• 【レビュー】「君の名は。」劇場で5回見て、そのおよそ1年後の今日、BD見た。って話。

    2017-07-30 14:33
    だから何だと言われても……レビューってよりは感想文かも。

    今回は熱量そこまでないと思われますよ。はい。
    劇場で観てその熱を保ったまま書いた文章はページ下部のリンクからどうぞ。

    随分と長いクールタイムがあって、いよいよBDが投下。
    ……で、うっかりAmazonで予約してしまったものだから、
    北海道にすむあたくしはコノザマ食らって発売日「翌日」にブツが到着。
    という状況でございます。

    で、さらに2日たって。

    ようやく、見ました。自宅で。BDで。

    まず、自宅で見るってことに対しての感想。
    うん。作画の細かいところがよくわかるってのは、いいことだ。
    んで、PCの23インチじゃ物足りない。っていうか、力不足すぎる。

    さすがに劇場で5回は見た作品だったからか、
    慣れが出て、モニターが小さいなあーとか思いながら見てしまってた。

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    やっぱり、自分は音楽も好きなんだと、再認識させられた。

    確かに、映画館で見てた時は、瀧と三葉の逢瀬のシーンで、三葉に感情移入して
    涙目になりながら見てたけど、それ以上に、ブレイクを挟みながら流れる
    楽曲のタイミングに酔いしれていた。

    ドラマを盛り上げるっつーより、むしろここでこの曲ありきでシーン切ってるな、みたいな。

    それはそれで心地いいので問題ない。

    そして、物語のキーとなる効果音がある。
    その音を聞くと、体の正中線に電撃が走ったようになり、
    全身が粟立つ。

    その音とは。

    彗星が落下する瞬間に使われる音。

    甲高い音が響き、命を終わらせたことを知るシーンなわけだが、
    どうにもその音が、体の芯まで響いて、その瞬間に私の体が強張る。

    効果音って大事だ。

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    物語関連ではこれと言って特筆するべきところはないかな、と。
    ただ、物語だから、とご都合で片づけてしまえばそれまでのネタだが、
    ご神体の山頂って、結局全周どれくらいあるんだろう?
    あとは、神社あたりからの距離は?

    実際山登ったらあんな短時間で装備なしでたどり着けないんでは?とか

    衝突時の被害範囲からして、隕石湖がもう一つできるくらいで済んだの?とかいろいろ
    考えてしまったりwww

    この辺はまあ、いずれ考察してみましょうかね。
    誰かやってるだろうけど。

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    買い物としてはよかった!と思う。
    もっと見るところもあると思うので、
    じっくりと見ながら、過ごしたいと思う。
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  • 【閲覧注意】【ネタバレ全開】君の名は。のストーリー展開についての考察。あるいはムスビつく物語の話

    2016-09-27 02:13
    どうも。立て続けの更新です。サイトウツカサです。

    こっちはネタバレ全開、ほぼストーリーラインをなぞりつつ、
    その魅力を自分に落とし込む作業をお手伝いいただくエントリでございます。

    ネタバレしても平気だよーってひとはどうぞご高覧ください。
    ネタバレしてないやつも有ります。↓
    http://ch.nicovideo.jp/freeridestate/blomaga/ar1110269

    ネタバレ嫌いで、「君の名は。」
    見てない人は
    バックボタン。




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    とまあ、ちょっと一昔前のテキストサイト的な注意喚起したところですが。

    私が「君のは。」を見たのは、これまで新海誠監督の作品を見たこともあって、
    その背景美術に魅せられ、次の作品が出ると知って、

    「これは見なければ」

    という使命感から、見に行ったわけです。

    完全に恋に落ちました。


    だれに?

    作品に。
    というわけで、1ファンとして、ストーリーラインをなぞりつつ、
    その魅力と感じたところを書き上げていきたいと思います。


    新海誠の作品は、これまで殆どと言っていいほど、フラットな調子で進んでいる印象でした。
    緩やかにピークに向かい、そこから反転、落ち込むような描写をする。
    そこから救いはあるのか、もしくは無いまま、ただその心は空虚にさまようのか。

    そして、その登場人物たちの心象を表す、緻密な背景。

    これが、言の葉の庭までで理解されている(と思う)新海監督の作品でした

    しかし、今回の「君の名は。」ではもっと起伏の大きい映像を作ってきました。
    時に音楽の力を借りて、時に演技の、そして、時に背景の力を借りて。

    物語の起伏を、模様を描き出し、これまでに描かれていた綺麗なものはより鮮やかに
    見たものを魅了するような空間を描き出し、否応なしに物語に引き込んでいく。
    そんな映画です。

    あらすじは公式サイトや、各種情報サイトで見ていただくとして。

    ネタバレしつつ考察を進めていきましょう。


    【根幹に関わるネタ】日時のズレになぜ気づけなかった?
    →アプリを見ても、「昨日お互いに何やったかをただ見るしかできないので、自分が生きる
     時間に相手が居ないと思えない。」
     というところかな。と。
     電話は通じない、メールも無理。じゃあ、手紙や葉書を送るってことがないのは?
     ふたりとも、なんだかんだいってデジタルネイティブなわけです。
     何よりも、入れ替わりが起こったのは1ヶ月強。
     それも、おそらく10回に満たないくらい。

     とにかくお互いが入れ替わったときには、あまり大きく影響を出さないようにしよう。
     相互に禁則項目を設けるくらいなのですから、そのあたりも意識しつつ、
     夢の出来事を満喫してやろう。という二人。
     そういう意味では根っこは同じタイプなのかも。とも思います。

     話が少しそれましたが、そんな生活をしなければならない状態で、お互いの住所を
     交換しあう、という発想に至れない(手紙を出すという行為に馴染みがない)のは
     考えが足りない、というツッコミは無粋でしょう。
     
     むしろ、このやり取りが、前時代的な交換日記に近いスタイルになっているな、
      と気づけて個人的には面白いなあとも思える部分でした。

      それと、書かれていないこと以外は夢から醒めると記憶がほとんど無くなる、
      という忘却の仕組みがある点も付け加えておきます。
      当然、アプリのエントリーを見られる間は、入れ替わった自分が何をやったか
      記録を見ればわかるので、前の入れ替わりの時に何やったっけ?
      ということは無いのではと。

    【外伝絡みのこと】二葉のこと
    →外伝、Anothe Side:Earth Boundにからむところですが、二葉は断絶を嫌って、
     出来る限りの宮水神社にある伝承を明文化し、拡散を狙っているところが有るように
     思います。もちろん、散逸するリスクはありますが、その秘儀や所作、
     作法の諸々を文書やデータに残し、後世に宮水が結んできた歴史を、巫女だけに
     負わせないようにしたかったのではないでしょうか。

      その代償として自身の死になったのであれば、なんとも大きすぎるという一言で片付け
      られないところですが。
      もしかしたら、神格のように扱われる自分自身を、どこかで呪いたい気持ちもあったのでは
     無いかな、とも思います。それこそ、神楽をお披露目したあとの三葉のように。
      二葉も一回り遅れて情報が入ってくるような僻地にいるとは言え、近現代の教育を受け
      育った女性です。だからこそ、宮水のことを出来る限り正確に、記録に残せる手段に
      気づき、宮水神社の情報を公開しようとしていたのではないか。
      そして、自分の子供達が、宮水を受け継ぐことだけでなく、もっと他の可能性を
      見いだせるように、道を作りたかったのではないかと。

      だからこそ、一緒に居てあげられなくてごめんね、だけでなく、
      道半ばで倒れる自分を詫びる気持ちもあって、「ごめんね」だったのかもしれません。
      道半ばで倒れるとわかっていても、彼女自身、「有るべきようになる」と
      最期に遺しているので、見当違いかもしれませんが。


    【根幹に関わってきそうなところ】此岸(しがん)と彼岸(ひがん)の行き来について
    →作中、御神体の付近は、「かくりよ」(幽世)と一葉は呼んでいます。
     天国、死後の世界、という意味でもありますが、もう少し意味を広めると、
     神の御座、神様のいらっしゃる場所、とも捉えられます。
     そんなところから戻ろうとすれば、代償が必要になるのですが、
      その代償は、口噛み酒でした。

      さて、瀧と三葉が運命の再会をした御神体の窪地ですが、あれはどう捉えるか?
     私個人は彼岸だと思ってます。
      何故か?
      代償になったもので思い当たるものとして、瀧が三年持っていた組紐と、
      お互いの記憶があったからです。

      3年も身につければ魂の欠片みたいなものが入り込んでそうですし。
      「なんとなく身につける」というものは、やはり無いと、体の僅かな部分が
      欠けたような、そんな居心地の悪さがつきまとうと思うんです。
      それって、半身とまではいかなくても、自分の大切なモノ。
      組紐と記憶(=名前)を代償に、此岸に帰ってきたと考えることができます。


    【わりと広まってそうなネタ】小ネタ系。考察はアリません。多分。
    →1.バスケの時、やたらとおっぱいが跳ねてるのはなぜ?
      →ブラしてません。
    →2.パンチラシーン有るんですか?!教えろください
      →むしろパンモロも有るんですが。それはさておき、気づけたところは2つ。
       どちらも最終盤なのでぱんつチェックとかシてる場合じゃねえ!と突っ込みつつ。
        テッシーの自転車こいで山を登っているシーンと、役場へ向かう途中で
       派手に転ぶ当たり。
       自転車漕ぐ当たりで見たときは、多分白ぱんつが見えてます。
    →3.歩き方に特徴出してるんですか?
      →出てます。「あ、入れ替わってる」とわかる感じです。
       面白いのは序盤で、ベッドから落ちた瀧くんの脚に注目。どこの美少女ですかねえ……
       あ、ベッドから落ちたのは、三葉は布団で寝てた子なので、アラーム止めようとしたら
       落下したというわけです。
    →4.奥寺先輩のスカートにハリネズミの刺繍???なぜ?
      →当時三葉はハリネズミ好きだったからです。
    →5.外伝に出てたような、瀧in三葉が料理してるシーンないんですけど
      →その尺、必要ですか?なくてもいい描写だと思います。あれば面白いんでしょうけど。
    →6.途中、三葉の起床シーンでブラ紐っぽいものが見えるけど?
      →キャミソールである可能性は否定できませんぜ。
      1.ともからむ内容ですが……三葉が気を効かせてブラをしたまま寝てるのかも。


    と、勢いにまかせて色々書いてきました。
    また別に書きたいことが出てきたら書くかもしれません。

    長々とおつきあいくださりありがとうございました。

    またいずれ。
  • 【レビュー】君の名は。のこと。あるいはひたすら綺麗な作品に打ちのめされて中毒になっている今のこと

    2016-09-26 05:27
    どうも。サイトウツカサです

    2016年夏アニメが終了、来週からは秋クールに突入です。

    さて、ここ最近、映画、特にアニメ系の映画がトピックスに上がっているわけです。

    タイトルに上げましたが、【君の名は。】

    つい先日、興行収入が100億を突破、ジブリ作品の牙城を崩すのも目前、
    と評されているこの作品。

    話題がどうこうってより、監督が新海誠さんだったから見た、という動機があり、
    観覧しました。

    素晴らしいモノをみた。

    語彙力の無さが溢れんばかりに出てしまっているわけですが、
    何か別の言葉を必要としないくらい、すごい作品を見た。
    これが初回の感想でした。

    監督が新海誠さんだから見た、というところ、どこに注目をしたかと言えば、
    よく言われるように、その背景の描写力。
    緻密に描かれ、ともすれば写真よりも緻密に書かれ、しかし写実的に虚構が
    入り交じるシーンがある。

    「言の葉の庭」や「秒速5センチメートル」を見て、その背景、空の表現が
    とても美しい描き方をするので、注目していました。

    そして今回、「君の名は。」でもその魅力はさらにブラッシュアップされて、
    より没入感を高める表現をしてきたと思います。

    あまり詳しくはここで書きませんが、
    個人的に一番綺麗だと思ったのは、紅葉の中、ヒロインの祖母と山道を歩くシーン。
    本当に、
    「コレが見たかったんだ!こういう景色を撮りたいんだ!」
    という久しぶりに純粋に、どうしたい、という欲求を引き出してくれています。

    しかし、きれいなのは背景だけではなく、物語の背景を流れる音楽も、
    紐解けば物語に強くリンクする言葉で歌い上げられ、
    そして、何より、主人公である瀧と三葉の惹かれ合いながらも、
    現実にはすれ違い続ける切なさと純粋さ溢れるストーリー。

    これらが本当に奇跡的な配合で、107分という時間に収められています。

    音楽単体で聴けば、RADWIMPSの楽曲はどこかBUNP OF CHIKENのフォロワーじみた
    メロディーラインだけれども、今の10代に受け入れられているその音楽性が
    この物語に置いてとても重要な意味を持ち、彩りを放っていきます。

    お互いの精神が入れ違いになり、それぞれが生活している場所で、まだ会ったこともない
    人物の人となりのかけらをお互いに見つめ合い、そして惹かれていく。
    入れ替わりが起こり、その度に、お互いの生活に影響しあい、残滓とも言える
    日記アプリのエントリーは、まるで交換日記でお互いの日常を報告し合う、
    2回りも年代が前のやり取り。

    なぜこんな関係を持つことになったのか。

    それは、物語が進んでいくことで明かされます。

    とても大きな事件とともに。

    始まりのモノローグはともかく、序盤はとにかく瀧と三葉の表情がよく動き、
    それがとてもコミカルで、これまでの新海作品にはなかった展開。
    でも、描かれる背景は、2人が初めて見るものばかり。
    だから、現実よりもきれいに描かれ、お互いに見慣れていたはずの風景は
    とても印象に残るように描かれていく。

    そして、お互いが住むところ、周りの人々への愛おしさを少しずつ育てながら、
    物語は急変し、核心へと至ります。
    その流れを盛り上げるように、また、鎮めるように歌が流れ、
    一時の沈黙がとても美しく見えてきます。

    実を言えば、この文章を書いている時点で3回、見ました。
    2回は確実に自分のため、そして3回目はこの作品について語れる人間を
    一人でも増やしたくて誘いに乗ってくれそうな友人とともに。
    その時その時で感想は変わり、心に残るのは、夢のような時間を過ごしたという爽快感が
    共通して残っていきます。

    そして、また見に行きたいと思う自分を自覚しています(笑)

    最後に、もしこの拙文を読んで興味を持ってくださったなら、
    是非外伝小説、「君の名は。 Another Side:Earth Bound」(以下AS)もおすすめします。
    じつは本編も小説化しているのですが、(もちろんこちらもお薦めできますが)
    Another Sideとサブタイトルがつけられているとおり、
    映画本編で描かれなかった、登場人物たちの日常、心象風景が切り取られて
    収録されています。

    「小説 君の名は。」で語られず、映画で語られている部分が入ってきたり、
    なにより、テーマ曲の一つ「なんでもないや」で歌われている内容が
    ASの第4話「あなたが結んだもの」で語られる内容とも一致するところがあり、
    読んだ後に映画を見ると、【あの時、あの人がなぜこの決断を?】という疑問に
    答えを出し、そして、その人物の心情も、「なんでもないや」の中にきっと含まれている。
    ASを読了後は、そんな感情を持ってしまいます。

    さて、次はいつ、あの街へ、あの場所へ、いや、あの二人に会いに行こうか。

    今はそんなことを考えつつ、ムスビとさせていただきます。

    ご高覧、ありがとうございました。よろしければ感想をいただければ、小躍りしながら
    全レスします。


    あ、コレ本当に最後ね。
    三葉あああああああああああああああっ!可愛いんじゃあああああ反則じゃあああああっ!