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【マンション経営コラム|第11回】物件のサブリースって? メリットとデメリットを比較してみた
2017-09-17 09:00不動産投資におけるサブリースとは、不動産投資家である大家(オーナー)が持っている物件をサブリース会社が丸ごと借り上げ、管理などの一切を担い、オーナーがサブリース会社から一定の賃料を受け取るというものです。
サブリースのメリット
通常、賃貸経営では大家は入居者を探したり、賃貸契約を結ぶ業務を行ったり、管理などをしたりする必要があります。入居者が家賃を滞納した場合はその対応も行わなければなりません。しかし、サブリース契約では、入居者の募集から契約手続き、物件の管理まで代行してくれるので、大家さんはあまり手間をかけることなく不動産投資を行うことができます。
もちろんサブリース契約を結ばなくても、管理会社に掃除やメンテナンスを委託することでそうした手間は省けますし、入居者募集も不動産会社に依頼できます。
ただ入居者募集がうまくいかなかった場合の空室リスクを完全に取り除くことはできません。その点サブ -
【マンション経営コラム|第10回】知っておきたい! 不動産所得と節税の仕組み
2017-09-16 08:02日銀による大規模な金融緩和により株高・円安・金利低下が進み、不動産投資が盛んになっています。不動産の貸出によって得られる所得は不動産所得となりますが、納税額がどのようになるか気になるところです。
脱税は違法ですが、不動産投資には節税に繋がる仕組みがいくつか認められています。その方法について確認していきましょう。
節税につながる!?不動産所得の必要経費とは?
課税対象となるのは不動産所得であり、不動産から得られる賃料そのままではありません。不動産所得は、総収入金額から必要経費を控除して求められます。総収入金額は不動産を運営することによって得られる収入ですから、賃借人から得た家賃収入、礼金などを指します。必要諸経費の範囲は広く、これらの経費を漏れなく適切に計上することが節税のポイントになります。
不動産収入から控除できる代表的な必要経費として次のものがあります。
・ 管理費 主に不動産管理会 -
【マンション経営コラム|第9回】不動産投資物件の価格ってどう決まるの? 今後の価格動向に注目
2017-09-15 09:09不動産投資を行う上での投資物件選びにおいて、物件価格の比較は必要不可欠です。ですが、物件価格も変動がありますので、長期間で利益率の高い物件を探すことが重要なポイントとなります。
不動産投資物件の価格の決まり方
不動産投資で高額な費用負担となる物件購入において、高利回り、物件価格が手頃、入居率が高い物件を見つけ出すことは、とても難易度が高いでしょう。
投資物件の価格は、一般的な住宅などの購入とは違い、土地や建物などの価値だけで決められるものではありません。重視されるのは収益性であり、家賃収入だけでなく空室リスク、経費などを考え、トータルで利回りを計算する必要があります。
そのため、場合によっては不動産の価値が高くても、利回りの悪さから販売価格が安くなっている投資物件もあります。オーナーとして購入する以上、利回りに影響を与える条件の有無やその度合を確認しましょう。
不動産投資物件価格の最新動向 -
【マンション経営コラム|第8回】マンション経営で重要な2つの利回りと計算方法は?
2017-09-14 10:11マンション経営を行ううえで、家賃収入がいくら入ってくるのか、投資金額に対する家賃収入の割合がどのぐらいになるかは、投資家としては気になるところです。マンション経営という目線から考えたい利回りについて、計算方法とその考え方を説明していきましょう。
マンション経営での利回りの計算方法
利回りには主に、「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。
表面利回りとは、年間の家賃収入を投資金額で割って求められます。計算式で示すと、
となります。例えば、2,500万円の物件を取得し、年間の家賃収入が120万円であった場合には、
と計算できます。
一方、実質利回りとは、年間の家賃収入から不動産取得にかかる経費を差し引いた金額を、投資金額と購入時にかかった経費の合計で割った利回りです。計算式で示すと、
となります。例えば、2,500万円の物件を取得し、購入時の経費が150万円かかったとしましょう -
【マンション経営コラム|第7回】一棟所有よりも良いってホント?区分所有のメリット・デメリットのウソホント
2017-09-13 09:05マンション不動産投資は、区分所有と一棟所有に分けられます。そのうち今回は、区分所有に焦点を当て、そのメリットとデメリットについて、一棟所有の場合と比較しながら紹介していきます。
区分所有とは
区分所有とは、マンションやオフィスビルなど、一棟の建物が部屋ごとに区分され、別々に居住や商業施設・オフィスとして利用が可能であるような場合、各区分をそれぞれ所有することを指します。またその区分を所有する権利のことを区分所有権と呼びます。
区分所有では、区分を購入した人が独占的に利用可能なスペースは「専有部分」と呼ばれ、これに対して廊下やエレベーター、エントランス、階段など、すべての区分所有者・利用者が共同で利用するスペースは「共用部分」と呼ばれます。
マンションの区分所有者は、専有部分だけでなく共用部分についても所有権を持ち、その持分は建築物のすべての専有面積のうち、所有する専有部分の床面積の割合によ -
【マンション経営コラム|第6回】不動産投資ローンを組むメリットとデメリットについて
2017-09-12 08:47低金利と将来の年金不安を背景に、最近は不動産投資の人気が非常に高まっています。また、さまざまな金融商品がある中で、不動産投資は投資対象となる物件を担保にできるため、金融機関からの融資が受けやすいとされています。
投資を始める際には、金融機関から資金を借り入れて行う人が多いですが、ここで利用される不動産投資ローンのメリット・デメリットについて解説します。
ローンを組むことのメリット
不動産投資は、購入を希望する物件の規模にもよりますが、一棟アパート・マンションの場合、数千万円から数億円の資金が必要になります。自己資金を十分に保有している人であれば、現金で物件を購入し、不動産投資を行うことが可能です。しかし、多くの人は不動産投資ローンを利用することになります。ローンを利用することで、自己資金を少額に抑えて、それ以上の金額の不動産物件に投資することができるのです。
こうした、テコの原理 -
【マンション経営コラム|第5回】マンション経営で自己資金はどのくらい必要なのか?
2017-09-11 08:30不動産投資は長期的かつ安定した収益が魅力のため、注目している人は少なくありません。しかし始めるにあたっては、それなりの資金が必要になります。具体的にどれだけの資金が必要なのでしょうか?
自己資金が0円でもマンション経営は可能?
自己資金とは、物件を購入する際にローンとは別に用意する現金のことです。ローンを他人資金、それ以外の費用を自己資金と表現します。一般的には頭金を指しますが、それ以外の諸費用も自己資金には含まれます。自己資金は物件価格の2割以上が必要だとされていましたが、これはローンの融資限度が物件価格の8割に設定されているものが多かったためです。
仮に2,000万円の物件を購入するならば、その2割にあたる400万円以上の自己資金が必要でした。近年では融資限度の上限を引き上げる金融機関も増え、より少額の資金からでもローンを組むことが可能です。下限は0円と、自己資金がまったくない状態か -
【マンション経営コラム|第4回】マンション経営が保険代わりになる3つの理由
2017-09-10 20:06不動産投資をきっかけに、それまで関心の薄かった保険の検討を始めたり、ライフスタイルを見直したりした人がいます。マンション経営が「保険代わりになる」といわれる3つの理由を探ってみました。
1. 団体信用生命保険というメリット
保険については無関心でも、結婚を機に考え直す人は少なくありません。Aさんは、友人が「保険代わりになる」と勧めてくれたワンルームマンションの投資を考えてみました。友人は既に2戸所有し、賃貸に出しており、家賃収入だけで銀行から借りたローン返済分を上回る収入になっているそうです。
不動産投資が保険代わりになる理由の一つに、マンション購入時に加入が義務付けられる団体信用生命保険(団信)があります。
団体信用生命保険は、金融機関が、ローン利用者の分をまとめて団体として申し込むものです。ローンを組んだ本人が死亡したとき、保険会社がローンの残債に相当する保険金(最大1億円)を -
【マンション経営コラム|第3回】老後の貯金、貯まってますか? あなたに必要な額を教えます
2017-09-09 09:22老後はどんな人にもいずれ訪れるものであり、定年を迎えると支出の大半を社会保障給付で賄うことになります。老後の備えとして、趣味をもつことも良いですが、やはり資金に不安がないことが前提になるでしょう。
安心・安全に老後生活を楽しむために、最低限備えておきたい老後資金について考えてみることが大切です。
老後のお金の使い道とは
老後に必要な資金は、生活費とそれ以外の費用に大きく分けられます。生活費とは、日常生活を送るために必要な費用のことです。それ以外の費用としては、住宅のリフォーム費用を筆頭に、医療、交際費、葬儀費用などがあげられます。
老後の生活費としては、食費、交通・通信費や交際費、光熱費・住居費などがあります。老後となると、教育や被服などには費用がかさまないので、それほど大きな出費はないように思われがちです。
しかし、突発的な事故やトラブルに巻き込まれるなど、想定外の事態も十分に考えられま
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