12月8日に発売された任天堂の新ハード『WiiU』だが、3月まで任天堂自社製ソフトが発売されないずに、先日岩田社長自身がWiiUダイレクト内にてお詫びをしていた。そんな『WiiU』のタイトル不足だが、これでハードは大丈夫なのか? と心配になるユーザーも多いだろうが、実は過去の任天堂のハードはロンチ直後からそんなにソフトが多かったわけではない。
過去に大ヒットを飛ばした『スーパーファミコン』を例に挙げてみよう。『スーパーファミコン』の発売日は1990年11月21日で同時発売タイトルは『スーパーマリオワールド』と『F-ZERO』の2タイトルのみ。
その次に発売されたのは12月1日の『ボンバザル』そして、12月16日の『アクトレイザー』と続く。
そんな『スーパーファミコン』のロンチから1991年4月までの発売スケジュールを見てみる次の様になる。
1990年<11月>
11月21日 2本 (スーパーファミコン発売日)<12月>
12月26日 2本
12月21日 3本
12月29日 1本
1991年<1月>
0本<2月>
2月23日 1本<3月>
3月20日 1本
3月29日 1本<4月>
4月5日 1本
4月6日 1本
4月26日 1本 (任天堂タイトル『シムシティ』)<5月>
5月17日 1本
5月24日 1本
5月28日 1本
以上のように1月は0本で更に任天堂自社タイトルが次に発売されたのは5ヶ月後の4月26日に発売された『シムシティ』。そして同年に任天堂が発売したタイトルは11月21日にリリースした『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』が最後となっている。いわゆる1991年は2本しか任天堂からリリースできていないのだ。そんな『スーパーファミコン』にソフトが揃い始めたのは1991年7月に入りはじめてからで、7月19日発売の『ファイナルファンタジーIV』で更に売り上げを伸ばした。『ファイナルファンタジーIV』発売以前に『シムシティ』が社会現象となり、『スーパーマリオワールド』の長期の牽引や数々のサードパーティ製ソフトのお陰でハードの売り上げは好調となった。
このように『WiiU』のタイトル不足は今に始まったことではないのである。最終的に『スーパーファミコン』タイトルは1400以上もの対応ソフトが発売され、国内で1700万台、世界で5000万台売れるハードとなった。
『ニンテンドウ64』も同じくタイトルは多くは無く、6月にハードが発売され同年にリリースされたソフトの数は10本。内任天堂タイトルは3本となっている。
ただユーザーとしては早く『WiiU』の新作を遊びたいはず。任天堂製ソフトで発売が確定されているのは3月28日に発売される『ゲーム&ワリオ』。その次には『ピクミン3』が来るのかな?
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。