【動画に歴史あり】 38, 初音ミクのねぎ回しを実際に作ってみた、を進化させてみた
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【動画に歴史あり】 38, 初音ミクのねぎ回しを実際に作ってみた、を進化させてみた

2013-10-12 14:18


    一応の定説となっている「ニコニコ技術部発祥の動画」である「初音ミク(はちゅねミク)のねぎ回しを実際に作ってみた」(sm1122467)への喧嘩売り動画で、多くの人に影響を与えたと思われる1本。
    技術工作系もニコニコ動画に受け入れられるんだという素地がこのあたりから固まりつつあります。

    ニコニコ技術部というものがなんとなく発生して固定化していく流れについては以前 Blog の方に「たまには振り返ってみようか」という題で書いたのでそちらを参照していただければと思います。

    反応動画は速度が命、おっそーい

    「初音ミクが来ない?来た?」を存分に楽しんだ私は、誰かの動画にツッコミを入れることで世界が広がるというニコニコ動画ならではなコミュニティ形態に酔いしれていました。
    なおかつ、反応動画はスピードが全て的な価値観がありましたから、そのタイムトライアルとしての挑戦がまた面白く、自分の腕を試すゲームとしても魅力的に見えていました。
    つっこみ先である「初音ミク(はちゅねミク)のねぎ回しを実際に作ってみた」の投稿が 2013/9/23 14:53 なのですが、それを見てから応答として工作を始め、曲を作り、動画を作って投稿したのが 2013/9/25 7:33 とわずか17時間後のことです。もちろん不眠不休の徹夜状態。
    自分から見てもこの頃は頭がおかしな熱病に冒されていたんじゃないかと呆れかえります。

    さて、実際のところ元の「初音ミク(はちゅねミク)のねぎ回しを実際に作ってみた」を見たのは投稿直後で 15:00 をちょっと過ぎた頃でした。見て衝撃を受けたとかそんなのではなく、へー面白いことやってんなー的に流していたような気がします。
    しばらくぼんやりしていたのですが、この日は土曜日なので「なんか趣味工作でもするかなー」とか思い始めました。そんなことを考えているうちにさっき見た動画が頭に浮かんできて「自分の技術ならもっとうまいネギ回し(ネギ振り)が作れるんじゃね?」とかいう事を思い始めました。
    ちゃんとネギを往復運動させるためにはどうすれば良いか、自分ならどう作るのか。そんな風に頭の中で考えを巡らせていると先日メイドロボ動画に触発されて買ったサーボモータがあることを思い出します。(※振り返りポイント)
    この時点ではサーボをマイコン制御にて動かした経験はないのですが、良い機会であると共に難易度も低くチャレンジするのに適した課題だと考え「マイコンによるサーボ制御」にチャレンジすることにしました。
    やると決まったら材料の買い出しです。マイコンとサーボとアルミ板はあるけれども、それ以外は特にないし何を作るのかも決まっていない状態です。そんなときはホームセンターなり東急ハンズなりをふらついてアイディア出しをするのが習慣でした。
    東急ハンズに買い出しに出かけたのが 18:00 頃だったと思うので、これが実質作成開始時間になります。

    動画の中では工作の記録よりも絵を描いている様子の方が長めですけれども、これは当時初音ミク動画で『作ってみた』というジャンルはほぼ無い状態で未知数だったため『描いてみた』動画としても通用するように構成したからだったと思います。3DCG系動画はいくつかあったけれども、あれは『描いてみた』の延長だったかと。
    工作中の様子はほとんど動画を撮っていなかったので見せる物が無く、動画として楽しめそうなのが描いてみたの再生動画だったというのもあります。
    この頃は DVテープを使うビデオカムで撮影していた頃なので、撮影もキャプチャーも面倒だったのですよ。動画撮影自体ハードルの高い行為だったのですね。

    初音ミクと動画のBGM

    当時のニコニコ動画上では初音ミクが歌う「Ievan Polkka」とオリジナルソングの始祖である「恋する Voc@loid」が人気だったのですが、これがニコニコ動画の『初音ミク』タグの動画にじんわりと変革をもたらしていました。
    『描いてみた』やその他の非音楽系初音ミク動画のBGMとして必ず利用されていたのです。
    ニコニコ動画上での動画BGMというのは無断借用であるというのが通例でした。平たくいうと JASRAC とかの管轄曲ね。
    絵を描く人は居るし、動画を作る人も増えてきた、しかし曲を作って提供する人というのは非常にすくなかったのです。なので、ニコニコ動画上だけで創作を完結させるには、この音楽の部分が大きな問題となっていました。
    そこに風穴を空けたのが「初音ミク」とそれを利用して作られた「オリジナルソング」の登場です。
    ニコニコ動画のために作られた楽曲をニコニコ動画に投稿するコンテンツで利用するという内部サイクルが発生しました。無断借用なのはあんまり変わらないのですが、著作権管理協会とは完全に切り離されることができる素晴らしいものでした。
    初音ミクのファンなので初音ミク関連動画を作って、そのBGMに初音ミクの歌を借用する。これがニコニコ動画というコミュニティの中でおとがめ無く行える。それだけで初音ミクのコミュニティに参加できるのですから、表現の幅は際限なく広がっていくのです。

    さて、そんな状況はあるのですが、私個人としては「『初音ミク』とはVOCALOIDという楽器である」という誇示のほうが若干強い状況にありました。
    なので、工作動画などであっても「初音ミクの動画」を名乗る限り「初音ミクの歌声」がある動画でなくてはいけないという縛りをこっそり自分だけに課していたのです。
    どんな動画であっても初音ミクオリジナルソングを作るというのが自分にとっての課題となり、やっつけでも適当でもなんでも良いから歌を作った結果が動画BGMの「カニかまぼこ賛歌」となります。
    まあ、自分の様に音楽や芸術が得意じゃ無い場合はこういったやっつけ作品の方が笑いを取れて良いんじゃないかとも思います。

    その後の反響

    あんまし後のことを考えては居なくて、反応動画を作って「どうだ俺すげーだろ」したかったという程度の動画だったのですが結構な評判をいただきました。「初恵ミクが来ない?来た?」で不在通知PというP名をいただき、色々な動画の作者として作者名を一意に見て頂けるようになったことも大きいと思います。

    先に書いたようにサーボモータ制御は初体験だったのですが、なんとか動いて目的も達成できました。
    個人としてはマイコン工作の延長でありメカ部分は苦手ながら頑張ったといった評価なのですが、これをみた人がマイコン系とロボット系両方にミートしたらしく色々な方面から見たよという声をいただきました。
    今にして思うと「メカを動かす」というのが動画として適していたのだろうなといったところです。

    このあたりからなんとなく初音ミクは「ネギを回す」のではなく「ネギを振る」キャラクターだということになってしまうのですが、元凶は ”Ievan Polkka” ですし、まあこの動画に責はないでしょう。
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