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ショートじゃんく転生:異世界転生したと思ったら世界の様子がちょっとおかしくなってしまった件について
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ショートじゃんく転生:異世界転生したと思ったら世界の様子がちょっとおかしくなってしまった件について

2021-04-22 13:00

    私の名前は西浜歩。
    どこにでもいる普通の女子高校生。
    いつもの朝のいつもの私の部屋、
    これからいつも通りの平和な日々が送られると本来なら思えるはずなんだけど……。






    最近、家族の様子がおかしい。
    おかしいといってもそんな大きな違和感ではない。
    なんというか、顔がちょっと違うなというか、会話とかがいつもと違った気がするような……

    おかしくなったと気づいたのは先月。
    私が事故にあってしばらく謎の意識不明状態にあってからだ。
    事故といっても私が段差に躓いて転んだだけだったのだが、
    それから一週間意識が不明だったそうだ。
    それだけ聞くと異世界転生の導入のようだなぁと
    あっけらかんとしそうになる現代若者ではあるが、
    今回は異世界転生しなかった。
    ある意味異世界転生=現世での活動を終了ということなので、
    そうじゃなくて安心だったけどね。


    その代わりに発生したのが「家族の異変」である。
    もう少し具体的に違和感内容を言おう。
    顔つきは何というか家族にいうのに適しているは分からないが
    みんな若干かわいく見えている。
    微量ではあるかもしれないが全員そうなのだ。
    そして会話。これは本当に変な話なのだが、
    「すごく小気味いい」のだ。
    私は三人兄弟で他に兄と弟がいるのだが、
    弟は兄にあまり勉強についてあまり質問したりしなかった。
    が、最近するようになった。
    そして弟が兄に「ITってなんの略だ?」と聞くと
    兄は目を背けた。そして弟は「目を背けるなよ」と言った。
    もしかしたら違和感を感じない人は感じないかもしれない。
    でもなんというか、小気味いい。
    あえて言うなら
    「元から決まっている台本があるコント」
    のようなテンポのよさがあった。いつもはそうじゃないのに。




    そしてもっと変なことが発生もしている。




    それは、実は
    「この変な感じが家族だけでなく近所や学校の同級生にまで発生している」ということだ。
    今まで静かな登下校の道では
    「布団かぶって登校しちゃダメかな?」
    「柄が入ってなきゃ……」みたいな、
    これまたテンポの良い面白くほのぼのとした話題が聞こえ、
    授業中に隣の席で寝そうになっている同級生の後ろの席の子が
    シャーペンで突っついたらシャー芯が刺さって血が出てたり、
    学食では箸の持ち方を教えながらめちゃめちゃ食う生徒に
    怒っている生徒を観ながら私は飯を食っていた。


    何を言っているか分からないとは思いますが、いつもと違う。
    平和ではあるがこの違和感がある日々を解決するために、
    とりあえず私は部屋を出て神社にお参りという神頼みをした。
    (ちなみにこの神社に行く間にも
    「神主の子供が受験に落ちた」という小気味いい会話を聞いた。)






    そして、夜。
    私の祈りが通じたのだろう。
    夢の中に神様が来てくれた。
    「あなたが神様ですか?」
    「いかにも。そなたの祈りを感じ取ったのでな。」
    「そうなんです。早く私の感じている違和感を解決してください!!」
    「いや、そのことなんじゃが……」
    神様は、あからさまに何かを言いよどんでいる。一体何なんだろうか。
    「実はな……この世界はそなたのいた世界ではない。」



    そなたのいた世界ではない。





    My世界 ≠ Now世界






    つまり、それは




    「異世界、てことですか?」




    「最近の子は話が早くて助かる。その通りじゃ。」
    なんということだ。まさかあの事故で実は異世界に来てたなんて。
    「異世界ってファンタジー以外にもあるんですね」
    「まぁ異世界ってだけで本当は色々あるからな。今回はそなたの来た異世界が元と近かくした世界だったというわけじゃ。」
    「なるほどぉ……」





    ………
    ……

    ん?




    「なんか変なこと言いました?」
    「言っとらん」
    「いや、言いましたよね?元と近かくした世界って」
    「それは言った」
    「『近い』ならまだしも『近くした』ってどういうことですか!?あんまり聞いたことありませんけど!?」
    「うーむ、やはり説明せねばならぬか……」
    そして神は説明を始めた。





    「そなたの理解している通り、異世界というのは存在する。しかも数々の異世界が。例えるなら本のような話じゃ。」
    「本?」
    「そう、本。そなたのいた世界のような場所が舞台の本もあるし、ファンタジーな世界の本もある。本と世界は似たようなものじゃ。」
    「はぁ……それでこの世界は何なんですか?」
    「うむ……まぁそのなんだ……」
    また言いよどんでいる。この世界にはそれほどの秘密があるのだろうか。






    「この世界は……同人誌なんじゃよ。」
    「……は?」
    「だからな、この世界はそなたの世界の同人誌みたいな世界。」
    「……???」
    「世界は本みたいなものだから、世界の同人誌みたいなものも存在するんじゃよ。」
    「そんな、馬鹿な……」
    「しかもただの同人誌ではない……」







    あずまんがパロ同人じゃ。」
    「……えっ」
    「あずまんがパロ。読んだことないのか、あずまんが大王?」
    「アズマンガダイオウ?」
    「よつばとは読んだことあるか?」
    「あっよつばとは知ってます。ダンボーの」
    「そう、それ。そのよつばとの作者が前に書いていた「あずまんが大王」という四コマ漫画のネタにそなたの世界のキャラを合わせただけの世界。これがこの異世界なんじゃよ。」
    「??????」
    「うむ、分からんじゃろうな。とりあえず、分かってほしいのはそなたの違和感の大抵はあずまんが大王のネタにそってこの世界が動いておるからなんじゃよ。」
    「はぁ……?まぁ最低限は分かったから良いんですけど、早く元の世界に戻してくださいよ!」
    そんな知らない四コマのレールに乗った人生は嫌だ。
    早く元の世界に戻って私の世界の平和で生きたい……


    「戻れぬ。」
    「えっ」
    「残念ながら戻れぬ。何故異世界に来てしまったかもよく分からんしな。」
    「そ、そんなぁ……そこを何とかしてくださいよ!」
    「まぁ、同人誌が続刊されなければ世界も停止するわけじゃし、それを待つしかないのぉ」
    「その同人誌システムもよくわかってないのに……」
    「まぁ、よいまた分かり次第夢に来よう。では、さらばじゃ」
    神様はそういって頭にアーモンド形状謎の謎の物体を二つ頭につけて空を飛んで行った。
    「そんな!待ってくださいよ~!!」






    私、これからどうなっちゃうの~~~~!!??



    異世界転生しようとしたら
    世界の様子がちょっとおかしくなってしまった件について









    改め










    異世界転生したと思ったら
    あずまんがパロだった件について大王





    「やっぱり、やなタイトルだな……」




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