ピクトさんさん のコメント

子供の頃から、食卓を囲むときは決まってサザエさんでした
それも大人になった今も変わりません
涙が溢れました

ありがとうございました
No.17
77ヶ月前
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永井一郎さんの訃報には驚いてしまいました。 僕が子どもの頃、それこそ30年以上前から活躍されている声優さんなので、それなりの年齢なのだろうな、とは思っていたのだけれど、享年は82歳。 亡くなる直前まで、元気に仕事をこなしておられたそうなので、とにかく残念だし、寂しいとしか言いようがありません。謹んでお悔やみを申しあげます。 最近なぜか5歳の息子が『サザエさん』にハマっていて(僕は正直、5歳児にとって、『サザエさん』の何が面白いのか、想像もつかないのだけれども)、30年ぶりくらいに、毎週観ているのですよね、『サザエさん』。 先週のエピソードに、マスオさんが近所の小料理屋で独身のふりをして、気まずい思いをする、というのがあったのだけれども、そのなかで、「わしもその店に行ってみようかな」と波平さんが言うと、サザエさんが「さすがに父さんは独身には見えないわよ」と少し呆れてみせる場面がありました。 2014年の設定であれば、生涯未婚率はけっして低くはないので(2010年の統計では、男性の生涯未婚率は20%を超えているそうです)、高齢だからといって「独身には見えない」というのも、微妙な発言になってしまいます。 サザエさんの設定は「基本的には1970年代くらい(僕が生まれた時代に近い)」だそうですが、1970年代の未婚率は2%程度でずっと推移していたとのことです。 その時代なら、波平さんの年齢なら、独身とは考えにくい、という言葉にも頷かざるをえません。 1970年代なら、「そういう結婚とか子どもについての話題」についても、みんなそんなにピリピリしていないというか、「好むと好まざるとにかかわらず、あれこれ言われるのが当然の時代」だっただろうし。 それにしても、放映開始当時はリアルタイムの世相を反映させていればよかったドラマ作りが、いまでは「現代的になりすぎないように、それでいて、いまの世の中で『差別だ!』と言われるような描写をしないように」というさじ加減が必要とされているようになっているのだから、「人が年をとらない世界の物語」というのも、けっこう大変なのかもしれません。 たまに、「いまの有名人」とかも登場してくるし。 永井一郎さんと『サザエさん』といえば、「磯野波平ただいま年収164万円」なんていう、ちょっとした「暴露話」もありました。 そして、何年か前に『人生が変わる1分間の深イイ話』という番組のなかで、『サザエさん』でずっと共演していたカツオ役の高橋和枝さんの葬儀での永井さんの弔辞がとりあげられていたのです。 高橋和枝 - Wikipedia この項に、そのエピソードが紹介されています。 1998年5月14日、『サザエさん』収録中に、1990年以前から患っていた「治療が不可能な難病」といわれる骨髄異形成症候群による容態急変のために倒れ、そのまま東京都文京区の東大附属病院に搬送される。このため28年間務めたカツオ役を降板することになり、その日伊佐坂ウキエ役で収録に参加していた冨永みーなが、急遽代役としてカツオを演じ、当初は高橋が復帰するまでの一時的な処置のつもりだったが、そのまま3代目カツオとして正式に演じる事になった。 国民的アニメである『サザエさん』のカツオの声が、高橋と声質の異なる富永に何の前触れもなく変わったことに視聴者から問い合わせが殺到したが、その後高橋の容態が知らされると励ましや回復、その後の番組復帰を願う声や手紙が沢山寄せられた。励ましの手紙の中にはサッカー日本代表の中田英寿や元F1レーサーの 中野信治からの手紙もあり、高橋は病床で「私の宝物」と言って喜んでいた。 しかし病状は重く事実上手遅れであった。復帰の願いもむなしく1999年3月23日午後5時、逝去。70歳没。誕生日を迎えた3日後のことであった。 永井一郎によると、危篤状態の際、周囲が「高橋さん」と呼びかけても反応が無かったが、「カツオくん」と呼びかけると「はーい」と小さく返答したという。同様に花沢さん役の山本圭子も見舞いに行った際、「磯野くん」と呼び掛けたところ返事をしたとのことである。 葬儀の席で弔辞を担当した波平役の永井は、実際は高橋の方が2年(学年では3年)年上であるにも関わらず、『サザエさん』での役と同じく、父親の波平が息子のカツオに話しかけるような口調で、「こりゃ、カツオ。親より先に逝ってしまう奴がどこにおるか」「カツオ、桜が咲いたよ。どうだ、散歩にでも行かんか」等と呼びかけた。永井本人は冷静に語ろうとしたが感極まって涙声になり、弔問者の涙を誘った。      高橋さんは、「二代目磯野カツオ」として、1970年から『サザエさんに参加されていました。  ちなみに「初代カツオ」は、あの大山のぶ代さんだったのですが、番組開始からわずか三ヵ月で降板していますので、少なくとも突然の降板までは「磯野カツオ」=高橋和枝、だったと言っても過言ではないでしょう。  『サザエさん』の声優について、Wikipediaで調べてみると、磯野家の人びとのなかで、サザエさん(声・加藤みどり)をはじめとして、タラちゃん、舟さん、そして、今回亡くなられるまで波平さんも、1969年の番組開始時から同じ人が声をあてているということに驚かされます。  同じく長寿アニメである『ドラえもん』が、各キャストの高齢化にともない、「若返り」をはかったのとは対照的に、『サザエさん』は、「健康問題や自主的な降板以外は、オリジナルキャストでやれるところまでやっている」のです。  僕自身としては、永井さんの波平さんの声が聴けなくなってしまうのはさびしいけれど、声優さんの死を、そのキャラクターの死に結びつけてほしくはないのです。  山田康雄さんが亡くなられたあとの栗田貫一さんのように、うまく「伝承」するのは至難のワザだろうし、「永井一郎さんのモノマネ」を望んでいる人もあまりいないとは思います。  永井一郎さんが声をあてると、どんな役でも「意地っ張りなのだけれども、ちょっと情けないところもある、不思議な存在感の人物」になりました。  たぶん、あの存在感は、真似しようとすればするほど、薄っぺらくなっていくばかりなのだと思います。  『サザエさん』は、永井さんの死という悲報のあとでも、あのままの世界で続いていってもらいたいし、次の波平役の声優さんが(かなりプレッシャーはかかるでしょうけど)、何十年も波平さんだったように演じてほしいと思っているのです。  その声優さんなりの、解釈で。  永井さんは亡くなられてしまったけれど、永井さんが演じたキャラクターたちは、これからもずっと、僕や、次世代、その次の世代の人たちに親しまれ続けていくことでしょう。  永井一郎は、なんと多くのキャラクターたちに、命を吹き込んでいったのだろう。  声優というのは、素敵な職業ですよね。  それを観る人がいるかぎり、永井さんが声を吹き込んだキャラクターは、元気な永井さんの声とともに、生き続けていくのだから。 「こりゃ、みんなそんなに騒ぐな、みっともない。親が子どもより先に逝くのはあたりまえのことだ。これでいいんだ。みんな元気で仲良く暮らせよ。わしはちゃーんと見ておるからな」        
ネット関連の雑文など置き場。まとまらないものをまとまらないまま書くつもり。