレーのパーカーを合わせた団長が再び登場。白地に赤&水色をあしらったTシャツ、かわいらしくて爽やかな色合いはこれからの季節にぴったり!
MINTの「今回の衣装は切り絵で作っている」という話を聞き、なるほどと納得。優しくて不思議な印象を受けるのは、切り絵で作られた動物たちが醸し出す表情にあるのかな。
トーク中のMINTと団長。それにしても、団長はこういうポップな衣装が本当にお似合いですね。
阿知波妃皇嬢が着用している「ウェインのパーカー」は、フクロウがモチーフ。三角形の幾何学模様やフードなど、全体でフクロウを表現しているのだそう。そして、女の子らしいカゴバッグ。これも素敵!
この後、MINTと団長のトーク・タイム。団長いわく「モデルとしてのカタログ撮影は、服を立たせるのが大変だった。分からないので……いつもどおりにやった!(笑)」とのこと。自身のアーティスト写真撮影とは、やはり勝手が違うようだ。とはいえ、フライヤーやカタログを拝見すると商品とモデルとの相性はぴったりのようで、今後さらに幅広いアイテムを展開していくであろう『西麻布サーカス団』への期待は膨らむ一方だ。MINT流ファンタジーの世界は未知数。最高のイメージモデルである団長とのタッグで、多くの人に愛されるブランドになっていくことだろう。
(文=難波佐和代)
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