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時間無制限&持ち込み自由! 新感覚のお店で楽しむ”甘いお酒と甘いモノ”
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時間無制限&持ち込み自由! 新感覚のお店で楽しむ”甘いお酒と甘いモノ”

2016-02-13 15:30
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    疲れた時、元気が出ない時、心と体にしみるのがお酒と甘いもの。しかし、お酒も甘いものも「摂り過ぎると体に良くない」「太る」などの理由から、大好きでもセーブしているという人も多いのではないでしょうか?

    今回はそんな日頃の我慢を吹っ飛ばす、お酒が好きな人も、甘いモノが好きな人も大満足の、”甘いお酒&甘いもの”という究極の組み合わせを楽しめるイベントに行ってきました。

    自由さに驚き!新スタイルの飲み比べ店

    渋谷ハチ公口から徒歩2分。TOHOシネマズ渋谷を過ぎ、渋谷マークシティ側に入った路地にそのお店はあります。やたらとラーメン屋が多い一角です。

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    この看板が目印の『SHUGAR MARKET』は、新しいスタイルでお酒を自由に飲み比べできるお店。具体的には

    ・全国各地の梅酒・果実酒を時間無制限で自由に飲み比べ
    ・お店の冷蔵庫から自由にお酒を出して飲める
    ・好みに応じてロック/ソーダ割り/お酒をミックス/アイスにかけてOK
    ・食品の持ち込み/デリバリー/出入りも自由

    もちろん、「火気厳禁」「吐くまで飲まない」「お店を出るときはスタッフに一声かける」「ニオイの強い食べ物はNG」など、お店のルールは守らなければいけませんが、それさえ守れば相当自由に楽しめる、とにかくそのフリースタイルぶりに驚きです。

    「お酒の蔵元にはそれぞれのストーリーがあります。飲み放題ではなく、楽しく飲み比べることで様々な地域のお酒の魅力を知ってほしい」と語るのは、『SHUGAR MARKET』運営会社の(株)リカー・イノベーションの辻本翔さん。

    持ち込み自由ですから、自宅から作ったおつまみやお惣菜を持ってきたり、ピザなどを届けてもらったりすることも可能です。お店のスタッフにひと声かけてちょっとラーメンを食べてくる、といったこともできます。マークシティや渋谷駅も近いですから、好きなおつまみを買ってきて持ち込み、お酒を楽しむのも楽しそうですよね。

    中でも筆者が気に入ったのはこの、ソーダ割が自分で調節できるサーバー。

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    「ちょっとソーダ割りにしたいな」と思ったら、自分で好きにソーダ割りができます。

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    こちらはグラス洗い器。グラス交換制ではないのでここでジャーっと洗って、また次のお酒に行くのです。ジャーっと。

    これがどうにも面白くて、ついつい、グラスが空くたびにニヤニヤしながらジャージャーしに行ってしまいました。

    シュガーロードから続く、佐賀の知られざる”甘いモノ文化”

    『SHUGAR MARKET』は、2月18日(木)から2月29日(月)の期間限定で、佐賀県とコラボし、佐賀が誇る甘いお酒と甘い銘菓を紹介しながら『甘いお酒と甘いものを組み合わせる』新しいお酒の楽しみ方を提案しています。(http://shugar.jp/sagaprise/)

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    なんでも佐賀県には『甘口の醤油で味付けした料理をお酒に合わせる』『お酒の締めに甘いモノを食べる』という習慣があるのだそう。佐賀が誇る甘いお菓子も和洋いろいろです。

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    羊羹がサンドされた『ようかんまかろん』。

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    バニラの風味がやさしい『サブリナ』。しっとりしたクッキーで、中にあんずジャムが入っています。

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    一口サイズの羊羹『昔ひとくち』。外側が砂糖でシャリっとしているタイプの羊羹です。

    鎖国していた江戸時代、唯一の外国との玄関口であった長崎から、砂糖が運ばれてきた『シュガーロード(長崎街道)』があったからなんだとか。当時は非常に貴重だった砂糖。シュガーロードのおかげで、砂糖をふんだんに使ったお菓子づくりが盛んになったんですね。

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    白いのは、白玉饅頭。中はあんこのシンプルな美味しさです。左は、村岡総本舗のかぼちゃ羊羹と小倉羊羹。通常の水ようかんよりもゼリーに近いぷるぷる感が楽しめます。可愛い鶴の小皿も、焼きものが盛んな佐賀ならではの品です。

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    また、佐賀は気候が温暖なため果物の栽培もさかん。大粒のイチゴは『さがほのか』。甘く、歯ざわりが柔らかい上品なイチゴ。

    ヘタのところが固く、味がないイチゴもありますが、ヘタの付け根までまるごと美味しかったのが印象的。デコポンは房のままでも食べられる手軽さと、酸味と甘味のバランスが魅力です。
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    こちらは『げんこう』という名前の柑橘類。初めて食べましたが、フレッシュな香りと味に頭がすっきりしました。

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    生のフルーツも美味しいですが、ドライフルーツも絶品。有機栽培の温州みかん、手作業でスライスした低温乾燥のドライさがほのかなど、手のかかったヘルシーなものばかりです。生とは違って旨味が凝縮され、お酒を飲みながらつまむのにもぴったり。

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    干し柿を凍結した凍熟柿。かなりとろっとしたジューシーな干し柿です。ちょっとバターを乗せることで、バターの塩気と柿の甘みが見事にマッチ。見た目もおしゃれな豆皿は、モダンデザインの有田焼です。

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    ドライフルーツと合わせて飲んでみた、ブラッドオレンジのお酒。

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    色も鮮やかで、ジュースのよう。万人受けする飲みやすさで、お酒が苦手な人にもオススメです。

    佐賀スタイルの”お酒の〆” 巨大パフェ登場

    佐賀では、繁華街には深夜まで開いているフルーツパーラーがあり、お酒を飲んだあとにパフェを食べるそう。〆のラーメンならぬ〆のパフェ。初めて聞きました。

    確かに炭水化物は炭水化物だけど、なぜパフェなのか。と思っていると佐賀でも人気のパフェ店『珈琲うふふ』特製パフェが登場!

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    さがほのかやデコポン、丸ぼうろなどがモリモリの巨大パフェです。普通のパフェに換算すると約50人分!

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    甘いお酒と甘いもののコラボを企画した、佐賀県のPR『サガプライズ!』担当プロデューサーの中島さん(左)、真ん中は『珈琲うふふ』を運営する(株)ユニインターナショナルコーポレーションの五郎川さん(中央)、右が(株)リカーイノベーションの辻本さん(右)。お三方の顔と比べるとパフェの大きさがわかるでしょうか?

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    花と果物とクリームに囲まれて、うっとりした表情ですね。

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    パフェの下の方もフルーツがぎっしり。フルーツのビタミンやカリウムでお酒のむくみが取れるかも。その点では、〆のラーメンに比べてヘルシーかもしれません。

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    可愛くなって配られた元巨大パフェ。イチゴと薔薇の花びらが女子心をくすぐります。
    巨大パフェ登場はオープンの2月18日(木)と19日(金)となってますので、ご興味のある人は是非!

    パフェにも乗っていたのですが、佐賀のお菓子といえば『丸ぼうろ』も欠かせません。例えるなら、カステラの上の茶色いところをもっとフカフカにして、丸くしたお菓子とでもいいましょうか。

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    カステラなどと同様に南蛮船とともに伝来し、小麦粉・砂糖・鶏卵の3つだけで作られた素朴な味です。伝統ある銘菓なだけに、パッケージは非常にシブいです。

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    2月9日(火)から2月29日(月)までの期間限定で、丸ぼうろをお店にあるチョコペンでデコリ、ハッシュタグをつけて『Twitter』や『Instagram』に投稿すると抽選で超高級な白イチゴ『天使の実』をプレゼント。佐賀県唐津市の6戸の農家でしか作られていない、非常に珍しい白いイチゴだそうです。詳細はお店やHPでご確認を。

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    関東ではあまり見かけませんが、佐賀ではおなじみのアイス『ブラックモンブラン』も。

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    しかも一口サイズ。ピノみたい。
    ザクザクっとしたクランチチョコ、そしてバニラアイスが美味しいです。アイスとしては甘めだと思うので、甘党の人には是非味わって見て欲しいですね。

    甘く見てはいけない、意外とスゴかった甘いお酒

    筆者は、個人的にはキレッキレの辛口のお酒が好きです。部屋にも白ワインと日本酒しか置いておらず、普段は甘いお酒をあまり飲みません。そのため今回も「甘いお酒ってジュースっぽくてかわいいね」くらいな気持ちでいました。

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    『SHUGAR MARKET』には佐賀のお酒も、それ以外の地域のお酒もたくさんあるので、あまり普段馴染みのない甘いお酒をたくさん頂いてみました。

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    佐賀の梅酒『東一 本格梅酒 ナトゥラーレ』。こってりとろとろな梅酒。ロックかソーダ割りが美味しいと思います。佐賀は焼酎が多い九州では珍しく、酒づくりが盛んです。

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    ナトゥラーレと同じシリーズの『東一 紫蘇梅酒 ディエシス』。赤紫色が眩しいお酒です。
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    感じたのは甘さよりも、お酒としてのしっかり感。紫蘇も入っていて体に良さそうです。これも割ると美味しかったです。

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    『紅茶小酒(紅茶リキュール)』。紅茶というからにはさっぱり系かな?とおもいきや、凝縮した甘み。甘めの日本酒に近いです。

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    佐賀大学が研究配活した、全国で初めて商品登録された国産グレープフルーツ『さがんルビー』を使った『さがんルビーのお酒』。グレープフルーツを活かしたさっぱりした味で、甘いお酒の合間に飲むのに良さそう。

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    『うめりんこ』というかわいい名前のお酒には、なんとみりんが入っています。調味料のイメージが強いですが、みりんはれっきとしたアルコール飲料。みりんが入ることで、味にまとまりが出るんだそうです。濃厚な甘みで後味もまったり。

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    ミルキーなピンク色がかわいい『名馬の里 ピンク活性酒』(島根県)。この色は赤米と紅麹の色で、天然無着色と書いてあります。

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    見た目はものすごく甘々な感じですが、にごり酒ということもあり、飲んだ時にちょっとシュワっとする感じ。けっこうパンチがあり、飲んでいるとじわじわ効いてくる感じ。見かけによらないお酒です。

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    見た目はホンモノそっくり『コーヒーリキュール』。一升瓶ってやっぱり重いですね。

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    せっかくなのでアイスにかけてみました。ひと口、ふた口目は「コーヒーフロートっぽい」と思えたのですが、あとからお酒っぽさが増してきて「やっぱりこれはお酒だ!」と実感。

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    『SHUGAR MARKET』が開発しているお酒、プロトタイプシリーズ。お揃いのラベルの一升瓶に入っています。果実酒が一升瓶に入っている、というのもなかなか見かけないですね。

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    筆者はこちらの、キウイフルーツのお酒が気になったので頂いてみました。キウイも熟れてくるとジュワッとお酒っぽくなりますが、こちらは雑味がなくてフルーティー。果物よりも好きかもしれない。お気に入りです。

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    変わり種のヨーグルトのお酒も頂いてみました。どうみても飲むヨーグルトにしか見えませんが…

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    味はヨーグルト、舌触りは甘酒のような感じですが、後から後からお酒らしさが迫ってくる感じです。思ったよりもズイズイとはいけず……。「これ、飲むヨーグルトじゃん」などと思っていた自分が甘かったです。なかなかしっかり目のお酒でした。

    甘いお酒といっても、さっぱり系、こってり系、爽やか系、そしてコーヒーリキュールやヨーグルトのような変わり種まで、その味わいは千差万別です。甘いお酒が大好きな人はもちろん、筆者のように普段あまり甘いお酒を飲まない人にも面白い発見があると思います。

    目からうろこ、甘いお酒と甘いものの相性

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    甘いお酒と甘いもの、という「それをやっちゃっていいのか!?」というような組み合わせに、最初はちょっとびっくりしていた筆者。ですが、体験してみて思ったよりも合う、合わせてもいいんだ!と感じました。筆者の母方の祖父母は佐賀県なのですが、甘いものと果物は好きだったものの、甘いお酒と合わせる話は聞いたことがなかったので、目からうろこが落ちました。

    甘いもの同士、コッテコテの甘々に行くこともできるし、甘いのとさっぱりめ、トロトロとサクサク、軽めのと重めのをミックスなど、味わいながら自分なりに好きな組み合わせを探っていくのが楽しいです。また、試しながらそれぞれのお酒や甘いものが持つ個性がわかってくる、見えてくる感じがまた楽しいのです。

    時間無制限、持ち込み自由でさまざまなお酒を楽しめるお店だからこそできる、新しいお酒の飲み方。好きに持ち込んだり、出入りも自由ということで、友達や仕事帰りによるお店としてもオススメです。

    『SHUGAR MARKET』オープンは、2月18日(木)。佐賀県との甘いお酒と甘いもののコラボは、2月18日(木)から2月29日(月)の期間限定となっています。特に甘いお酒と甘いものを楽しみたい人は、2月いっぱいがチャンスですよ。

    <URL>
    SHUGAR MARKET http://shugar.jp/
    SHUGAR MARKET 佐賀県コラボ『サガプライズ!』http://shugar.jp/sagaprise/

    (写真は全て筆者撮影)

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    (執筆者: 相澤マイコ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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