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最近、筆者もちょいちょい気になる町田のラーメン屋さん『天国屋』ですが、何やら怪しい限定ラーメンを企んでいるとの情報をネットでキャッチした筆者。

「寒鰤を使ったラーメンだと?」

これは気になる案件ですね。先日は町田の『81番』でマグロ系を食べたので、このブリを使ったラーメンは非常に気になります。

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というわけで、『天国屋』に行ってみた次第で御座います。

『天国屋』で行列だと?

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まだまだメジャーではない『天国屋』ですが、やはり少なくないラーメンフリーク達が行列を形成していました。

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確実にジワジワと人気が出て来ていると思うので、何かしらのきっかけでブレイクしそうな予感ですね。

『鮮魚 寒ブリかけ麺』を食す!

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もはや確実に限定狙いで来ているので浮気はなしで御座います。迷わず”限定1ボタン”を押して食券を購入し席を待ちます。

セットの丼は500円で現金払いらしいので、この『鮮魚 寒ブリかけ麺』(750円)と合計すると1250円となり、町田にしてはセレブな昼食となりました。

そして写真の『鮮魚 寒ブリかけ麺』で御座います。

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黄金色に輝くスープに惹かれますが、若干”チャーシュー不在”なのでビジュアル的には物足りなさを感じなくもないですね。

逆に、麺とスープだけと思って割り切った結果の『鮮魚 寒ブリかけ麺』と言うネーミングと思われるので

「かけ蕎麦的な何か」

と思えば具がなくてもイケる気がします。ここはひとまずスープに期待してみましょう。

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スープはラーメンのスープと言うよりも、ちょっと濃い目の”アラ汁”みたいな漁師的なワイルドテイストですが、ブリの臭みもなく綺麗なスープかと存じます。

あとはシンプルに”白醤油”で味を決めたのでしょうか?

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筆者は『七福 有機白醤油』を直接味わった事はないのですが、この風味はただの塩ラーメンではない予感です。

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まさに”かけ蕎麦”に通じるシンプル・イズ・ベストなラーメンですが、お値段750円にしてはアレって部分もなきにしもあらずですね。

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まあ、寒鰤は原価的にも安くないので、お値段的にも仕方ないとは思いますが、やはりチャーシュー、もしくはソレに替わる何かは欲しいと思いました。

麺は細麺である!

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麺はレギュラーの細麺と思われ、北海道産の国産小麦を使っているようです。カンスイも控えめで小麦の美味しさが味わえる細麺は、このスープにも合っていますね。

この『鮮魚 寒ブリかけ麺』は、まさに麺とブリの出汁を味わう一品かと存じます。

こういう割り切ったコンセプトのラーメンは、レギュラーメニューとしては難しいかもですが、ラーメンの可能性を探る”限定”と言う形であれば、かなりの人の興味を惹くと思います。

謎の珍味の正体は?

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そして!

この黒っぽいツブツブ的な何かはなんでしょうか?

ブリの皮を炙った的な何かっぽい要素はあると思うのですが、いまいち正体が分かりませんでした。

ちなみに正解は”ブリの皮を揚げたモノ”らしいです。

ん~、確かに香ばしさは微妙に加わりますが、ラーメンの具と言うほどのインパクトではないので判定は保留にしておきましょう。

セットの丼が秀逸な件の是非

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『鮮魚 寒ブリかけ麺』は個人的には、やや肩透かし感がジワジワ来ますが、このセットの丼(500円)はインパクトがありますね。

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ブリの”白子”も珍しいし、やはり寒鰤の刺身は素敵過ぎます。

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ブリも大きな切り身の他に、漬けっぽい奴も乗っているので意外とボリュームはありました。

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残しておいたスープを”お吸い物”代わりに頂くと、さらに美味しさが増しますね。

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若干、主役が逆転してしまった感はありますが、結果的に満足出来る休日のランチを過ごせたので良しとしましょう。

『鮮魚 寒ブリかけ麺』 総評

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ほぼほぼブリ100%のスープと思われ、確かに寒鰤の美味しさをラーメンのスープに表す事には成功したと思われます。

しかし!

ラーメンとして捉えると若干の主役不足と言うかチャーシュー不足感は否定できません。

まあ、そこは”かけ麺”って書いてあるでしょうがって話ですが、やはり丼が絵的に寂しいと思うのは筆者だけでしょうか?

確かに鮮魚のブリは使いにくい食材とは思いますが、あえて寒鰤を選んだのですから、ソコは凄い頑張ってみたらイイじゃないと食べる側は感じるかもしれませんね。

例えばなんの予備知識もなく、この『鮮魚 寒ブリかけ麺』をポンと出されても

「え? 何?」

みたいな反応が大半と思われ、寒鰤と言われて有り難みがジワジワ来るって感じではないでしょうか?

ラーメンには合わないかもですが”ブリしゃぶ”的な料理もあるので、とりあえず誰が見ても”寒鰤を使ったラーメン”みたいな分かりやすい主役を配置すると、イイ感じになると思います。

早い話がブリの切り身をちょろっとでも乗せてみたら、より寒鰤っぽいラーメンになるぞと思った筆者で御座います。

というわけで、賛否が分かれる『鮮魚 寒ブリかけ麺』ですが、具が寂しい以外に気になる点はなく、ブリを使ったラーメンの可能性を示したラーメンとして記憶に残したいと思います。

それでは、是非みなさんも『天国屋』の美味しいラーメンを食べてみて下さい。

レギュラーメニューも種類が豊富で、ちょいちょい限定ラーメンで攻めてくる『天国屋』は注目の店だと思いますよ。

『天国屋』

東京都町田市金森4-1-1

営業時間 11:30~19:30
定休日:水曜日

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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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