4月25日、2020年の東京五輪・パラリンピック大会の公式エンブレムが決定。最終候補作品4作品の中から、A案の「組市松紋」が選ばれた。
A案に関しては、4案の最終候補発表時、佐野研二郎さんのデザインが選ばれたときの審査員だった平野敬子さんがブログで「A案ありきのプレゼンテーション」だと指摘していた。平野さんは、騒動となった前回の審査において佐野さんのデザインが選ばれることに反対し、審査過程で不自然な動きがあったことも指摘していた人物。平野さんがブログで語っていたとおりになったということもあり、ネットでは「出来レース」という声が頻出している。
参考:032 1対3の構図 – 「A案」VS「BCD案」
http://hiranokeiko.tokyo/?eid=66[リンク]
2016年4月8日、五輪エンブレムの最終候補4作品が発表されました。公開されたA、B、C、Dの4つのデザイン案が並んでいる様子を見て、デザインの 特徴から「A案」と「BCD案」という1対3の構図に見えました。4案の中で1案を選ぶという方法論において、先頭に配置された1案だけが際立つ見え方は 不適切であり、「A案」ありきのプレゼンテーションだと受け取りました。
ちなみに、4月12日に『コッソリアンケート』にて「東京2020大会エンブレム最終候補4作品 どれがいい?」というアンケートを実施した際には、975人から回答を得て
D. 晴れやかな顔、花咲く349票 (35.8%)
B. つなぐ輪、広がる和335票 (34.4%)
A. 組市松紋160票 (16.4%)
C. 超える人131票 (13.4%)
http://find.moritapo.jp/enq/result.php/97049/[リンク]
という結果だった。
読売新聞の4月10日のアンケート記事(100人)では
B 44人
D 24人
A 23人
C 9人
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20160410-OYT1T50013.html[リンク]
という順。
日刊スポーツの4月12日のアンケート記事(2251人)では
D 743票
B 683票
A 434票
C 391票
http://www.nikkansports.com/sports/news/1630388.html[リンク]
という順番で、いずれもA案は1位に選ばれていない。今回、A案が選ばれたことで、ネット上では今後も議論を呼びそうな予感である。
※画像は『HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG』より引用