今週公開の怖い映画をご紹介します。
Jホラーの話題作『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』がついに公開。「読んだあと、そばにおいておくのが怖い」とさえ言われる小野不由美さんの原作小説を、中村義洋監督が映像化。本編に、“いないはずの人”の姿まで映り込んでいるという今作。(詳しくはこちら)どうぞ覚悟を決めて、劇場へ……。
そしてまだまだ続く『未体験ゾーンの映画たち2016』特集上映からは濃ゆい2作品。人類がゾンビ化し資源も枯渇した近未来で、武器も防具もガソリン(!)もDIYして生き延びるというトンデモDIY映画『ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ』。そして、地雷が爆発寸前という極限状態のなかで恋人をレイプされた男が壮絶な復讐を繰り広げるという超四面楚歌スリラー『デッド・オア・リベンジ』が公開です!
今週もタフな心臓が必要となりそうなラインナップですね……。それでは今週も、いってらっしゃい!
『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』 1月30日公開
<ストーリー>
小説家である「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)という読者から、1通の手紙が届く。「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。すると、そのマンションの過去の住人たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。「私」と久保さんは、作家の平岡芳明(佐々木蔵之介)、心霊マニアの青年・三澤徹夫(坂口健太郎)、そして「私」の夫・直人(滝藤賢一)らの協力を得て、ついに数十年の時を経た、壮大なる戦慄の真相に辿り着く。だがそれは、新たなる事件の序章に過ぎなかった―。すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。
上映館:新宿ピカデリーほか
この映画の記事:お分かりいただけただろうか…… 『残穢-住んではいけない部屋-』予告編に映り込んでしまった“不穏な何か”
リンク:映画公式サイト
未体験ゾーンの映画たち2016 公開作品
上映館:ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田(1月下旬)
公式サイト:http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2016[リンク]
※限定回数の上映となるため、公式サイトにて上映日時をお確かめ下さい。
『ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ』 2月2日公開
<ストーリー>
謎の彗星が地球に降り注ぎ、ほとんどの人類がゾンビ化してしまう謎の奇病に侵されてしまった近未来。わずかな生存者たちは過酷な現実を必死に生き抜こうとしていたが、食料や物資は不足し、さらに隕石の影響で貴重な燃料資源は使用不可能になってしまう。妻子を失った平凡な整備工・バリー(ジェイ・ギャラガー)は同じ境遇の生存者たちに助けられ、彼らが所有するガレージに避難する。一方、バリーの妹ブルック(ビアンカ・ブラッドリー)はマッドサイエンティストに拘束され、人間にゾンビのエキスを注入し、強化人間をつくるという実験の被験者になっていた。はたして、このまま世界は狂気と絶望に支配されてしまうのか?
バリーたちはゾンビの血液がガソリンの代替になることを発見したのだ。滅びてたまるか!人類の逆襲が片田舎のガレージで始まった!!
この映画の記事:ガソリンがなければゾンビを使えばいいじゃない! DIY近未来アクション『ゾンビマックス 怒りのデス・ゾンビ』公開決定
『デッド・オア・リベンジ』 1月30日公開
<ストーリー>
グルジア戦争で地雷が撒かれたエリアに足を踏み入れてしまった男女3人。そのうちの1人の男が誤って地雷を踏んでしまう。少しでも動いたら爆発するという極限状態の中、通りがかった地元の男に彼女がレイプされてしまい―。その絶望と怒りが、壮絶な復讐へと掻き立てるー!