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そうえんさん のコメント

投稿お疲れ様です。
先日のニコニコ生放送の田村選手の話によると、ジャッキー選手のパンチは、ボクシングやMMAのスタンドのパンチとはまったく別物だったそうで、間合いを最後まで掴めなかったとおっしゃってました。

自分はニコニコ生放送で何度も確認できたから良いのですが、会場だけだとどういう決着だったかわかりにくいのが難点ですね・・・
インスタントスロー、リプレイを毎試合決着後にほしいところですが、予算や会場との兼ね合いもありますし、厳しいですよね。

あとは道場マッチなど、試合・戦いのコンテンツというかイベントの頻度を増やして欲しいですねぇ
No.1
106ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今週のお題…………『 徹底検証「3・25巌流島!  私はこう見た!」』 文◎田中正志(『週刊ファイト』編集長)…………木曜日担当     絢爛豪華イベントであった。正面入場ゲートの鳥居といい「和」テイストが極彩色な巌流島、既存のプロ格闘技興行とは明らかに異なる世界観は第三回大会をもってショーとしても確立された。勝手に世界標準とかになっているUFCとも明らかに違う円形の闘技場、落ちたらドライアイスの幻想的な海が待っている。K-1とも別物であり、キック試合のようにレフェリーがクリンチだと仕切り直す場面も少ない。1ラウンドに3度突き落とされたら負けというルールは、ある種の実戦の理屈にも合っており、比較的多かった「なんども”同体”との裁定はどうなのか」とか、お客さんが隣の客と論評しながら楽しんでいた。自然にそういう議論が起こって大成功なのである。    巌流島はまだまだ一般客には浸透していない。TDCホールには明らかに過去の大会は見てないような招待客の方が多かった。そういうお客に大受けだったのは第1試合のブラジル代表、劇画の世界でしか知らないであろうカポエイラを操るマーカス・レロ・アウレリオだ。写真は前回大会で達人を倒した相撲出身の中島大志の顎にかかとを命中させた最後の一撃の瞬間を捉えた絵だが、これは単なる後ろ回し蹴りではない。マットに左手がついており、その力も利用したカポエイラの必殺技メイア ルーア ジ コンパッソ(回転コンパス蹴り)なのだ。劇画の世界が実際に強烈なKOで相手をふっ飛ばしたのだから奇跡的。秒殺勝利のマーカスは巌流島戦士の筆頭に躍り出た。また、会場客というのはまず知識がないお客様が大半だし、ビデオのプレイバックもない。一瞬のことなのでなにが起こったのかわからない客も多いだろう。写真家にせよ経験の長い専門家でないと押さえるのが難しいフィニッシュ場面だ。そこでセコンドと一緒に勝利のカポエイラ演武を披露したのだからプロである。完璧だった。  第3試合は「蟷螂拳・長拳 VS 柳龍拳の前歯を折った男」の注目カード。記者は仕事繋がりから岩倉豪を知るだけに、確かに昔は達人に勝利したが45歳でむしろ「幻想師範」の域になっていると当ブロマガ連載で懸念を活字にしたが、予想のまんまの展開に。入場からして本人が否定していたハズのプロレスラーとしての登場という趣きで、ほとんど「素晴らしいお仕事でした」と声をかけるしかない。かなり大笑いさせてもらった。一方、今回プッシュされていたカマキリ拳法の瀬戸信介、いわゆる本番で強いというタイプかも。ちゃんと勝利したら写真家向きにカマキリのポーズを作ってくれるしスター性がある。今の格闘技はなんかMMAのランキングがすべてみたいなところがあって、こうした埋もれた人材を見つけてくる点でも巌流島は凄い。お客さんは必ずしも、トップランカー同士の潰しあいに沸くものではないからだ。もう「最強がなんたら」とかの凝り固まった連中は相手にしなくてよい。お客さんが見たいのは「面白い格闘技」なのである。    第4試合の渡辺一久もまた、負けてもなお巌流島戦士の筆頭だ。なんか情報の少ないマレーシア武術ペンチャック・シラットのバラット・カンダレというインド人選手のハイキックで、派手に25秒で失神KOされてしまった。しかし、渡辺一久という格闘家がいかに巌流島に賭けているか、その覚悟が随所に垣間見えた。ミノワマンの参戦とは違って見えたということ。重ねて「勝った負けたはどうでもイイ」、我々が見たいのは面白い試合であり、渡辺一久はお客を惹きつけている。次回もまた魅せてくれるだろう。  喧嘩術の林悦道・士心館館長が、喧嘩術の7つの型を披露したが、これは会場アナウンスの説明がなく、なんか爺さんが出てきて急に型をやりだしたみたいな雰囲気で、これは主催者側からの紹介MCが欲しいところだった。事実、お客さんはトイレタイムと判断して、真剣に見られてなかった課題も残った。先にこの爺さんがどういう先生で、これからのデモンストレーションがどれだけ凄いことなのか、小さな道場でやるなら本人にマイク持たせるが、巌流島のようなイベントでは司会者なりが解説すべきだった。また、記者は毎回、格闘技イベントは長時間過ぎると苦言を呈しているが、今回のも4時間越えになってしまった。おかしなことに、喧嘩術のあとに「これから休憩」のアナウンスがあり、客席はさっきのがトイレタイムだった合意もあり、「え~」との声がアチコチから聞こえた。グッズを売るから休憩は必要と最初から制約がある場合もわかってはいるが、やはり北米のPPV大会は3時間までという大原則と比べるなら、日本のは長すぎる。演武コーナーなりが休憩も兼ねるという進行で良いと思うし、それをお客に最初に知らせるべきだ。    さて、その休憩明けからが東スポの見出しでは「大混乱!」となる暗黒大陸アフリカ勢のお出まし。セネガル相撲のグリス・ブドゥ2が、モンゴル相撲のバル・ハーン(星風の兄)と激突という、劇画になりそうなお膳立てが好奇心を駆り立てる。ましてセネガル相撲協会からの横やりで弟が代打出場だからリングネームが2という、うさん臭さ満点のボビー・オロゴン前口上だから余計に興味が沸く。忘れてならないのは、今回の大会は舞台演出家が雇われていて、和テイストの舞台美術だけでなく、ガチ甲冑合戦のスペクタクルから始まり、和楽器を使ったHEVENESEの演奏と、想像以上に素晴らしかった。ただ、アフリカ勢の入場に民族楽器の太鼓や歌の生演奏が加わったのは、聞いてない分新鮮だった。もっともアフリカ勢だけ入場から盛り上がったこともあり、バル・ハーンの兄弟揃っての異常な闘争本能に火をつけたようだ。なんだからよくわからない中断でグリス・ブドゥ2が戦意喪失にも見えたが、あとで急所に膝が入ったとかの説明も、たぶんファールカップもせずに打撃ありの試合に挑んでいるようで、困ったことにルールも把握しないまま戦っているのが明らか。「未知の強豪」は幻想が膨らんで良いことだが、ファイターがよくわかってないのだから、お客さんはもっと混乱していた課題が残った。  試合を支配していたのはバル・ハーンだったが、2Rに3度ドライアイスの海に落としたので、意外にもグリス・ブドゥ2が勝利の結末に。ちなみに前出の「なんども”同体”との裁定はどうなのか」のお客さんの疑問だが、要するに大相撲のように厳格にちょっとでもどっちが先に土俵外に出たかがビデオ検証までされる競技と違い、巌流島では両方が外に落ちたら”同体”との裁定を標準にしているようだ。なるほど、マジに突進力だけで相手もろとも場外に落ちたら、いくら厳密には下になった方が先だとしても、同体にすべきというのは納得だ。しかし、3方向からのジャッジの意見が分かれた場面が結構あり、お客さんが混乱するのも無理はない。    問題の第7試合が大相撲から追い出された星風と、アフリカ最強部族ズールー族という触れ込みのボンギンコシ・マドンセラのカード。星風が喧嘩屋というのはよくわかったが、場外に突進で突き落として、さらに殴ったりしたのはいただけない。まして一発入れてしまったならまだしも、2発目も出そうとしてたから悪質だ。記者は、あれで試合が反則で終了にするかとも思ったが減点2点目の扱い、巌流島は続けさせていた。その反則場面、そもそも星風の突進でドライアイスに隠れた機材が破壊されていたが、そういう観点からも突進だけで場外に押し出した場合は”同体”にする方針には納得する。実際機材に当たって危険だからで、この試合の結末は機材に当たってボンギンコシが足を切った(客席側からは見えない)とかで止血の処置で中断、しかしもう戦意喪失なのは明らかで、最後はセコンドからタオルが投げられての星風の勝利。まして、正面側からだと見えなくてわからなかったのだが、ボンギンコシは噛みつきの反則と、お互いが泥試合をやってしまった。アフリカ勢セコンドの興奮ぶり含めて、「大混乱」と書かれてしまった次第である。未知の強豪発掘は新・格闘技のセールスポイントでもあるが、南アフリカはプロレスもやっている地域だ。ボンギンコシがどういう経路から候補リストに入ったのかは知らないが、やはりプロの試合を経験している選手に限った方が良いと思えた。どうもモンゴル人にアフリカ人も、興奮してしまう人種とのネガティブ印象だけ残したのは不味い。    メインイベントは前回の両国国技館大会に続き田村潔司。寝技が30秒許され、寝技での打撃に加えて関節技・締め技が認められた特別ルールというのを、田村様ルールだと揶揄する声も聴いたが、記者は問題ないと考える。メインの重責は田村でないと背負えないものだ。また、ルールが必ずしも田村に有利とも限らない。なにしろ相手ジャッキー・ゴーシュはイスラエルの護身術クラヴマガの教官という情報しかない。2週間前に対戦相手が変わった発表があり嫌な予感がしていたが、先のプロ経験があるのかどうかの条件でいくなら、この人はMMA試合もやっているタイプであり、クラヴマガ代表というのはイベント向きの強調された肩書なのかも。明らかに護身術だけでなく、ボクシングなども習得しているジャッキーの拳が田村を打ち抜き、鼻血も出て赤いパンツの頑固者は苦戦に。第2ラウンドが終わって解説席の谷川貞治がジャッジの採点を見て回り、打撃でジャッキーがポイント取れてることを確認していたのがおかしかった。  判定3-0でクラヴマガの教官の手が上がったが、田村の表情だけで十分にメインイベンターの銭が取れた。残り30秒辺りから、怒涛のキック連発は意地と感情がお客さんに伝わったと思う。あれがプロなのだ。まして泥試合があったあとだけに、田村潔司のダントツの輝きがイチバン心に残った。間違いなく巌流島戦士であった。 週刊ファイト3月31日号冬木薫詐欺/新日愛知大阪/リアルジャパン/飯伏幸太-大怪獣モノ/UFC/YOKKAO http://miruhon.net/item/index.php?main_page=product_info&products_id=866   [お知らせ] 『巌流島』のオフィシャルサイトをリニューアル致しました。アドレスが変わりましたので、ご確認ください。→   ganryujima.jp
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