保井です。超貢献促進PV「Let’s貢献! ~恋の懲役は1,000,000年~」

なんと50000再生を突破しました。正直、再生数のペースが速すぎて権利解放動画が間に合わない本当にありがとうございます!
再生数やマイリスもすげえ嬉しいんですが、個人的にはコメントが嬉しいっすね。歌詞職人の方や、弾幕が嬉しいお年頃です。いやー、ありがてえ。
なので、今回は、いただいたコメントを踏まえつつ、動画や歌詞の解説をお話しさせていただきます。押忍。

察しの良い方が、バンバン言い当てていらっしゃいますが、
この歌詞と動画は『フリーダムウォーズ』のゲーム内容そのものを表現しています。

様々な禁則が設定されているパノプティコンという都市国家。
そこで、生まれながら罪人として扱われる咎人(プレイヤー)たち。
その咎人を監視するために、あてがわれるアクセサリと呼ばれるアンドロイド。
あ、アクセサリは英語で"共犯者"という意味があります。それです。

そんな異常なまでの管理社会において、咎人の戦意高揚のために開発された「プロパガンダアイドル」が、動画に出ている三体のアクセサリ「パンナ」「オプティ」「コニー」です。

なので、彼女たちが歌う歌は非常にパノプティコン体制側のメッセージが強い歌詞になっています。
例えば、このくだり。
あなたに
恋心、ときめいた、でも近づいちゃ、いけナイナイ
平時における、咎人との接触は 認められてナイナイ
あれやこれ、話したい、でも話しちゃ、いけナイナイ
平時における、咎人との接触 は 認められてイーナイナイ
なんてディストピア。ちなみに、これは『フリーダムウォーズ』のゲーム中に、無駄口を叩くと、実際に怒られます。けどご心配なく。きっと
権利解放申請の末、全てを解き放って、フリーダム!
になれると思います。なので、皆、貢献して、権利を解放していこうね!という内容になっているわけです。レッツ貢献。アイ、マム。

あ、アイ、マムとは女性の上官に対するイエス、サーですね。この場合、このプロパガンダアイドルに向かって忠誠を誓えと言う、かけごえになっております。

他の部分の歌詞や動画のテキストも、しれっと大事なことを言ってたりするのですが、PT上層部が怖いのでこのへんで切り上げておいて、次は動画について。

楽曲自体は前に書いた通り、ずっとゆるゆる進んでたんですけど、動画はガチでタイトなスケジュールでした。多分普通に頼むと、笑われるを通り越して、無言で助走をつけて殴られるぐらいの無茶ブリです。そのあたり、有志の方々にお願いして、超忙しい中、合間を縫って作っていただいたという流れでした。幸いなことに殴られませんでした。ありがとうございます。

ちなみに、そのうちの1人があにらさんという方です。
【東方】Bad Apple!! PV【影絵】

ニコニコ動画で超有名人だと思うので、何かご紹介するの怖いと思いつつ、本人了解も得たのでご紹介してみました。っていうか、1700万再生ってなんすか。すげー。

あにらさんは昔から知り合いの方で、助けてー! と言うと、しようがないなぁ、と言って助けてくれるナイスガイです。ちなみに、以前ご紹介した、拙曲ハイハハイニという曲の動画もあにらさんに助けてもらった次第です。いつもありがとう、あにらえもん。ちなみに、この貢献により、あにらさんを含めた動画作成スタッフは、旨いうなぎという報酬を得る予定です。謹んで、奢らせていただきます。レッツうなぎ。

これからもこんな風に……皆さんそれぞれお忙しいので、確約はできないんですが……会社の内部・外部を問わず、お仕事・遊びをけじめはつけながらも、良い意味で変に線引きせず、いろいろ作っていけたらいいなあ、と思っています。それにしても、本当、ニコニコ動画はその作ったものを共有して、一緒に盛り上がるのに最適な場所ですよねえ。あってよかった、ニコニコ動画。

はい。そういうわけで本線に戻り、いただいたコメントを踏まえつつ動画の解説です。

まずは、動画のモデル。これまた皆様のご指摘の通り、オプティ・コニー・パンナのモデルはゲーム中のモデルをもとに作ったものです。厳密には動画作成用に、ちょっと手を入れたりしていますが、キャラクターの造形とかは、ほぼそのまま使っています。

この辺、ゲーム中でどんなことができるかは、『フリーダムウォーズ』公式サイトの “バディカスタマイズ”動画を見ていただけると、よく分かると思います。

自分のキャラクターと、アクセサリを合わせてカスタマイズする遊びが『フリーダムウォーズ』の魅力の1つです。是非ご覧いただければと思います。

で、そういうアンドロイドなので、すごくぴったり同期して動いてたりするわけですよ。コメント番号1747番の方、超正解です。その他の方にも、その意図が伝わってて非常に嬉しいです。

同期!無表情!低露出!

最後のは、別に強い意図ではなかったんですが、勢いで言ってみました。ありがとうございます。

アクセサリという『フリーダムウォーズ』ならではの機能のご紹介と、抑圧的なディストピアをテーマにしたこの楽曲において、「プロパガンダアイドル」という存在は、とても重要なアイコンです。

その辺、ウチのスタッフとモーションの方がこだわって作ったところなので、汲み取っていただけたことが、とにかく嬉しかったですね。ちなみに、このモーションの指示を出すために「プロパくんのデザイナーが絵コンテを描いて、それを普段は外注や進捗管理をしているスタッフがぎこちなく躍る」という、実に手作り感あふれる進行で、普段とは違うものづくりを楽しめました。大変だったけど、皆楽しそうで、とてもよかったです。

ゲーム業界って、特に家庭用のゲームは、一つの物を作ってお届けするまでに、年単位のスケジュールになりがちなものです。コンテンツが大規模化して、関わっている人が増えている工程上、それは仕方がないにしても、自分が能動的に作るものづくりの回数が減ってしまう傾向があるので、そういった意味でも今回の取り組みは、大変有意義なものでした。

さて。前回 ar520876 に続き、二回にわたってブロマガでお話しさせていただきました。
基本的には『フリーダムウォーズ』のブログは、こちらに投稿しております。
http://freedomwars-yasui.tumblr.com/
こちらも、ご覧いただければと存じます。
また、twitterの『#freedomwars_yasui』のハッシュタグでご意見、ご質問をいただいていますので、そちらの方もご活用いただければ幸いです。

以上、スタッフによるガチのボランティアで進むこのチャンネルですので、何ができるか現時点でもわかりませんが、できるかぎりやっていきたいので、ゆるゆるとお付き合いいただければ幸いです。