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豚カツ(父)とラーメン(息子)がフュージョンした結果 @『道』相模原
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豚カツ(父)とラーメン(息子)がフュージョンした結果 @『道』相模原

2016-02-18 22:30
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    筆者が住まう神奈川県の相模原市は何気にラーメン屋さんが多かったりします。近隣の町田市や八王子市も射程圏内なので、ほぼラーメンで困る事はありません。

    しかし!

    ぶっちゃけ相模原で一番美味しいラーメン屋さんを教えろと言われると、少々戸惑ってしまうのも事実です。

    正直、なかなか良い線を行っているんだけど、「ナンバーワンじゃないよね?」みたいな微妙なラインのラーメン屋さんが多数ある感じなのです。

    そんな相模原市ですが、実は”エクストリーム系ラーメン”の宝庫である事が発覚したので、ここに報告致します。

    『まんぷく』の『黒鬼ラーメン白トッピング』

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    コチラは相模原でも屈指のX系ラーメン『黒鬼ラーメン白トッピング』で御座います。

    詳しい事は過去記事を参照して頂くとして、とりあえずラーメンに生クリームと言う攻めの姿勢は評価出来ますが、カロリー的にキツいのは否めません。

    『焼肉はせ川』の『エビ千の香りになってラーメン』(700円)

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    そもそもが焼肉屋さんなのにラーメンに本気とか、その時点でアレなのですがコチラの『エビ千の香りになってラーメン』は

    「ほぼ駄洒落系ラーメン」

    でして、ラーメンに『かっぱえびせん』が入ると言うX系ラーメンになっています。

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    ベースは至って普通に美味しい”塩ラーメン的な何か”なので、最終的にはラーメンと『かっぱえびせん』を別々に食べるスタイル、すなわち普通の塩ラーメンとスナック菓子に分けて食べてしまうと言う謎のラーメンで御座います。

    『道』の『とんかつラーメン』

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    そして相模原でもマニアックな中華料理屋さん『道』の看板メニューが、コチラの『とんかつラーメン』になります。

    まあ、あえて言う必要はないと思うのですが、一応はお約束なのであえて言おう!

    「とんこつラーメンじゃない!とんかつラーメンだ!!」

    知る人ぞ知る『道』

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    以前から店の前を通る度に、ちょいちょい気になっていたのですが、あまりに看板が怪しくてスルーしていた筆者で御座います。

    しかし、何気に謎のオーラと言うか怪しい雰囲気に惹かれ、なんとなくバイクを止めてみました。

    「とんかつラーメン……だと?」

    豚骨ラーメンであれば納得ですが、何ゆえ”とんかつ”なのでしょう?

    親父のトンカツ!息子の中華!

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    なんでも親父のトンカツと息子の中華料理を合わせた結果、生まれた看板メニューだそうです。

    「へー、そうなんだ?」

    まさに「で?」って言うシチュエーションかと思われる案件で、常識的に考えて

    「とんかつチャーハンとかで良いんじゃなかろうか?」

    みたいな疑問が尽きないのですが、とりあえずネタ的には面白そうなので入店する事にしてみます。

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    っていうか、この『火曜サスペンス劇場』みたいな階段とか建物とか、ちょっと入りにくい感が半端ありません……。

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    あと、店内に入る時は”店のスリッパに履き替える”と言う謎のルールも、ちょっといまいち理解に苦しむ筆者です。畳でもないのに靴を脱ぐとか

    「土足禁止のヤンチャな車」

    を思い出してしまうのは筆者だけでしょうか?

    中華料理はガチだった『道』

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    「まあ、パッとしない店がウケ狙いで作ったメニューだべ」

    くらいの認識で入ったのですが壁の額縁に飾られた賞状の数々は、この『道』が本物の中華料理を出す店である事を物語っています。

    あの『陳建一』氏の写真とサインもあり、もしかしたら相模原でも指折り、いや恐らく相模原で一番の中華料理を出す可能性も否定出来ません。

    パッとした店がガチで作る『とんかつラーメン』(1080円)となると、ちょっと気になり始めた筆者で御座います。

    『とんかつラーメン』を食す!

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    結果、こんな感じのラーメンが運ばれて来ました。白髪ネギの白と青梗菜の緑も鮮やかで豚カツが入っていなければ、普通にシャレオツなラーメンのビジュアルです。

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    まさに”とんかつ”(父)と”ラーメン”(息子)がフュージョンした、夢のコラボがココに実現しました。

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    まあ、食べる側にとっては、親子の絆よりも味の方が気になるので、冷めないうちに食べてみましょう。まず最初に”とんかつ”を食べてみます。

    おお!

    まだ意外とサックリ感が衣に残っているかもしれない気がしないでもないですね。昔食べた”とんかつ茶漬け”を思い出しました。

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    スープは中華料理屋さんの王道、鶏ガラ系と思われますが、微妙にスパイス類の存在を感じます。

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    いわゆる中華料理屋さんのラーメンスープは、ラーメン専門店のスープに比べると弱かったりするのですが、この『とんかつラーメン』のスープは専門店のソレと比べても遜色はない予感です。

    麺は中太で、いわゆる”中華ソバ”で使われる麺よりも若干太く、よりラーメンっぽい仕上がりです。

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    あれ?

    ネタメニューかと思ってオーダーしたのですが、意外と普通に美味しいってパターンですかね?

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    最後の方まで、ちゃんと豚カツの綺麗な姿を保っていました。これが一番の驚きですね。

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    この店の豚カツはヤヴァイんじゃないでしょうか? 後日、豚カツ系メニューを調べてみましょう。

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    スープも美味しくサラっと飲めるので、普通に完飲で御座います。

    杏仁豆腐も旨し!

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    食後にはデザートの『杏仁豆腐』とサービスのお茶(ジャスミン茶)が出て来ました。そして、この『杏仁豆腐』がチョイチョイ美味しかったりします。

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    ご馳走様でした!

    『とんかつラーメン』 総評

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    良い意味で期待を裏切られて安心しました。

    豚カツがスープに浸ってる時点で、衣がベチャっとした挙げ句に剥がれて、見た目も味も駄目な予感がしていたのですが、最後まで衣は剥離する事もなく豚カツとしての姿を保っていました。

    衣のサクサク感こそスポイルされたものの、ちゃんと豚カツとしての美味しさが最後まで残っていたのは目から鱗ですね。

    しかも、豚カツがちょいちょい美味しいと言う罠です。余分な油がスープによって落ちたのか、揚げ物にしては軽めな仕上がりになるメリットはあると思います。

    いや、コレは再訪して他のメニューも試したくなりますね。ネタメニューのつもりでオーダーしたら、予想の斜め上を行く美味しさでした。

    それでは、是非みなさんも『道』の『とんかつラーメン』を食べてみて下さい。予想以上の美味しさに驚く事、間違いなしですよ。

    『道』

    住所:神奈川県相模原市中央区青葉2-7-12

    営業時間 11:00~15:00 17:00~21:00
    定休日:水曜日

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