• 盛り上がりに欠けたという「民進党代表選」。自民党「1強」に歯止めをかける意味でも、民進党に頑張ってもらいたい。 極端な若返りで、初心から出直せ!

    2016-09-12 17:35





    民進党代表選。マスコミは総じて「盛り上がりに欠けた」と切り捨てる。小池都知事が「移転延期」の派手なパフォーマンス見せれば、テレビはそっちのほうが視聴率を稼げる。


    おまけに「北朝鮮の核実験」という大事件も起きた。弱小・民進党の代表選など、どうでもいいというムード。これでは盛り上がるハズはない。


    だが、冷静に考えて欲しい。自民党・安倍内閣は「1強」どころか、独裁状態。

    このままでは、憲法改正も発議されてしまう。


    少なくとも、岡田前代表は現時点での憲法改正は反対だった。


    だが、岡田の推す蓮舫は「9条を守りたい」と言うが、「憲法の地方自治のあり方は今の時代には向いていない」と歯切れが悪い。


    前原にいたっては、「9条に3項を加えて、自衛隊を位置づけたい」と持論を

    主張した。


    玉木は「海外で武力行使を認める9条改正には反対」と主張するが、「憲法裁判所や統治機構などは議論したい」と言う。


    3人の話は微妙で「憲法改正を阻止するために3分の2は取らせない」と言っていた岡田よりは、はるかにトーンダウンしている。だから盛り上がらない

    という見方もある。


    玉木は「9条改正には反対だ」と、大声を出したほうがいい。


    「9条改正には反対だが、憲法裁判所や統治機構は議論したい」と言うのは、

    憲法改正しても良いと聞こえる。維新と変わりがない。


    このあたりが「迷走気味」と、リベラルな東京新聞にまで書かれてしまうの

    だろう。蓮舫発言も同様、維新と変わらない。


    「参院選」での民進党はどこに行った?…と言われてしまう。


    野党共闘も同じ。今の民進党に拒否する余裕はあるのか?


    「野党共闘は一定の評価はするが…」と言いながら、


    「衆院選では、一度、岡田路線はリセットするべきだ」(前原)

    「綱領・政策が違う政党とは、政権目指さない」(蓮舫)

    「基本的な考えの違う党とは一線を画するのが大原則」(玉木)


    共産党とは共闘しないと公言した。「野合」と言われないためだろう。


    これでは衆院選では勝てない。もう少し、自民党のしたたかさを見習ったら

    いかがだろうか?


    誰も「民進=共産政権」が出来るとは思っていない。


    誰が新代表になろうとも、「野党共闘」特に「民進=共産」の共闘ができなければ、1人区の自民=公明には、100% 勝てない。


    「憲法9条改正反対」「立憲主義を守る」「TPP反対」で、蓮舫・玉木は「野党共闘」できるだろう。共産党は「候補者を降ろしてもいい」と言っている。


    「政権交代を目指す」と言うが、今の民進党の支持率で、それは無理だ。


    まずは初心に帰り、1人区で勝つことを考えよう。それが初めの1歩だろう。

    「参院選は一定の評価」ではなく、参院選から何議席、積み上げるかだ。


    安倍はいつも誇らしげに言う。「結果が全てなんです」。悔しくないか!


    前原の「戦犯だから、土下座して謝る」は寝た子を起こす。


    全国の集会で、前原は土下座こそしなかったが頭を下げた。それを見て、

    玉木は涙し、蓮舫は「男なら泣くな」と叱咤したという。いやはや呆れた。

    謝ってばかりいたら、政権など取れない。


    「4野党共闘なら議席2倍に」、大幅に躍進する。


    3候補も読んだと思うが、民進・共産・社民・生活の4党が衆院選小選挙区

    (295)で候補を1本化した場合、東京新聞(9月4日)が試算した。


    43⇒91になる。実に2・1倍。だから、自民・公明は「野合」「野合」と、

    カエルの合唱をしているのだ。

    それでも政権は取れないから、安心して「野党共闘」すべし。何度も言う。


    ■「憲法9条・立憲主義を守る、TPP反対」これだけの政策協定でいい。


    共同通信の調査。野党共闘を続けるべき(22都道県)、やめるべき(9府県)

    新代表は地方幹部の話にも耳を傾けるべきだ。


    小池晃・共産党書記局長は、前原が「リセットするべきだ」と発言したことに対し記者会見で、「国政選挙で出来る限り協力することは(民進党と)4回ぐらい確認した。公党間の約束は重い」と発言した。


    確かに、代表が変わったからチャラにするじゃ、済まない。誰が代表になったとしても、公党間の約束は守ったほうがいい。


    過去の民主党の戦犯よりも、若い人にリセットしたほうがいい。


    その意味でも、「高松のケネディ」には頑張ってもらいたい。ところが、その玉木に横やりが入っている。若すぎるからか?長野駅前の立ち合い演説会。地元議員の集会に参加していた玉木は数分遅れ、演説させてもらえなかった。


    とんでもない“官僚主義”。民進党の意外な一面を見た。

    これでは当分、政権交代など夢のまた夢になりそうだ。

                         

    =敬称略=

    (紀尾井次郎)


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  • 「リベラル保守」「こども国債」って、なんだ? 蓮舫、前原とも違う、第3の候補・玉木雄一郎 “第3の道”の可能性。

    2016-09-12 07:20



    相変わらず民進党代表選は、テレビでは取り上げられない。「安倍外交」と「小池劇場」、それに「北朝鮮」ばかりである。

    取り上げられたと思ったら「蓮舫の二重国籍問題」だった。

    ネットで書かれた問題を右派マスコミが書きたてた。

    蓮舫は記者会見し「17歳で意思を表明し日本国籍を選択した。31年前のこと。台湾から書類確認には時間がかかるというので、念のため除籍確認手続きをした」と説明した。

    それで充分だろう。

    またしても選挙を妨害する輩がネット上で暗躍する。この国はいつから、こんな風評国家になってしまったのか?それだけ民進党の躍進を阻む勢力がいるのだろう?

    今回は第3の候補、無名の玉木雄一郎について触れる。


    「高松のケネディ」は若手議員の信頼が厚い。

    蓮舫、前原誠司に比べると玉木雄一郎は無名だ。

    47歳、香川県の田舎育ち。県立高松高から東大法学部、大蔵省に入省。米国ハーバード大学大学院(ケネディ・スクール)を卒業。帰国するや外務省に出向、第1次小泉内閣で内閣府特命担当大臣秘書専門官を務めた。

    エリート官僚の典型。言うなら、若くして政治家の道が決まっていたのかも知れない。

    地元・高松は女子バドミントンの金メダル「高・松」で盛り上がっている。そんな時に、玉木雄一郎の民進党代表選への立候補。衆議院議員当選3回では早過ぎるという声も確かだ。だが、推薦人20人は楽に集まるものではない。

    早くも地元では「高松のケネディ」との声まで上がっているとか。推薦人には旧・維新のメンバーも多く見られる。これは、なかなか出来るものではない。


    「リベラル保守」って、なんだ?

    玉木のホームページでブログを読んだ。「代表選出馬の決意」のなかでの記述。

    「今の自民党には失われてしまった、リベラルで穏健な保守の理念を、民進党の中心的な価値として掲げ、国民のもう一つの選択肢を作りたいのです」

    確かに“1党独裁”の自民党は、“安倍独裁”でもある。五輪憲章違反との声もでた「安倍マリオ」はまずい。ビデオには国会議事堂もPrime Ministerの文字も出たのだから政治利用そのものだろう。

    自民党内部には早くも「任期延長」のヨイショも上がり。異議を唱えているのは少ない。
    だから上がり目のない小池百合子は小泉流でうまく都民を扇動、都知事になった。

    自民党は参院選で小さく公約した「憲法について議論する」が、選挙が終われば維新(旧・おおさか維新)と「憲法改正発議」の声すら出てきた。安保法制も同じだった。

    共謀罪も同じ。名前を変え、ゾンビのように現れる。やりたい放題なのだ。
    その歯止めとして、民進党には頑張ってもらわねば、ならない。


    立憲主義を守る。9条改正には反対。自民党改憲草案も反対。

    「立憲主義を守るのが大原則だ。自民党改憲草案の緊急事態条項は権力乱用を許す内容で反対だ」

    「海外での武力行使を認める9条改正には反対だ」と、玉木は記者会見で語った。

    ここが、「9条に3項を加えて自衛隊を位置付ける」という前原誠司とは大きく違う。

    「あのような憲法改正草案をつくった自民党に対峙するには、民進党はリベラルでなくてはダメでしょう。間違っても多くの自民党議員と靖国神社に参拝したり、日本会議国会議員懇談会メンバーの民進党議員はリベラルとは言えない。玉木の『リベラル保守』は解る気がします」(政治担当記者)


    「こども国債」の発行で日本経済は蘇る。

    今回、玉木は「こども国債」なる提案をした。自民党からは、また借金か?と声が聞こえるが、自民党の「建設国債」と同じだ。玉木は「昔、建設国債。今、こども国債」と言う。

    玉木はブログに書いている。

    「『こども国債』の発行によって財源を確保し、関連予算の規模をOECD平均並みのGDPの約2%にまで倍増させれば、毎年新たに5兆円規模の支出が増え、我が国の子育て、教育関連予算は約10兆円規模になります」


    「この規模の予算があれば、大学教育と就学前教育を無償化できるし、保育士の待遇改善も進めることも可能となり、子育てや教育の内容は驚くほど向上するでしょう」

    「借款」という名の下に、海外でバラマキを続ける安倍政権よりも、国内向けには良い提案だ。次期衆院選の公約に掲げたほうがいい。これこそ「リベラル保守」だ。

    「日本が抱える最大の課題は、少子化・人口減少です。人が減り続ければ経済成長はあり得ないし、逆に人が生まれ育てば、その恩恵は後の世代を含めて享受できます」

    アベノミクスは金持ちと大企業ばかり恩恵を受けた。それでも有権者は自民党が良いと言う。このギャップは、なんだ! 

    庶民レベルでは「こども国債」の可能性に期待したい。          


    =敬称略=                            (紀尾井次郎)


  • 民進党代表選が始まった。「土下座」よりも、旧体制のリセット、若返りが先だろう。「ガラスの天井」を打ち破ったら、自爆してしまう…。

    2016-09-06 15:53






    民進党になって、初の代表選が始まった。予想どおり蓮舫代表代行(48)、前原誠司元外相(54)が立候補した。締め切り2時間前に駆け込んだのが、玉木雄一郎国対副委員長(47)。


    20人の推薦人に苦労しただけに、「第3の候補」の登場には驚いた。

    だが民放テレビなどの扱いは少ない。相変わらず有名女優の息子俳優の強姦致傷事件や、築地市場移転を延期した「小池劇場」ばかり取り上げる。

    自民党の圧力や総務相の電波停止発言以来、政権に批判的なキャスターは交代し、テレビ局は去勢されたようになった。


    ■テレビ局は安倍政権の顔色ばかり、うかがっている。

    やはり、一般庶民は新聞よりもテレビ。いくらテレビ離れが多いと言っても、

    世論の形成には、テレビ(地上波)は無視できない。特に民放は庶民レベルで見るから重要だ。

    告示直後の日曜夕、人気番組『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ)などは、

    ①台風 ②築地市場 ③星空ビジネス ④さんま高騰 ⑤リオパラで、民進党代表選は完全無視。
    さすが読売・日テレグループ。安倍内閣の世論形成に大きく寄与している。


    “安倍チャンネル”NHKは、「日曜討論」で「3候補に問う!」を放送。

    公共放送として、最低の義務を果たした。

    むろん、安倍の気持ち悪い「ウラジーミル」の猫なで声、安倍=プーチン会談も取り上げている。プーチン訪日、北方4島は帰るか?と、政権ヨイショ・ニュースは大きく取り上げる。

    それも総理お気に入りの岩田明子記者の登場で、頭がクラクラする。

    NHKはどうしてこの女性記者ばかりなのか?千葉高~東大と頭が良いのは解るが、他に、もう少し美形で優秀な記者もいるだろう。公共放送が総理ベッタリではいけない。


    民進党に話を戻す。蓮舫もなかなか、魅力的だ。

    ネットを見ると、またまた国籍問題を揶揄されている。かつてネットに書かれた誹謗中傷(デマ)を取り上げて、喋った自民党議員もいたが可哀想だ。
    だが先の参院選を見る限り、圧倒的人気を誇る。


    ■しかし、このところ人気のせいか、鼻につく発言も多い。

    「目指すのは新世代の民進党です。信頼を取り戻し、わくわくする政治を作ります。私が代表になれば、ガラスの天井を打ち破る」

    民進党は、すぐ壊れる“ガラスの城”か?と一瞬思ったが、女性の社会での活躍を阻む見えない障壁を指すらしい。米国ヒラリー・クリントンも使う言葉のようだが、一般庶民には、よく解らない。

    「(2人の候補者と)最大の違いは女性だということ」とも言う。

    女を売りにするのは、小池百合子だけでいい。

    それに、岡田代表を「つまらない男」と言ったのは、生意気と偏差値の低さ、いや語彙の少なさを露呈した。思っていても言ってはいけない。蓮舫は岡田を支える代表代行なんだから…。
    これが「わくわくする政治」か?


    ■「土下座」に「戦犯」の前原誠司にも呆れてしまった。

    「民主党政権に多くの人が失望した。信頼を回復するのは並大抵のことではない。土下座する先頭には、戦犯である私こそがふさわしい」

    自虐趣味なのだろうか?元外相の矜持もないのか?戦犯はともかく、土下座などと軽々しく言ってはいけない。さすがに「口だけ番長」の片鱗は残る。

    「憲法は公布後に自衛隊がつくられたため、自衛隊の位置付けがない。しっかり議論すべきだ」

    一瞬、自民党議員の発言かと思ってしまった。やはり保守色は変わっていない。


    「9条に3項を加えて、自衛隊を位置付ける議論を党内で提起したい」

    NHKでは、さらに踏み込んだ。これはリベラルの発言ではない。

    自民党の多くの議員が加盟している改憲勢力「日本会議」国会議員懇談会に、所属しているのだろうか?やはり前原はリベラル政党には似合わない。


    ■それで、私は「第3の候補」玉木雄一郎に期待する。

    47歳、蓮舫よりも若い。国会中継の質問なども見ても解る通り、なかなかのキレ者である。
    田舎の香川県立高松高から東大法学部卒。大蔵省入省後、米国ハーバード大学院ケネディスクール卒業。大蔵省から外務省に出向。第1次小泉内閣で、内閣府特命担当大臣秘書専門官。


    田舎育ちながら、ドラマに出てくるようなエリート。

    「民進党は国民の信頼を集められておらず、根っこから変わらなければいけない。衆院当選3回で出馬は若すぎると何回言われたか。でもそんな私が変革の思いをがむしゃらに訴えないと、国民に覚悟が伝わらない。衆院選で当然、政権交代を目指す」

    玉木は直前まで。推薦人20人が集まらなかった。最後に協力したのが、なんと菅直人・元総理だった。

    “勘違い”と、さんざん言われ、鳩山由紀夫と並んで、戦犯の1人だが、たまには良いこともやるもんだ。菅は東京新聞(9月3日)で、こう話す。

    「一騎打ちでは批判や中傷合戦が起きやすい。国民に党の考えや候補者をよく知ってもらうには3人以上が望ましい。女性、ベテラン、若手の3人で、政権を目指す政策を伝える選挙にしてほしい」


    次回は「子ども国債」を提案した「第3の候補」玉木雄一郎を追ってみたい。

    =敬称略=                      (紀尾井次郎)