ジョナ・ヒルは、自身が執筆した脚本をもとに、成長物語を描く映画『Mid ’90s(原題)』で、カメラの裏側へ回り監督としてデビューする。
同作のストーリーの詳細は明かされていないが、複数の情報筋によると、1990年なかばにロサンゼルスにやって来た少年が、スケートボード仲間の友人たちから人生について教わる話だという。ヒルは、同作には俳優としては出演せず、製作開始日はまだ調整中だ。
同作は、スコット・ルーディンとイーライ・ブッシュが、数多くのコラボレーションを行ってきた米映画製作・配給・投資会社A24と共にプロデュースする。
同作は、若きコメディアンから多才な俳優へと転身し、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、映画『マネーボール』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたヒルのキャリアで、さらにもうひとつの大きなステップとなる。
ヒルは監督を務めるのは初めてだが、脚本を手掛けるのは初めてではなく、映画『21ジャンプストリート』、テレビアニメシリーズ『Allen Gregory(原題)』、映画『The Adventurer’s Handbook(原題)』の脚本を執筆してきた。
ヒルの次回作には、マイルズ・テラーと共演する映画『War Dogs(原題)』が控えており、直近に公開される作品には、映画『ヘイル、シーザー!』がある。また最近、ジェームズ・ボビンが前作に引き続き再び監督を務め、ヒルとチャニング・テイタムも再出演する映画『23 Jump Street Men in Black(原題)』の製作に米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが動いていると発表された。
ヒルは、WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント)、LBIエンターテイメント、カール・オースティンと代理人契約を結んでいる。