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mkeiさん のコメント

別々にMMAとK-1ルールをやる発表会形式に対してのMMAとK-1の折衷ルールという対立概念としては良いルールなのかもしれません。
No.3
105ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今週のお題…………「3・25巌流島! 私はこう見た!」 文◎谷川貞治(『巌流島』事務局) 3・25巌流島の反響、皆さん、ありがとうございます。 前回、私自身、この場をお借りして反省点を書かさせていただきましたが、まだまだ語らなければならない点はたくさんあります。それほど語るべきことが多いのが巌流島の面白いところ。今でもツィッター等で、本当に多くのご意見をいただいています。   特に試合についての総括は必要ですよね。前半戦は本当に一撃必殺の打撃戦、あっという間にKOになってしまった物足りなさを差し引いても、衝撃の連続でまさに神イベントだったと思います。ここで語るべきポイントは、「結局、MMAをやっている人間が強い」とか、「差別化するためにもMMAに出る選手は出さないほうがいい」という論調があることです。ターザン山本さんなんかもそう言っていますよね?  でも、私とか山田英司さんのような格闘技側から見ると、全然その見方は間違っています。   例えば、3・25巌流島でいえば、ビターリvsジダに多くの注目が集まり、実際に「ベストバウト!」にあげる人も多かった。しかし、そもそもこのカードは、RIZINでも、DEEPでも同じ試合を組んだとしても他のMMAの試合の中に埋もれてしまって、巌流島でのカードほど注目を集めなかったでしょう。   また、ビターリvsジダは、確かに真剣で斬り合うような緊張感溢れる試合でしたが、それも当たり前ですがMMAの試合になったら、全然展開は違ってきます。彼らは打撃主体の選手ですが、ロープや金網、コーナーポストがあればどちらか必ず追い詰められますし、そうなるとクリンチ状態から寝技に移行します。寝技も時間制限がなかったり、関節技が有効だったら、試合展開は長く組み合い→寝技の攻防になるでしょう。そんな寝技での優劣の差が出れば、次に立った時の作戦の立て方も変わってきます。つまり、当たり前のことですが、ルールが変われば、当然試合展開も、勝者も変わってくるのです。   だから、同じMMA経験者でも、巌流島だからこそ生きる選手もいれば、巌流島だからこそ生きない選手も出てきます。そういうことを測定→検証するだけでもMMA選手の出場も新鮮かつ面白くなるのです。もしかしたら、賞味期限切れと言われている曙やボブ・サップも、巌流島ルールなら面白くなるかもしれません。   おそらく、MMAよりのファン、MMAよりの記者にとっては巌流島はMMAに見えるのでしょう。しかし、山田英司さんが言っていたように「総合格闘技に見えても、実戦(武術)的な立ち技格闘技が勝ちやすい、武術家の闘いが生きるのが巌流島」という意見が一番正しいでしょう。長くやっていけば、MMAよりのライターやファンにもそれが分かってくるはずです。   僕自身はMMAのファイターが巌流島で活躍するのは、単純に「プロのファイター」だからだと思っています。そこにMMAとか、キックはあまり関係ない。プロのファイターは、アマチュアの武術家に比べて、まずフィジカルが強い。いつも試合で勝つための練習をしているから、筋力や身体能力がアマチュアの選手に比べて全然凄いのです。しかも、試合経験が多いので、場慣れしている。格闘技の試合にとって経験値は何より大切ですから、達人が「緊張して血圧が上がった」とか「場の空気に呑まれてしまって、自分の技が出せなかった」ということはまずない。そのくらい経験値の差は大きいのです。さらに言えば、プロとしての心構え。やはり今回メインを張った田村潔司のように、プロとしてお客さんを喜ばせるんだ、いい試合を見せるんだ、勝って名を上げるんだという選手と、腕試しのつもりで参加してくるアマチュア選手ではモチベーションが違う。今回、その意味でルールを把握していなく、勝負論についても「セネガル相撲じゃないから」ということで、どこかバイト感覚を感じたアフリカ選手とは大きな差がありました。   要するにMMAだとか、武術家だからというのではなく、プロファイターの持つフィジカルの強さ、経験値の違い、ファイターとしてのモチベーションの差でMMA選手が強く見えてしまうのです。そこは巌流島を見る上で、とても重要です。MMA=格闘技の固定観念を取っ払ってこそ、格闘技の未来が見えてくると思うのです。   それにしても私の中でも断然MVPは田村潔司です。46歳でありながら、巌流島という新しいルールに挑戦し、今回も対戦相手が変わりながら文句も言わず、さらにバリバリに強いクラブマガの選手を相手に気持ちで対抗。そもそもクラブマガという未知の格闘技に対し、「これが面白いんじゃないか」と選んだのも田村選手でした。   試合は惨敗して顔面を骨折。当日は病院に直行したんですが、だからこそ2日後のニコ生に生出演し自らの試合を解説。さらにRIZIN関係者でさえ「今回の田村はないな」と諦めていたのに、4・17RIZIN名古屋大会への出陣。2月のミャンマー初のプロレス大会でのメインイベント出場から、3月巌流島のクラブマガ戦、4月RIZINタッグマッチ戦と、この一連の自己プロデュース力は見事としか言いようがありません。本当に現役バリバリの選手より、見事な自己プロデュースし、今最も旬な選手になっていると思っています。   ちょっと、4月のRIZINまで気になってきました。タムちゃん、お見事です! [お知らせ] 『巌流島』のオフィシャルサイトをリニューアル致しました。アドレスが変わりましたので、ご確認ください。→   ganryujima.jp
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