安田回顧
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安田回顧

2020-06-09 08:19
    前半3fは34.2(12.1-10.9-11.2)というハイラップ。その後も11秒台を刻んだせいで、先行勢は直線半ばで一杯一杯だった。息を整えるハロンがなく、前潰れの展開。メイチであった(ノームコアを1秒5F追走、0.6秒先着という超抜の調教だった)ろう、ダノンキングリーは能力をここでも示すことができなかった。無念。グランアレグリアは中団にかまえてしっかりと差し切り。アーモンドアイに2馬身差を付けての勝利だった。宮杯では素晴らしい末脚を見せていたので、これはまぐれではないだろう。池添jとも相性は良さそうだ。

    3着のインディチャンプは、内側の傷んだ馬場で構想を見せた唯一の先行勢であり、これまでのレースで最も強く見えた。持久戦になれば面白そうだ。ステゴ産駒にも関わらず1800mになるだけでまったくダメだが、スプリント能力は高いので、1200mなども面白そう。4着のノームコアはもともとの能力もそうだが、横山典jが展開を決め打ちして臨んだところが大きかった。最後は外に持ち出して、良い馬場で弾けた。府中では本当に強い。2000mなど距離延長も歓迎ではないか、と思う。少なくとも宮杯に出す馬ではないことが分かった。

    もう一頭は5着のケイアイノーテックだ。後方から構えて、直線はぐんぐん伸びていったが、残り300mあたりから伸びを欠いた。惜しかったが、これはスプリントレースでの期待が膨らむ。宮杯、スプリンターズSで見たい。

    7着と初の掲示板以下の着順となったダノンキングリーは、展開もあるが、直線では弾けなかった。やや中途半端な騎乗にもなってしまったが、復帰3週目の戸崎jには重荷すぎただろう。毎日王冠や調教を見るに、後方からの競馬に切り替えるぐらいの脚質変更を行わないと、彼の持ち味はいかされないだろう。そして、何度も述べてきたとおり、彼はマイルレースには向いていない、2000-2400の中距離レースだ。今まで馬券内以外だったのは、重賞では2019MCSと今回の安田記念である。やはり、2000-2400のG1レース、例えば、天皇賞秋、ジャパンC、小回りならば、有馬記念も視野に入れていい、と思っている。3歳秋にMCSしか出せなかったのがとても惜しい。状態面の考慮はあれど、有馬記念、もしくはジャパンCのどちらかには出さなかったことで彼の適正距離がわからない。とにかく、2回のマイル挑戦で結果が出なかった以上、これ以降にマイルに出す理屈は今の所ない。まともなレース選択をして欲しい。

    池添jは途中、跳ね上がった芝の塊が顔面を直撃したため、インタビューでは目元にアザができていた。そうとは思えぬ、騎乗姿勢のブレなさには驚くばかりだ。アーモンドアイは破れたが、今の東京競馬場はとてもおかしい馬場状況(こんな馬場状況はみたことがない、アブノーマルとしか言いようがない。異常だ)で、ジョッキーも対応に困っているように思う。馬場や展開読みができないジョッキーでは、勝てないだろう。その一方で、馬場造園課はあるていどの安定した馬場づくりに尽力していただきたい。競馬ファンが求めているものは、レコードではなく、激戦であり、馬の能力が発揮される馬場である。
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