ストリーミングサービス大手のNetflixは、マーベル・シリーズにおける他の作品に注目している。報道によると、『デアデビル』に登場する自警団員パニッシャーをスピンオフ作品の主人公にする準備を進めている。
しかし、ジョン・バーンサルが演じ、本名フランク・キャッスルとも知られるその役は、現在はまだNetflixのシリーズでデビューしていない。彼は、3月18日に世界同時配信がスタートする『デアデビル』のシーズン2で登場する予定だ。
Netflixとマーベルは、『The Punisher(原題)』のスピンオフについてコメントを控えた。本誌ヴァラエティの姉妹サイトであるTVLineが最初に記事にした。
『The Punisher(原題)』は、『デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、まもなく公開の『ルーク・ケージ』、『アイアン・フィスト』、『ディフェンダーズ』に続く、Netflixで6作目のマーベル・シリーズとなるだろう。
Netflixは視聴数を公開しないのが通例だが、昨年、本誌ヴァラエティにより公開されたデータによると、『デアデビル』はNetflixの中で最も人気のある番組の一つである。公開されてから最初の11日間で、会員の10.7%が少なくとも1つのエピソードを鑑賞した。米テレビ局NBCが発表した数字によると、『ジェシカ・ジョーンズ』は大人18歳−49歳を対象とした35日間の視聴サイクルの間、平均して480万の視聴があり、その期間では最も観られた番組として1位を獲得した。
Netflixは数字に対するコメントを控えているものの、データの情報源はストリーミングサービスでのマーベルの成功を示している。Netflixはまもなく彼らの番組リストに『The Punisher(原題)』を追加するだろう。
追記:
Netflix(ネットフリックス)のコンテンツ最高責任者テッド・サランドスは、カリフォルニア州パサデナで行われたテレビ批評家協会(Television Critics Association)のプレスツアーで、ジョン・バーンサルが演じるパニッシャーを主人公としたスピンオフシリーズ『The Punisher(原題)』についてはコメントしなかったが、オリジナルのマーベル・シリーズ5作品の配信に引き続き注力すると述べた。同日のパネル・ディスカッションにて、バーンサルを含む『デアデビル』に出演する俳優陣とプロデューサー陣は、そのスピンオフ作品について尋ねられた。しかし、彼らは「それはマーベルさんが判断することであり、私たちの問題ではない。私たちはフランク・キャッスル(パニッシャーの本名)をこの世界に招待するのを光栄に思っている」と語り、質問への回答を避けた。