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2014年06月28日 15:41 公開

ヤノベケンジ×津田大介×東浩紀「 アトムスーツからサン・チャイルドへ――チェルノブイリ・福島と未来の再生」【2014/02/08収録】

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動画パックの説明 震災以前からチェルノブイリ原発事故の歴史的意義を問い続けてきたアーティスト、ヤノベケンジがゲンロンカフェに登場。福島第一原発観光地化計画は「先輩」を超えられるのか?
1997年に「アトムスーツプロジェクト」でチェルノブイリを訪れ、2011年10月には放射線防護服を着た巨大子供像「サンチャイルド」を制作したヤノベは、「ダークツーリズムから観光地化へ」というゲンロンの試みを先取りしていたとも言える。
ヤノベの想像力の源泉には、大阪万博が強く影響している。廃墟と化した万博会場跡に、磯崎新のロボット「デメ」と「デク」、岡本太郎の「太陽の塔」、丹下健三の大屋根など、未来を思い描く作品群が取り残された様子から、ヤノベは「未来の廃墟」のイメージを見る。サンチャイルドは放射能汚染を題材とすることで、数十年後の未来には汚染が除かれ、子供が防護服のヘルメットを取ることができるという「未来の再生」を提示した点で、「未来の廃墟」への応答という文明論的視野を備えているのだ。
ふくしまゲートヴィレッジは「ツナミの塔」「ネオお祭り広場」など大阪万博への参照項を含むだけでなく、原子力が描いた夢とその破綻をめぐる問いという意味でも、ヤノベの活動と重なる部分が大きい。
まったく別の場面にありながら似た軌跡をたどってきた、ヤノベケンジと福島第一原発観光地化計画。
出会いがいま、もうひとつの未来を作る。

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