村人と狼の陣営に分かれて、お互いを会話で正体を探りながら生き残りを図る心理ゲーム『人狼』。その奥の深いルールがカードゲームからインターネットの掲示板やチャットを用いた形式などさまざまに派生し、最近ではテレビで取り上げられ有名人もプレイするなどして認知度が高まっているのはご存知の通り。
そんな『人狼』ゲームをベースにしたアプリ『アッー!とホーム♂黙示録 ~人狼ゲームやらないか~』を、『ニーベルンゲン戦記』『どうぶつ☆アイランド』といったネットゲームを開発・運営しているハッピーゲーマーが発表。「異色の人狼ゲームアプリ」と銘打っていますが、タイトルからして物議を醸しそうな内容となっています。
ある村に夜ごとにやってきている人間を襲撃して喰い殺す正体がわからない人狼を、村人たちが皆で話しあって、人狼と思われる者を毎日1人ずつ処刑する…という『人狼』本来のストーリーを、このアプリでは舞台をT都S市にある男子学園に脚色。「ノンケ達を無差別にアッー!してしまう恐るべき”人狼”の脅威が学園を襲い、男子生徒達は疑わしい仲間を投票によって寮から追放する事で、人狼の駆逐に挑みます」とあり、基本的なルールに変更はないものの、ノリがいささかおかしいと言わざるをえません。
役職としては、「村人」を「ノンケ」と呼び、ほかにも「ハッカー」「委員長」「カップル」「レスリング部」といった独特の名称を採用しています。
また、「茂美」という男子寮にもぐり込んだ謎の女性がいるのも特徴といえるでしょう。サイトによると、「ゲーム終了条件(全人狼追放など)を満たしているときに残っていると、茂美の単独完全勝利」とあり、「彼女はハッキングされると恥ずかしさのあまり、寮を去ってしまいます」と続いていますが…。
全体的に「アッー!」「よわい(確信)」など、ネットスラングを使いすぎている感がなきにしもあらずなこのゲーム。複数人でプレイする『人狼』を1人でも楽しめるというのは魅力的とはいえ、その脚色に各方面からクレームが入らないのか心配になります。リリースはAndroid・iOS向けに2014年5月中旬予定とのことですが、果たして本当に陽の目を見ることができるのか、予断を許さないのではないでしょうか。
『アッー!とホーム♂黙示録 ~人狼ゲームやらないか~』概要リリース日:2014年5月中旬予定
価格:無料
配信形式:スマートフォン(iOS、Android端末)向けアプリ
対応端末:Androidバージョン 2.3.1以降
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.3 以降
アッー!とほーむ♂黙示録 ~人狼ゲームやらないか (公式サイト)
http://ahhhh.happygamer.co.jp/