【動画に歴史あり】 41, 初音ミクをタッチパネルでつついてみた
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【動画に歴史あり】 41, 初音ミクをタッチパネルでつついてみた

2013-11-02 18:59

    一応「初音ミク+工作」といった風情の動画ですが、この頃は初音ミクを使用した動画としては音楽と絵以外に発展させることは難しそうだなということで幾分距離を取り始めていた頃になります。
    なので、動画製作の動機としては「初音ミクに歌わせたい」とか「初音ミクをプッシュしてもっと広めていきたいとかいったものとは別のところにあるものとなります。
    まあ初音ミク自体はニコニコ動画上の才能に育てられてすくすくと成長しており、私が関与できるところは無くなったと判断したとかそんな感じで。

    GP2X というゲームハードウェア

    1999年前後に「Linux というオープンソースOSがブーム」になりました。
    このころはデスクトップPC用OSといえば Windows 一色で、Linux が発展して Windows を駆逐するのでは?というデスクトップOS一強時代を崩すライバルとして注目されていたという時代です。今現在において Linux がデスクトップOSとして大成功したかというと、そんなでもないのでこの頃の期待は微妙に当たりはしなかったと言っても良いでしょう。
    そんなころ「LinuxをOSに搭載したゲーム機」という野心的なプロジェクトが幾つかあったのですが、時代が早すぎたのか現物が出てくることはなくそのまま消え去ります。逆に Windows はDirectX を強力に推し進め、ゲームハードと開発形態を根こそぎ変えていきました。

    とまあそんな感じで「なんでもかんでもLinux」というのは2000年丁度あたりでは実現できなかったのですが、iPod の成功でポータブルメディアプレイヤーというジャンルが大成します。
    ポータブルメディアプレイヤー用のマイコンもマルチメディア化で徐々に強力になっていき、そのうち OS に Linux を積む物も現れ始めました。
    そんななか誕生したのが GP32 という韓国のゲーム機。CPUとかメイン周りはメディアプレイヤーで使っているものの応用で、ゲーム機と言うよりはメディアプレイヤーに近い印象。GP32 は開発キットを提供しており、自作のプログラムを動作させることができたためコアなファンに支持されていました。
    GP32 の成功とオープンソースムーブメントに乗っかり次の世代のゲーム機を提供しようと開発されたのが GP2X。2005年に発売されたこのハードウェアは Linux カーネルで動作しており、SDL というライブラリを API にして作られていました。ユーザーはこの上で制限無しで自分のプログラムを動作させることができたのです。

    GP2X は Homebrew といわれる自作ソフトウェア開発コミュニティに大いに受け入れられそこそこの成功を収めました。その続編である GP2X-F200 では、当時発売されたばかりの Nintendo DS を追いかけ感圧式のタッチパネルが追加になりました。
    しかし、この頃から開発コミュニティでは GP2X を発売する GamePark への不信感がつのっていきます。
    オープンソース開発を謳っているわりに、カーネルソースや関連ソースがサッパリ出てきません。
    GP2X-F200 でタッチパネルが追加されたものの、そのデバイスへのアクセス方法は結局公式として公開されなかったんじゃなかったかなあ。
    完全後継の新機種 GP2X wiz は発売されたものの、開発リソースがまともに公開されなかったので、その継続もなくしぼんでいった次第。

    それ以降は iPhone と Android が出現し、モバイルデバイスが一層安くなり、Android ベースのゲーム機というのが登場発展していくことになるのです。
    Android ベースのゲーム機こそが 1998年や1999年頃に憧れていた「Linuxベースのゲーム機」と言えるのですが、そこまでの道のりは複雑怪奇なものでした。

    レビュー記事を頼まれるのこと

    ある日、Linux やオープンソース系でつきあいのあった編集者から「GP2X-F200 のレビュー記事書いてくんない?」という依頼が舞い込みます。
    GP2X系はそれなりに楽しませてもらっていたので、望むところよ二つ返事で引き受けたのでした。
    (そのときの記事→ http://news.mynavi.jp/articles/2007/12/05/gp2xf200/ )

    この年(2007年)はニコニコ動画に傾倒していたこともあり、動画とのリンクでプレゼンするとか、ニコニコ動画的な文脈を他にも適用するといったことを考え続けていました。
    なので、この時の記事についても
    1. 動画で動作していることを見せる
    2. 初音ミクというキャラクターをさりげなく使ってミクの露出を増やす
    といったもくろみを混ぜ込んでいます。

    どんな動作デモを作るとタッチパネルが面白そうに見えるかということを考えて、「タッチパネルでネギ回し」と「おっぱいをひっぱって揺らす」というものにしました。まあ、この辺の趣向がニコニコ的だよねといった感じで。

    元はニュースサイトでのレビュー記事が目的なのですが、その途中経過でデモだの動画だのを作ってニコニコ動画に投稿してみた。といったところだったのです。

    おっぱい画像

    おっぱい絵については自分では描けないので、URANさんのイラスト(http://uran-factory.net/nico)をお借りしました。
    URANさんは2007年9月の初音ミク初動時に「描いてみた」を投稿していた漫画家さんです。(※18歳未満は検索しちゃだめよ)
    一連の描いて見た動画を良く見ていたので。
    事前だったか事後だったか忘れたけれども、メールして利用の旨を伝えました。

    バックの変なうた

    これまでの工作系のBGMは時間が取れなくていい加減なものが多かったのですが、この曲は割と気合い入れて作った覚えがあります。
    「マイナーでバラード系の不安になるような曲」というのが作ってみたくてふにふにと作成しました。
    あーなんか自分で曲だの歌だの作れるもんなんだなあ、と思った覚えがあります。デキの善し悪しは別としてね。

    小さな頃、家に「なぞなぞレコード」というのがあって、なんか出題というか情景を童謡やみんなのうた的に歌っているよくわかんないレコードがありました。で、歌詞カードの方になぞなぞの答えが書いてあるの。
    その中にあった歌で「ボクは日差しの中一人でひっそりと溶けてなくなるんだ」という歌詞のものがあったのですが、子供心にこれが怖くて怖くてしょうがなかったのです。(ちなみに答えは夏の日差しの中に置いてあるジュースの氷)
    親は「こんなののどこが怖いの」と取り合ってくれないのですが、なんだか怖いというのは子供にしてみれば理由も付けられなくてどうにもならないものですよね。

    今では明確に覚えていないのですが、そのときの気持ち悪い感覚だけを再現してみたくて曲を自作してみたのがこのBGMになります。
    どうでも良い情報でしたね。

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