たまたま高知県の食材を使って女子会ランチメニューを考えて記事にしたことから、高知県の目にとまってしまった記者。
今度は、「はちきん地鶏」が美味しいからランチがてら食べに来てください!とのオファーをいただいた。
※参考 東京で買う地方の食材だけで昼女子会! 『高知県産卵かけごはん』と『お茶の葉』
http://getnews.jp/archives/1199338 [リンク]
やってきたのは銀座一丁目にある高知県のアンテナショップ・まるごと高知と、その2階にあるレストラン。
まず最初に食べたのは、ディナーメニューの人気商品である「はちきん地鶏」の唐揚げ。
地鶏というと硬いイメージを持つ記者だが、さにあらず。
歯ごたえはしっかり、唐揚げと竜田揚げとの中間という感じの風味豊かな味わい。
お酒のおつまみとしても最適で、お酒とおしゃべりが弾んで時間がたち冷めてしまっても美味しくいただける。
出来立てはもちろんおいしいが、個人的にはお弁当に入れて持っていきたい唐揚げだ。
次は、ランチメニューの「とろ~り!はちきん地鶏の親子丼」。
どんぶりではなく、皿に盛りつけられているのがオシャレ。
唐揚げと同様に、歯ごたえのある柔らかい鶏肉がゴロゴロと惜しげもなく入る。
小鉢、サラダ、みそ汁とデザートも付いている。
この日のデザートは、生産日本一のショウガ入りのカステラ。ショウガの風味の効いたさっぱりとしたカステラで、特に女子には人気がありそうな逸品だ。
これだけでは伝えきれない部分があると感じた記者は、高知県アドルグループ・はちきんガールズが行う『はちきん平日お試しワンマン きょう何の日かわかっちゅう?ライブ』を直撃して、高知県出身のメンバーにインタビューをすることにした。
メンバーは3名。
写真左から梶原妃菜子さん(17)、石川彩楓さん(18)、川村あやのさん(16)。
--「はちきん」とはどういう意味なのですか?
「土佐弁で、働き者で元気なおてんば者という女性を表す意味です」
--どういう経緯で結成されたのですか?
「もともとは高知ファイティングドックスという野球チームの公式チアとして活動していたのですが、そのメンバーの中から『無人島でも生きていけそうな』人を選抜して結成されました(笑)」
--ほう、そうすると、皆さん無人島で生活したのですか?
「できそうな…というだけで、まだしたことはないんです。でも、お遍路さんをして川の水を飲んだり花を食べたりしてきましたから、無人島でも生活できます!」
確かに、元気でおてんばな3人を見ると無人島でも何とかなりそうな気はする。
--高知から東京へ活動のために通っているのですか?
「いえ、3人で東京の高校に編入して今は東京都民です。でも、3人で一緒に住んでいるので方言はぜんぜん抜けませんよ」
実は、記者が初めて会って話し始めた時から方言丸出しで、若干引いてしまったのでこんな質問をした次第だ。
--ところで、高知県の見どころを一つだけ挙げていただけますか?みなさん高知県観光特使だそうですから即答でお願いします!
梶原「はりまや橋です!残念観光地ではあるんですが、ちっちゃくてかわいいので、写真1枚に収まるのが好きなんです!」
石川「高知城ですね!アイスクリンというアイスクリームとシャーベットの中間のようなものをなめながら眺めるのがいいですよ!」
川村「ひろめ市場です!なんでもある市場で楽しいですよ!」
--では、高知のおススメの食べ物を1つ教えてください
梶原「はちきん地鶏です!ジューシーでヘルシーで幸せになります!」
石川「ぼうしパンですね。帽子の形をしたパンですけど、おいしいんです!」
川村「うつぼ…」
--え?あの、海にいるウツボのことですか?食べられるのですか?
「あ、ご存じないんですか?唐揚げやたたきで食べると美味しいですよ!ぜひ食べに来てくださ~い」
--そういえば、たたきと言えばカツオですがおススメではないのですか?
「えー、当たり前すぎて…ねぇ?」
「ウン、ウン」
--みなさんはグループとしては高知県観光特使ですが、個人としては何か役職をお持ちなのですか?
石川「高知県おにくPR大使です!」
川村「高知県おさかなPR大使~!」
梶原「『自称』ゆずPR大使です!」
--じ、自称ですか?
「そうなんです。私だけないんです(泣)」
高知県庁の皆さん、梶原さんにも何か役職を付けてあげてください。記者からのお願いでした。
--さきほど、はちきん地鶏を食べてきたのですが、みなさんはよく食べてますよね?今は東京在住ですから普通の唐揚げもよく食べると思うのですが、違いは何ですか?
「唐揚げも美味しいですけど、焼き鳥や塩焼きもいいですよ。違いとしては、脂っこくないことと、ジューシーなこと。全体的にに脂肪が少ないんですよね。だから特に女の子には最適だと思います」
--今日はライブ前の忙しいお時間にありがとうございました。何か伝えたいことはありますか?
「私たちの魅力は見ないとわからないところも多いと思ってます。毎月18日の『はちきんの日』は銀座のまるごと高知でお手伝いを兼ねて無料ミニライブをやりますので、まずは見に来てください!待ってます」
その後のライブを観覧したが、3名で非常に激しいパフォーマンスを繰り広げ、高知県の特産物を楽曲に取り入れる等、積極的にPRしながらも、アイドルとしてのファンサービスも忘れない楽しいものであった。
楽曲の途中で音楽が停止してしまうというハプニングに見舞われたにもかかわらず、彼女らはそのままアカペラで歌い続ける度胸と際立った声量に感服した。
しかし、音楽が復活するとどこから復活したのかわからなくなり思わず「どこだかわかんな~い!」と叫びながらも必死に歌詞と音楽を合わせようとする女子高生たちの真剣なパフォーマンスに会場から拍手喝さいを浴びた。
はちきん地鶏とはちきんガールズ。セットで美しくかわいく美味しい高知をまるごと味わってみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影
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