game-of-thrones-emmy-nominations-hbo.jpg

大手ケーブルテレビ局の米HBOが、“日出ずる国(the Land of the Rising Sun)”に流れ込んだ。

HBOは日本国内でのビデオ・オン・デマンド(VOD)に関して、Huluと独占かつ包括的なライセンス契約を締結し、数100時間分に及ぶ番組の配信を開始した。

このライセンス契約により、HBOの人気ドラマシリーズである『ゲーム・オブ・スローンズ』、『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』などの作品群をHuluの日本国内サービスで視聴可能になった。加えて、『Silicon Valley(原題)』を含むいくつかのドラマシリーズは、日本初上陸となる。

現在、日本国内のHuluは、米ディズニー、米21世紀フォックス、米NBCユニバーサルが所有する米国本社とは切り離されている。最初は米本社の子会社として2011年に日本向けのサービスを開始したが、2014年4月に日本テレビ放送網に売却された。現在は日本テレビ放送網の100%子会社であるHJホールディングス合同会社が日本国内のサービスを運営している。

Huluは2月18日からHBOの作品を配信した。配信枠を徐々に広げ、HBOの番組ライブラリーの中から800エピソード以上を追加する予定だ。

Huluのチーフ・コンテント・オフィサーを務める長澤一史は、「米国ドラマの宝箱とも言われるHBOの豪華なラインアップを、日本のHuluユーザーの皆様にお届けできることに、とても気分が高揚しています」と契約締結を発表した。

Huluは、2015年に日本向けサービスを開始したNetflixやAmazonプライム・ビデオなどといった定額制のビデオ・オン・デマンド・サービスと競合している。米国市場においては、HBOは3年以上前から番組ライブラリーを米Amazonプライムに提供している。

Huluの日本国内サービスでは、テレビシリーズ、アニメーション、ドキュメンタリー、リアリティ番組などを含めた海外と日本国内の作品群を配信し、インターネットに接続可能な様々なデバイスで視聴できる。すでに配信中の米国テレビドラマとしては、『ウォーキング・デッド』、『アンダー・ザ・ドーム』、『Black Sails/ブラック・セイルズ』、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』、『Empire 成功の代償』などがある。

Huluの日本国内サービスに最初に投入されるHBOの番組ラインナップには、『Silicon Valley(原題)』、『ゲーム・オブ・スローンズ』、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』、『GIRLS/ガールズ』、『セックス・アンド・ザ・シティ』、『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』、『ニュースルーム』、『シックス・フィート・アンダー』、『トゥルーブラッド』、『バンド・オブ・ブラザース』、『ROME[ローマ]』、『アントラージュ★オレたちのハリウッド』、『リトルブリテンUSA』、『SPAWN スポーン The Animated Series』、『カーニバル』、『ザ・パシフィック』、『THE WIRE/ザ・ワイヤー』がある。

RSS情報:http://getnews.jp/archives/1408587