ニューライン・シネマは、実写映画版『鉄腕アトム』の製作に向けて交渉を進めており、映画『カリフォルニア・ダウン』の脚本を手掛けたアンドレ・ファブリツィオとジェレミー・パスモアが、脚本を執筆するために起用された。
オーストラリアのアニマル・ロジック・エンターテインメント(映画『LEGO(R)ムービー』)と手塚プロダクションが実写映画版『鉄腕アトム』の企画を発表して1年後に、製作開発が始まった。
2009年に公開されたCGアニメーション映画『ATOM』は、香港の製作会社イマギ・アニメーションにより6500万ドルの予算をかけて製作された。同作は、手塚治虫による漫画とアニメシリーズをもとに、映画『チャーリーとチョコレート工場』で主人公の少年チャーリーを演じたフレディ・ハイモアがアトムの声を担当し、全世界で4000万ドルの興行総収入を上げた。
『鉄腕アトム』は、1951年から68年にかけて連載された日本の漫画シリーズで、全世界で1億を超える部数を売り上げた。また、1980年と2003年には、アトムを主人公にしたテレビアニメシリーズも放送された。
実写映画版『鉄腕アトム』は、アニマル・ロジックのザレー・ナルバンディアンがプロデュースし、ジェイソン・ラストが、レンジャー・セブン・フィルムスのマイク・キャラハン、ルーベン・ライバーと共にエグゼクティヴ・プロデューサーを務める。
アニマル・ロジックは、『LEGO(R)ムービー』、『ハッピー フィート』、『華麗なるギャツビー』、『ハンガー・ゲーム2』、『300 〈スリーハンドレッド〉』を含む映画のデザイン、アニメーション、視覚効果を手掛けている。同社は現在、『レゴ(R)ニンジャゴー』や『レゴ(R)バットマン』、中国の映画監督チェン・カイコーが手掛ける『The Monk(原題)』を製作中だ。
ファブリツィオとパスモアは、もともと、新しい映画のアイデアとして『カリフォルニア・ダウン』の原案となる脚本をニューライン・シネマに売却し、その後、2015年に公開されたドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画として脚本を執筆した。ファブリツィオとパスモアは、CAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)、アパーチャ・エンターテイメントのアダム・ゴールドワーム、イクリプス法律事務所のロバート・スジーマンスキーと代理人契約を結んでいる。
ニューライン・シネマについてのニュースは、ハリウッド・リポーターが最初に記事にした。