マウスのクリックやドラッグなどの操作を駆使して、画面に隠された星を探すFlashゲーム『星探(ほしさが)』シリーズの新作『みんなの星探2 星月物語』が七夕の7月7日にリリースされました。今回は37人のクリエーターが参加、40のアイデアあふれるステージを楽しむことができます。
『星探』は、言語に関係なく、子どものおもちゃを手にして遊ぶような手軽さと、アっといわせる仕掛けの数々がネットユーザーを魅了し、2007年の公開当初から世界的に人気となったFlashゲームのシリーズ作品です。作者のnekogames石井克雄氏による作品としてはいったん完結。2013年には複数クリエーターが参加して制作、石井氏が監督として1本のゲームにまとめた『みんなの星探』がリリースされました。今回は『みんなの星探』シリーズの第2弾となります。
『星探』の世界観をベースに、今回もパズル、アクション、シミュレーション、RPG風など、参加クリエーターが楽しんで作ったことがうかがえるバラエティ豊かなステージがズラリ。基本はクリックやマウス操作で遊ぶ『星探』ですが、今回はマイコン時代を思い出させるテキスト入力式のアドベンチャーゲームもあったりします。
今回は前作より少し難しいステージもあり、実はまだ全ステージをクリアできていないのですが、カラクリが分かったときに爽快なパズル『machine』(kyounoshikaku)、ワラワラと歩き回る猫を誘導するのが楽しい物理演算シミュレーション『Nyamings』(すずぬーと)が今のところ個人的なオススメ。
ステージデータは各クリエーターが出力したファイルに分かれていて、それらを読み込みゲーム本体のインタフェースとなるFlashを石井氏が制作するという分業体制。開発のプロジェクトサイトではステージデータを作る際の仕様やサンプルファイルのソースコードを公開。これに基づいて参加クリエーターが各ステージを制作しました。
今回は、FlashだけでなくHTML(JavaScript)で制作したステージも組み込んでいるのが特徴。プロジェクトサイトには『enchant.js』で制作したサンプルが公開されていました。石井氏は「js系のクリエーターにも今後どんどん参加して欲しい」と呼びかけています。
全ステージをクリアすると、今回も参加クリエーターのクレジットが流れるエンディングムービーが楽しめます。エンディングテーマは夏の夜空を見上げてみたくなる素敵な楽曲なので、是非全ステージをクリアして聴いてみることをオススメします!
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