• シャニマス『Secret×Rose』におけるロミジュリ引用について

    2020-04-01 22:37

    今回シャニマスのエイプリルフールイベントが『ロミオとジュリエット』モチーフということで、舞台演劇勢の私がいっちょ考察を書くべ!と筆を執りました。
    シャニマス側のシナリオについては必要部分以外引用しませんので、全ルート読んでからでお願いします。

    ちなみに私が一番好きなロミジュリはミュージカル『ロミオ&ジュリエット』( ジェラール・プレスギュルヴィック作。宝塚版が有名)です。

    まず皆さんは『ロミオとジュリエット』をきちんと読むor観たことがないと思いますので、簡単にあらすじを。
    京都芸術劇場様のあらすじが一番読みやすくシンプルだったのでこちらをご覧ください。


    さて、今回のシナリオと『ロミオとジュリエット』のキーワードを再配置すると

    ロミオ=主人公(プロデューサー)
    ジュリエット=各アイドル
    ロレンス神父=はづきさん
    懺悔室=礼拝堂
    懺悔室から続く部屋=納骨堂

    はづきさんを乳母ではなくロレンス神父に置いたのは彼女の「ハーブティー」をロレンス神父がハーブから作った「仮死の薬」になぞらえたと考えるからです。

    作中、亡霊となった二人を「ロミオ」「ジュリエット」を仮称します。
    カウンセラー(あるいは先生)であるロミオと生徒であるジュリエットが結ばれなかったことから物語は始まっています。
    はづきさんが真相を知っていること、また懺悔室の鍵を持っていることから、事件当時も教師という立場であったことが想像できます。
    (当時は生徒という線もありますが、彼女がロレンス神父の立ち位置に居ることから教師説を推します)

    ロミオとジュリエットが愛を誓い合った場所は懺悔室でしょう。
    『ロミオとジュリエット』になぞらえるなら、はづきさんの手配で懺悔室から続く部屋に隠れたジュリエットを、何かの行き違いでロミオが迎えにいけなかった、となるでしょうか。
    二人は揃って学園を抜け出ることは出来なかった。それなら『ロミオとジュリエット』と同じですが、亡霊が残っているということは心中も出来なかったと考えるべきでしょう。
    イルミネルートで主人公がロミオに憑かれるのは懺悔室。そしてアンティーカルートでは懺悔室から続く部屋でジュリエットに憑かれます。
    以上の点からロミオは懺悔室までは辿り着けたが、隠し扉を知らず(見つけられず)、置いて行かれたと勘違いしてそこで亡くなったのではないでしょうか。


    しかしながら今回重要なモチーフである「バラ」は『ロミオとジュリエット』にはほぼ登場しない(ジュリエットの庭園にバラはあるかもしれませんが)ため、あまり『ロミオとジュリエット』からは補助線を引けないのが実情でした。
    有名なフレーズとして「あなたはどうしてロミオなの」の流れの中で「私たちがバラと呼ぶものは、他のどんな名前で呼んでも、同じように甘く香るわ」という物がありますが、それくらいです。

    なんだか「調べてみました!」みたいな記事になってしまいましたが、演劇勢としてはロミジュリのエッセンスだけ借りてきた印象でしたね。


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  • THEATER CHALLENGE!! 北沢志保「少女」役を推す理由

    2018-12-13 21:35

    皆さんお疲れ様です。
    Theater Challenge!の内容が発表されましたね。さぁ祭りの始まりだ。
    ここでは北沢志保の配役について、「少女」役をプレゼンさせて頂きます。

    まずTwitter等の反応を見ると有力候補は「メイド」と「ダスク」ですね。
    それぞれ理由については以下のような感じかと思います。

    【メイド】
    説明文にある「主人の言うことは絶対、と決められているようだが…。」
    が裏切りを予想させ、Melty Fantasiaでの役柄を想起させる。
    志保でメイドと言えばGREE時代の「小学生メイド」のイメージが強いので、
    逆に別パターンのメイドを見たくないか?という期待。



    【ダスク】
    志保が独りで放浪している姿は想像しやすい
    (Melty Fantasiaでもラストの旅路があったので)。
    敵役をやることが多い志保なので、明確な敵が居る物語の中で
    主人公をやる志保を見てみたい。
    ダスクについては僕も「#シホの旅」とか考えたのですが
    「旅人」と区別がつきにくいのでセルフ没にしました。

    さて、現状「少女」役についてはあまりフィーチャーされていないのは確かです。
    それでは僕が「少女」役を推す理由を説明させて頂きます。

    結論を最初に書くならば、
    「この15役の中で一番志保が喜びそうな役だから」です。

    ①「おとぎの国の物語」という「絵本のような」話を志保に与えたい。
    志保が絵本を愛好していることはミリシタ内のお仕事コミュや1コマ漫画でも描写
    されています。

    ②絵本の「読者」である志保は主人公に座るはず
    では「おとぎの国の物語」の中でなぜ「少女」なのか?というと、ここにあります。
    絵本の世界に入り込んじゃうイメージですね。
    正直「お姫様」さえあれば『絵本』の歌詞にあるので1発で決めれたんですが……

    ③ほかの役との絡みが面白そう
    ドジな妖精と怪しい魔法使いに翻弄されたり、オオカミと仲良くなったり、旅人に村の外のことを教わったりする志保をイメージすると私は幸せな気持ちになります(感想は個人のものです)。
    志保はキャラバンでペンギンさんを応援してたし、オオカミと仲良くなれそうだと思うんですよね。



    ④志保は案外大人しい性格を持っている。
    GREE時代のイベントで申し訳ないのですが、「ミリオン女学院」というイベントでこんな台詞がありました。
    ※訂正。「聖ミリオン女学園」でした。また画像を追加しました。





    理由については大まかこんなところです。
    私が他陣営のアイドルたちについても提案したいのは、「どの役が担当アイドルに似合うか」ではなく、
    「担当アイドルはどの役を喜ぶか」というアプローチです。
    役投票はもちろん勝てば官軍。勝たなければ意味がない……という意見もよく分かります。
    しかしこの配役投票は、我々プロデューサーからアイドルへのギフトでもあると思いませんか?

    投票開始まであと1週間。皆さん頑張りましょう。


  • 「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」5月2日(水)公演に参加してきました

    2018-05-03 00:02
    「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆」に参加してきました。

    公演の詳細は公式を見て頂くとして。凄まじい近未来と私たちと「アイドルマスター」、そして世界の在り様を感じることの出来た公演となりました。
    熱烈な春香Pである師匠の影響がなければ様子見・感想待ちしてしまっていたかもしれません。感謝。
    今流行のVTuberや、或いは平田オリザのアンドロイド演劇にも似た、バーチャルリアリティと演劇(ライブコンテンツ)を結んだ作品です。
    そこに居るのは「天海春香」で、生でモーションキャプチャー・アテレコをしているけれどそこには絶対に言及しない。プロデューサーがたくさん居ることや、様々な矛盾、ツッコミどころを全て飲み込み、この場所での約束事を全員が守り・受け入れ、本気で「そこに天海春香」が存在していると信じ応援し、コミュニケーションすることによって共同幻想が生まれる、ある種宗教的なトランスでした。

    以下備忘録です。


    総キャパ350名前後。上手後ろ二列をPA卓で潰している。スモークは会場内でも焚いてる。照明がかなり壁と天井を照らす。(臨場感の演出)
    音はライブ感を出すためか結構大きめ。壁つけのスピーカーとの距離が近くなるせいか後ろの列の方が音を大きく感じた。


     【簡単な流れ】
    協賛企業
      ↓
    小鳥さんの前説
      ↓
    オープニング
      ↓
    ライブ前半
      ↓
    主演のソロ
      ↓
    主演のMC
      ↓
    ライブ後半
      ↓
    主演のソロ
      ↓
    主演のMC、終演の挨拶
      ↓
    社長の訓示
      ↓
    スタッフロール
      ↓
    終演。客電ON。


    フォーメーションダンスをするとき手がぶつかりそうで気になる。ゲームだと奥行きを感じやすいが奥行きの表現が甘いため(もう少し遠近を出すために下がったアイドルを小さくしていいと思う)交差するとき気になる。

    「静かな夜に願いを…」だけ異様にクオリティが高く感じる。恐らくソロで歌っている横で2人が組んで踊る振り付けが舞台公演にマッチしているから。また手を重ねたり合わせたりする動きが彼女たちの存在を強化しているため、相手を引っ張ったり押したりする振り付けがあるとMRステージ映えするのではないだろうか。あと千早がターンしたあと若干踏ん張るのが体幹の弱さというかDaの低さを感じて素晴らしかった。765だと難しいけど、志保とか北斗とかDaの低いキャラクターのダンスを露骨に下げてくれると楽しそう。

     セットリストは懐かしい曲・最近披露のない曲を中心にコールのある盛り上がるアップテンポが中心。その中だからこそ「静かな夜に願いを…」が映えるのかも。もっと振り付けのないバラードをやったらどうなるのか楽しみ。

     アイドルが突然現れて突然消えるのが気になる。せっかくリアルの舞台があるので暗転の中、袖にイリハケするアイドルの姿を見たい気もする。同じ理屈で火を出す演出がある「エージェント夜を往く」でも、装置がないのに火だけ吹き出ていてどうしても違和感があった。

     あずささんのおっぱいを見てしまう。めっちゃ揺れる。大丈夫ポロリしない? ゲームよりも見てしまう。それは質量=引力があるから。

     響くん色黒だわ。

     美希の足がダントツで細い!

     どこにカメラがあってどういう風に見えているのか分からないけど、アイドルからの客席いじりはかなり精度が高い。男性女性、メガネ、帽子を被っている、くらいは見えている模様。

    役者も非常に難しい仕事だなと感じた。一日三回公演で待機時間が長い仕事だから集中力を保ちにくい。直接客前に出るわけでもないから緊張も持ち辛い。リハがあるから11時には入って、21時までの拘束。でも各後半パートしか仕事がないから出演時間としては90分くらい。しかもアドリブ会話パートがあるから相当頭使う。これ変な疲れ方するだろうなぁ。

    中村先生はイコールで春香さんだからもう危なげが一切なくて、フォローできなくても仕方ない映像上のミスもきっちりカバーしていて凄まじかった。各キャストがどうアドリブパートを乗り切るのか楽しみ。

    ダンサーさんからアイドルがどう見えているのか気になる。ただ最後のダンサー紹介で春香が手を振ったときにタイミング完璧にリアクションしていたから見え方は分からないけど見えてはいそう。
     

    ・第一部。「横浜の観光地」で俺が「横浜スタジアム!」と叫び拾ってもらう。「最近野球に興味があるんです!(バットを振るモーション)コラボもしたしね。トークパートの動きについてはキャストが動きながら喋ってそれをモーションアクターが真似てるのかなぁ。

    ・第二部。「コールアンドレスポンスで「○○がだいすきー!」っていうのをやります!プロデューサーさん、大好きな物を教えてください!」「はるかー!!」「ええっ、照れちゃいますよぉ。それは楽屋で言ってください」僕「あっ(死亡)」師匠「リボンー!」「あっ、いまリボンって言ってくれたプロデューサーさん!あ~ペンライトも振ってくださってる!ありがとうございます!」師匠「ひゃ~!」
    ・第二部の当日券はたぶん4人。会場入り口モギりの横に窓口があってそこで購入。座席位置は選べない。都度発券するから少し時間がかかる。

    ・第三部。前から2列目センターで滅茶苦茶テンション上がる。目の前の女性Pとすぐ右の帽子のPが会話に選ばれる。2人ともかなり感極まっていてもらい泣きしてしまう。終演後語り合っていた。春香千秋楽だからか、ダンサーの大賀萌生さん(サイドポニーの長い、上手側に立っていた方)が口をヘの字にして涙を堪えていたのが印象的だった。アイマスダンサー初だしそりゃ泣くよね……ちなみにもうお一人は根岸みゆさん。このお二人が髪形を亜美真美にしていてその辺もとてもよかった。初星も初めて見るダンサーさんだったし最近ダンサーも増やしてる? 第三部のみ「アイマス最高!」が発生しました。


    以上です。765に担当が居るプロデューサーは万難を排して行け。



      【5月3日追記】
    一晩経ったら冷静になってきたので、諸々の考えと書き損ねを列挙していきます。

    ・「静かな夜に願いを…」の千早がソロを歌いながら上手から下手へ移動するとき、ムービングライトが千早を追いかけていた。

    ・暗い照明のときでもアイドルだけがハッキリ見えてしまうためアイドルの身体が発光しているように見えてしまう。逆に「CHANGE!!!!」のオチサビで暗いブルーの照明になったとき、アイドルの身体も暗くなっていて非常によかった。が、美希の瞳がやたら輝いていて違和感。舞台上の照明とアイドルをどれだけリンクさせられるかで実在性が変わってきそう。

    ・VTuberって名前だけ挙げて全く説明をしてなかったので補足。「モデリングを作っている人」「オペレーティングをしている人」「モーションアクター」「声優」複数の人間が一人のキャラクターを作り上げることで本物よりも本物らしい(本物の人間は一人が全てを担当しているから)人間を作り出せるということ。人形浄瑠璃も3人が1体の人形を操作し、声を太夫が当てているわけですが、太夫は地の文から全ての人物の台詞を担当するのでリソースの分配がかなり違いますね。また静岡芸術劇場の芸術監督でもある演出家:宮城聰は一人のキャラクターを動きを担当する「ムーバ―」と台詞を担当する「スピーカー」の「2人1役」で上演する演劇を作り上げ海外でも高い評価を得ています。
    ・ただ「アイドルマスター」のアイドルたちはその実在性の根拠を担当している声優さんに依存しています。モデリングは常に更新されていますし、髪形などもマイナーチェンジしてきていますから。なので今回についてはプロデューサーとの受け答え、そしてライブ中のアドリブにその実在性が感じられる作りになっています。

    ・逆に「収録したMC」だったらどのように見えたかも気になるところです。受け答えしやすいフリが中心になってプリズムアテレコみたいな感じになるんでしょうかね。

    ・コラボフードのスナック盛り合わせ、爪楊枝くらいつけてくれ。