12月28日(現地時間)、マーベルのファンたちは“ドクター・ストレンジ”の衣装に身を包んだベネディクト・カンバーバッチのファーストルックを目にした。
人気テレビシリーズ『シャーロック』のスターであるカンバーバッチは、エンターテイメント・ウィークリー誌の今週号の表紙を美しく飾った。赤いマント、青いローブ、そしてあご髭を生やした新しいスーパーヒーローは、コミックに忠実であるように見える。
カンバーバッチは、エンターテイメント・ウィークリー誌に、「私はまだ勉強の初期段階だ」と、キャラクターの特徴を研究していることについて語った。「大丈夫だったが、ポーズや呪文、ルーン占い、そしてドクター・ストレンジの身体的な動きをこなす必要があった。同作には数多くの思惑や、そこにある指とは対照的な、指の位置をめぐる陰謀があると思う(原作のストレンジは交通事故により両手の指の自由がきかなくなってしまう)。まだ製作途中で、このシーンの撮影はしていない。本当に自信がなかったが、最終的には演じて良かった。これはまさに経験しなければならないことだった」と述べ、「最高にクレイジーな作品になる」と、付け加えた。
カンバーバッチにとってコスチュームを身に着けるのはほぼ初めてだったため、同誌の表紙の撮影を“研究開発のセッション”として挑み、魔法をかける際に行うドクター・ストレンジの特徴的な手のジェスチャーの練習となった。
同作では、恐ろしい自動車事故を経験した天才的な神経外科医のドクター・ステフェン・ヴィンセント・ストレンジが魔術師に変わり、魔術の隠された世界を発見する。マーベル・コミックのスタン・リーとスティーヴ・ディッコが、1963年に共同でこのキャラクターを創作した。
同作には、ティルダ・スウィントン、レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、マッツ・ミケルセンが出演する。スウィントンはドクター・ストレンジの指導者エンシェント・ワンを演じ、イジョフォーはエンシェント・ワンのもとで修業し、後にドクター・ストレンジの敵になるバロン・モルドを演じる。
同作は、映画『フッテージ』のスコット・デリクソン監督が指揮し、ジョン・スぺイツが脚本を手掛ける。『Doctor Strange(原題)』は、2016年11月4日に米劇場公開する。